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【欧米式子育て】日本とオーストラリア子育て5つの違いとは?

日本とオーストラリアの子育ての違いは何と言っても、個人主義の考え方の違いではないかと思います。日本では、個人主義というとどうしても、「利己主義」や「自分勝手」などと思われてしまいがちですが、本当の個人主義はちょっと違います。

欧米の「個人主義」思想とは

欧米での個人主義というのは、自己の尊厳をどんなに小さくてもきちんと守って行くということです。親であろうとなんであろうと、その子供が持って生まれた素質や資質に対して、尊重するということです。ですから、しつけ以外のことで、必要以上に親の考えや行動を押し付けたりしません。まあ、例外もあるとは思いますが、私が18年間暮らし、こちらの学校で見てきた限りで言わせてもらうならば、ほとんどの親御さんが子供たちの意思を尊重しているということ。けれども、きちんとしたルールの中でしつけをしています。

ウチの主人も、「本人次第だね」とよく2人の息子の将来についてよく言います。

「自分たちの仕事はきちんと教育を受けされること、マナーを教えること」あとは彼ら次第、だと言います。これは決して、「自分勝手」を推奨しているわけではないですし、「利己主義」で周りを省みるなということでもないです。

これは、本人達の自由な思想や生き方を尊重する、1人の人間として、尊重しようということなのです。

そして、それはもう生まれたときから始まっています。

欧米式の子育て法

 1) 赤ちゃんの頃から別の部屋で寝る

生後3ヶ月くらいまでは、授乳が3時間おきだったりするので両親と同じ部屋に寝ていることが多いですが、ある程度落ち着いてくると、子供部屋に移ります。ウチの長男の時は、住んでいたアパートがワンルームということで仕方がなく一緒の部屋でしたが、8ヶ月の時にふた部屋ある今の家に引っ越して来ました。それからがちょっと大変でしたねぇ。1人で寝るのに慣れていない息子は、1時間おきに起きて泣き叫ぶ。もう、親は全然眠れないと言う、拷問のよう。

それで、こちらの地域にある児童相談所というかヘルスケアーセンターのようなところに相談に行ったところ、寝付きの悪い赤ちゃん専門のスペシャリストを紹介してもらいました。このスペシャリストの推奨する方法が、コントロール・クライングといって、俗にいう「寝るまで泣かす」というもの。ただ、放っておくだけじゃないんですが、5分、10分、15分、20分、そしてまた5分、10分、15分、20分と繰り返します。そのたびに様子を見て、「おやすみの時間よ」と言って寝るまで続ける方法なんですが、うちの子は4時間ぶっ続けで泣いてました。最後には声が枯れてました。

いちおう、電話でモニタリングしてもらっていたんですが、担当の人も「精神的にも肉体的にも強い子ねぇ」と感心していましたよ。それでも、2度目は早めに寝つき、数日で夜起きても、1人で寝るようになりましたから、親としては楽になりましたけれど、大泣きしている子供をほっておくというのは、普通の状態の母性本能に反しているので、ものすごく辛かったです。

できれば抱っこして寝かしてあげたかったけれど、実は、抱っこしすぎで腰を悪くしてしまったんですね・・・・。もう、2度とごめんと思いっていたら、次男の時は、全く大丈夫で、夜泣きもなし、授乳も乳が張るので起こしたくらいで、長男とは正反対。実際、性格も正反対なんですが。

2) お風呂も親とは入らない

基本的にお風呂も親とは入りません。私は湯船が大好きなので(日本人ですからね)、バスを使う時に子供達が便乗して入って来ますが、主人は一緒にシャワーを浴びたりということは滅多にありませんね。ただ、ビーチに行ったり、雨に降られてビショビショになったりなど、特別な時を除いて、多分、本当に1度か2度程度じゃないでしょうか、それもシャワーだけ。それに、主人はバスタブが苦手。日本では、お風呂はお父さんのお仕事なんていうのもあって、微笑ましいですが。

3) 家事や家の仕事を手伝う

こちらの多くの家庭では母親が強いです。そして母親のいうことを良く聞いてお手伝いをさせます。

ウチの義理の両親のところもお母さんが強いですね。そして、主人はお母さんを敬うようにしつけられて来たようで、ウチの息子達も特に私に対しての言葉使いや態度が悪いとものすごく叱られています。しかし、家庭内での旦那による暴力だとか、やはりそれぞれの家庭差があると思うので、ここでは理想論、一般論、そして私個人の家庭での話としておきましょう。

4) 小遣いは自分で管理

だいたい、小学校の高学年くらいなると自分の年齢くらいの小遣いが一週間ごとに貰えるようになります。

家庭にもよりますが、私が小学校のお母さん達にリサーチした時にはこんな感じでした。そして、それを自分で管理させる。まあ、好きに使わせるということなんですが、これによって自己管理をさせる・・・。

とはいうものの、現在、高校1年の長男は昔から渡したら全て使う。自己管理なんて、とんでもない。これも性格だと主人は言いますし、「ほっておけ、そのうち痛い目に合うから」なんて言います、はい、ここでも「個人主義」の尊重です。

5) 自立心を養う

こちらではとにかく、「どうすればいいと思う?」だとか、「どうしたい?」などと良く子供に選択させます。そして、その選択させたことに責任を持たせます。失敗しても「自分で選んだことだから」と失敗から学ばせます。親から見れば、「ああ、こりゃダメだ」と思うことでもワザと何も言わずにやらせることの方が多いです。わたしは時々、手を出して主人に止められるんですが・・・これは、もう、小さい頃からです。

そして、褒める。何か成功した時、やり遂げた時はちゃんと褒めてあげます。I’m so proud of you 「誇りの思うよ」と、ちゃんといいますね。日本語ではちょっと恥ずかしいですが、まあ、「偉い、すごいじゃないか!」っていう感じのニュアンスですね。

まとめ 

なんとなく、はじめにご説明した「個人主義」の本当の意味がわかっていただけたでしょうか?個人主義とは、自分さえ良けれいいということではなく、個人の自由と尊厳を尊重することなんです。日本は、もともと地域社会、コミュニティーが生活の基準になっていますから、どうしても調和や周りとの融合に重点を置いてしまいがちです。そうするとどうしても「個人」という「個」は必要なくなってくる、あるいは重要視されなくなってしまうように思います。

学校でも、他との協調性や順応性が優れている方が良しとされますし、学校側から見てもやりやすいでしょう。けれども、現代社会のようにいろんなものが氾濫し、多種多様になって、「人と違っていてもいいんだ」という情報も多い中では、もうマニュアル的な地域社会はすでに収拾がつかない状態になってしまっているのではないでしょうか?

それを、無理やり昔のように一つの形にしようとするから、歪みが生まれて子供も大人も心が疲れてしまう。だから、できれば人とは関わりたくない・・・そんな形に心を閉ざしてしまうのもよくわかります。私自身、ラッキーなことに両親が結構、自分で考えなさいというタイプ(仕事が忙しかったので、自分でやらなくてはいけなかった)だったので、自立心だけは旺盛に育ちました。ですから、主人言っていることもよく理解できます。日本のでの子育ては多分、私には辛かったかもしれません、私が日本で辛かったように。

 

 

 

Sakura
2000年からオーストラリア在住。シドニー某大学の修士課程卒業。『海外在住引きこもり主婦』のアーティスト兼ブロガー。専門は銅版画ですが、油絵もやります。海外生活事情や文化などを中心に書いてます。
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