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オーストラリアのユーカリの木が自然発火で山火事は常識という事実

オーストラリアはとっても広い国です。もう、びっくりこくくらいデカイ国で、大陸です。そして、気候も熱帯雨林から乾燥している砂漠気候まで様々。

ですが、実際には非常に乾燥している国なんです。真ん中のウルルがある所は、全くの砂漠。この辺をドライブする人は、約40L程度の水を持参してからロングドライブするようにという忠告もあるし、実はドライブ中にエンコして死亡するという事故も多いんです。

昔、私の友人のご両親も50年くらい前に、アリススプリングスからダーウィンに向かう途中でエンコして、3日間、誰も通らず、水もなくなり、死を覚悟して遺書を書いていたらレンジャーが通りかかり、奇跡的に助かったという経験があるそうです。

まあ、この辺りの砂漠は燃えるような木もないからいいんですが、問題は熱帯雨林よりも下の気候の地域、ほとんどのオーストラリアでは山火事が毎年の危険な現象なんです。

しかし、今年(2019年)は本当にひどい。私が移住してから20年になりますが、ここまでひどいのは初めて。実際にcatastrophic alartが発令されたの初めてじゃないかと思いますが、いつ火災が起きてもおかしくないと言う警報で、約300校近い学校が休校になっています。

実際に、AU夫の職場の同僚が国立公園近くに住んでいて、家族がいないためにウチに避難すると言う状況になっています。。。。

そして夏はまだ始まったばかり・・・どうするんだろう、これからもっと暑くなると言うのに。雨が本当にふらない、ずっと雨がないのでこれは本当にまずいですわ。

 

どこにでもあるユーカリの木は自然発火する

オーストラリアに住んでみるとわかるんですけど、ダーウィンやケアンズなどの熱帯雨林地域は別としても、ほとんどの地域は乾燥しています。そして、何処にでも自生しているユーカリの木。この木がかなりの曲者なんですわ・・・。

この木の葉っぱを手にとって、くちゃくちゃっと丸めるとほんのりとユーカリの匂いがするので、私は好きなんですが、この木の葉っぱ、大量のユーカリ油を含んでいて太陽の熱により自然発火するんです。

そして、このユーカリの木は何処にでも生えている。まあ、公園とか市街地にあるものは問題ないんですが、これがBush、森林地域になると山火事の原因になる。

しかし、この山火事はオーストラリアではもう何千年も前からあった自然の摂理でもあります。要するに、非常に貧弱な乾燥した土地のため、自然が勝手に焼畑農業というか、焼畑をやって栄養を循環させていくという優れた自然再生のメカニズムなわけです。

が、人間が住むようになってこのオーストラリアの自然の焼畑農業的?な摂理もまた災害となってしまうわけです。実際に、田舎の方に住んでいる方々にとってはもう、夏になるとこれはもう生命に関わる災害です。

そして、毎年同じところは基本的に燃えません。大体、10年単位ぐらいで燃えるところが変わってくるようですから、去年燃えたところは今年は燃えないのであまり心配はないものの、今年は特に雨が少ないし、乾燥しているから本当にやばい・・・。

 

 

過去にも大きなBush fire被害

ちょっと調べてみたら、もう10年も前の話になるんだなぁ・・・と、思ったんですが、2009年、ビクトリア州、メルボルン郊外で起きた森林火災は、2月7日から3月14日にかけて同時に多発的に発生した大規模な山火事で、この火災は、4500km²以上が焼失して、173人が死亡、400人以上が負傷したと言います。この山火事をBlack Saturday Bushfiresと呼ぶんですけど、この山火事は本当に酷かったんです。

当然ながら、オーストラリア中のニュースになるし、各州からもファイアーファイターが集められて、必死の消化活動が行われましたが、本当に火の回りが早くて逃げ遅れる人も多かったそうです。

そして、毎年のようにNSW州でも森林あたりを中心に小規模ではありますが、山火事があります。Blue monutainsという、森林はユーカリから出る油で遠くから見るとブルーに見えることから、ブルー・マウンテンズと名付けられているという次第。

そして、数年前にもこのブルー・マウンテンズでも山火事がありました。友人もシドニー市内まで避難したこともあったそうですから、雨が少なく、高温になるとみんなビクビクするんです。いつ、自然発火してもおかしくないという地域。まあ、確かに綺麗なところだし、シドニーから電車で2時間(2時間通勤はどうかと思うが)、シドニーからブルーマウンテンに移住する友人も多い、避暑地ではあります。

 

真夏の豪州のブッシュ・キャンプは要注意

それから、オーストラリアはキャンプにもってこいの国で国立公園はたくさんあるし、国立のキャンプ場もたくさんあります。

でも、真夏にブルーマウンテンズにキャンプはいけないなぁ・・・いつ、自然発火してもおかしくないので、オーストラリア人の夫は、

「キャンプに行くなら、ビーチだよ。山はだめ!」とはっきり断られちゃいます。

まあ、どこの森林部や国立公園でもこの時期は火を使う(焚き火)のを禁止しているので、キャンプに行っても火が使えなかったりするし、本当に暑いのでちょっと無理ではありますが。

ほんと、マジ暑いから真夏のキャンプはお勧めしません。

それでも、たまに真冬でも暖かくて、雨の少ない時期にはいきなり発火することもあるので、最近の地球温暖化で予測がつかない場合もある。。。。

冒頭でも触れましたけど、実際にSydneyの近郊でも国立公園があったりするので、この上ない乾燥状態でどこにでも生えているユーカリの葉っぱから自然発火するのですから、ラジオでも緊急を要する場合はすぐに避難するように、救援がこない場合もあるので出来るだけ自主的に避難してくださいとは言っていますが、本当に火の回りが早く、今日は特に風が強い。

火の回りは30Kmまで飛ぶと言われているので、いきなり30km離れたところからも火が移る可能性があるとのこと。。。。

さて、ウチにいるお姉ちゃんはどうするべーか。彼女はイギリス出身だから、家族はみんなイギリスにいるそうだし、私はイギリスに夏が終わるまで帰ったらどうかとは言ってみた(現在無職だしね)が、仕事を探したいし、家を開けるのは心配だと言うし・・・・。

本当、どうするんだろうか?彼女の家の周辺が森林火災にあったのは30年前だから、確かにそろそろやばい頃だと思うが。

 

まとめ

とにかく、本当に大変なんです。

ここ数日前までも、シドニーの都心でも山火事の煙が流れてきていて、窓を開けると非常に煙臭い日々が続いていました。ちょっと、雨が降ったけど、またもや晴天。

そして、シドニー市内も節水条例が出されました。ホースで車を洗うのは禁止、時間帯を決めて庭の水やり、不必要なコンクリやタイル張りの庭に水を撒くのも禁止。というような感じでお触れた出ました。

また、オーストラリアのLandlineという農業や酪農を中心とした田舎の方の出来事を伝える番組(毎週日曜日、ABC放送局で放送中)を毎週日曜日にAU夫の実家で見るんですけど、必ずと言っていいほど、干ばつに対しての情報が取り上げられます。

QLD州やNSW州の田舎の方、地方は非常に干ばつの被害がひどく、今年は特に酷いらしくてこのままで行くとクリスマスの頃には水がなくなるとのこと。

昨日のラジオニュースでも、ペットボトルに入った水のチャリティーや寄付を募集するという情報も流れていて、実は在豪20年ですけどここまで酷い水不足はなかったような気がします。

シドニーはdesalination plantと言って、海水から塩分を除去して真水に変えるというシステムを導入していますから、安心なんですが、他の地域はまだダムや川の水から飲料水を取っているのがほどんどで、そこが干上がってきているという状況のようです。

実際に、じわじわと地球温暖化の影響が出ていますよね。地球温暖化が進むと気候環境が非常に顕著に現れると言われています。例えば、オーストラリアのように乾燥している国でももっと乾燥して、干ばつがあり、雨がひどくなると洪水が起きるくらい酷い雨が降ったり。

それから台風。海水の温度が上がると台風が発生しやすくなり、大型になると言われているので、ほら、日本もまた大きな台風がの発生と被害が。。。。

人はグレタのことを誰かに操られているとか、なんとか言ってますけどね、科学者たちは本当に警告しているんですよ、何年も前から。知らないのは、ニュースを見ない人達やニュースを報道しない国にいるからであって、オーストラリアや他の先進国(アメリカもちょっとあてにならん)では結構、メディアでは流れてきています。

しかしながら、残念なことにオーストラリアの現政権は鉱山会社との癒着があるために地球温暖化に関しては否定的ですし、また新しく鉱山を発掘する契約を交わしています。私達もデモをやってりしていますが、教養のないバカばっかの国民のため前回の選挙では政権を覆すことができませんでした。

まあ、ほとんどいま干ばつで苦しんでいる地域の人達が現政権を支持しているので、自業自得とは思うのですが、そうでない人もいるのでその方々はかわいそうだなぁと思ってますが。。。。もう少し、目を開いて耳をそばだてて欲しい。

この地球の悲鳴が聞けえるだろう??

 

 

 

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Sakura
2000年からオーストラリア在住。シドニー某大学の修士課程卒業。『海外在住引きこもり主婦』のアーティスト兼ブロガー。専門は銅版画ですが、油絵もやります。海外生活事情や文化などを中心に書いてます。
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