ゴーン被告の逃亡の真実とまとめ:日本の司法関係者の国際的な認識不足が盲点?

正月早々、日本中の人をびっくり、いや世界の人もちょっとびっくりしている話題といえば、ゴーン被告の海外逃亡。まるでスパイ映画の方な感じで思えるのではないでしょうか?基本的に、日本は多重国籍を認めていないので、実際的にパスポートが何個もあるというのは非常に不思議に思えるのかもしれませんが。

また、ゴーン氏の逃亡後の記者会見は予想通りの感じでしたし。

しかし、まあここでこれまでの経歴をちょっと振り返って見たいと思います。

事件の発端

このゴーン被告は日産自動車の元会長ですが、金融商品取引法違反などの罪で起訴。そして昨年3月に保釈補償金を10億円を払い、逮捕から108日という長い拘留から保釈されましたが、翌月の4月には会社法違反の疑いで再逮捕。そしてこの時もまた保釈金補償金を5億円納付して保釈。

そして、初公判は今年の4月に予定されていた・・・。

まあ、当然のことながら、保釈中は色々な制限があり、もちろん海外への渡航だって禁止されていたし、3つあるパスポートだって弁護士事務所に預けてあったという。

だが、ゴーン被告はレバノンに逃亡。この時、彼はこの逃亡劇について、日本政府や関係各位からの「不公平と政治的迫害」から逃れるためだったと説明しているんですね。そして、彼の主任弁護士もまた全く状況を把握していなかったようで、その旨をメディア関係者に述べています。

でも、実は私達夫婦はそんなに驚かなかったんですわ。というのも、まあ、なんだろう、他の国でもあり得るから。それが日本だったから大騒ぎになるんだけども、まあ、あり得る。特に、ブラジルとレバノンのパスポートと聞いたら、事情通な人間なら、「あら〜、まあね」という風に受け取るだろう。

まあ、いいや。

話に戻りますが、本当にどうやって日本からレバノンに逃亡したのか?

 

楽器ケースに隠れての出国は嘘?

まず楽器ケースに隠れて出国したという報道。うわ〜。これだって自分一人では出来ませんからね、基本的に大掛かりな逃亡計画があったっぽいですよね。

そして、レバノンのテレビでは、ゴーン被告は、保釈時に住居としていた東京都内の自宅から、楽団員になりすました準軍事的組織の協力によって出国したと報道しています。この楽団員はゴーン被告の自宅で演奏した後、楽器ケースにゴーン被告が隠れていてそのまま地方の空港から出国されたとされてます。

チェロだよね?チェロ・・・。

そして、その地方空港からはプライベートジェット機でトルコに入り、レバノン入りしたそうですが、この話はソーシャルメディアによって、世界中に広まったんです(私もTwitterで読みましたよ)。

そして、新しい情報としてこんなツイートも発見。

実際には3ヶ月前から計画されていて、元グリーンベレーやその他のプロが介入して、新幹線やタクシーなども使った大胆な犯行だったという話。そして、関空のPJ機ターミナルは実際にも大型の荷物が検査機に入らないということも把握していて決行したという。逃走費用も20億円と言われているし、凄い、多分、これはドキュメンタリー映画になるね。

なぜ逃亡先がレバノンなのか?

ゴーン被告は、もともと両親がレバノン出身で、彼はレバノンで育った経歴があり、レバノン国内にも自宅があり、ワイナリーも所有しています。また、彼はレバノンではもっと成功したビジネスマンとしての評判が高く、切手にまでなったと言いますから、国民的な人気も高いといえます。

また、レバノンの外務省は、彼が2018年11月に金融商品取引法違反容疑で逮捕された時に「苦境にある彼が公正な裁判を受けられるよう力を尽くす」というような声明を出すなどして支援する姿勢を示していました。

パスポートはどれを使ったのか?

では、ゴーン被告はレバノン入国時にどのパスポートを使ったのか?冒頭にも書いたように、彼はフランス、レバノン、ブラジルの3つのパスポートがあるが、彼の日本の弁護士がこの3つのパスポートは預かったままだった。

実際にはレバノン政府が発行した外交用のパスポートを持っていた可能性もあるという説もあるし、他のメディアでは偽造パスポートを使ったのではないかという説もある・・・

(めちゃくちゃやなぁ。。。)

ここで新たな情報として、朝日新聞はゴーン被告が日産の役職を解かれた時、日本の在留資格の証明書を失ったために、入管法の規定でパスポートの携帯義務があることにより、弁護団が保釈条件の変更を請求したとされています。

そして、東京地裁は昨年5月に、鍵付きの透明ケースフランス旅券1通を入れて、このパスポートの携帯をゴーン被告に認めたという事実が出てきました。そして、これはダイヤル式ロックで、この鍵の番号は彼の弁護団が管理していたので、ゴーン被告は知らなかったという。

(知らなくても、叩き割れば使えるわよねぇ・・・ガキじゃないんだから、ダメだよ、壊したり、開けたりしたら!なんて、言う事聞くわけないじゃんね)

と言うわけで、彼はフランスのパスポートを使ったと言う事何でしょうか?

いや、実際にはフランス政府では彼がフランスのパスポートを使ったと言う形跡はないと言う内容の証言もあるし・・・一体、どのパスポートを使ったのか、或いは全く使わないでレバノンに入国したのか?

本当に妻は関与していないのか?

複数報道によると、ゴーン被告を自宅からこっそり連れ出す際に民間警備会社が協力していたといいますし、また、彼が乗っていたジェット機の操縦士は彼が搭乗していることは知らなかったと言われています。

しかし、ゴーン被告の妻のキャロルさんはのちに楽器ケースに隠れたのはフィクションですと言っていますが、実際に彼がどのように国外逃亡したのかについては発言を拒否しています。

ですが、米国のメディアでは彼の海外逃亡は慎重に計画されてもので、彼の妻であるキャロル氏もベイルート出身であることから言ってもこの逃亡劇に関与しているだろうと報じてます。しかし、ゴーン被告は彼の妻や彼の家族は一切関知していないという表明も行なっています。

(いや〜、否定していたって、そりゃ、妻としては当然ながら夫を助けるでしょうよ。私だって命を張って、体を張っても豪旦那を助けますわよ。)

 

日本の検察の苦肉の策について、キャロル氏は?

そして、1月7日にはゴーン被告の妻であるキャロル氏にも偽証容疑で逮捕状を取ったということですが、彼女は仏大衆紙パリジャンの取材に応じていて、夫の逃亡には関わっていないと明言しています。

彼女はこのインタビューで、昨年12月29日から30日のゴーン被告が秘かに出国したことについて、逃自分は何も知らなかったと答えています。そして、ベイルートで子供達と一緒に過ごす予定だであったところに『あなたを喜ばせる知らせがあるよ』と言われたそうです。

また、彼女は、「裁判が長く延期されて、彼の人間性を奪おうという意図があり、彼(ゴーン被告)は権利を剥奪された状況で拘束されていた」と話し、そう言った状況の中で、国外逃亡は彼にとって残された唯一の方法だったと言う事を述べています。

そして、彼女の夫についての無罪を主張、やってもいない事について認めるわけにはいかないし、一連の逮捕についての容疑はルノーと日産の間の陰謀であると訴えています。

参考:Reruters UK

ゴーン容疑者の無実とする国際的な見解は?

実は、Twitterや様々なメディアの統計によると、ゴーン容疑者を保護する見方が諸外国では圧倒的に多く、日本の検察側や政府関係者、日産側のゴーン容疑者を葬り去るための陰謀だとする説が多くあります。

そして、こちらの記事なんですけど、Facebookのお友達のFeedから見つけました。

» 「ゴーン無罪」の理由~古巣批判の元特捜検事「郷原信郎」vs.会計士界のレジェンド「細野祐二」2万字対談

まあ、私も実際に記事を読んでみたんですけど、すごく分かり易い。いや、本当に単純に考えて、彼は報酬をもらってないんだよね??で、なぜ逮捕?

そりゃ、あなた、公平な裁判を求めて国外逃亡し、諸外国に助けを求めるのは当然でしょうと思うのは、私だけではないと思いますが。

また、米フォックスビジネスに対して、彼はこの事件はルノーとの合弁を考えていたゴーン被告を日産から追い出すクーデターだと主張、その証拠となる文章や関与した日本政府関係者の実名を8日に予定している記者会見で明らかにするということですが(参照:時事ドットコムニュー

8日の会見では当然、無実を主張しクーデターと示唆

また、彼はこの事件はルノーとの合弁を考えていたゴーン被告を日産から追い出すクーデターだと主張、その証拠となる文章や関与した日本政府関係者の実名を8日に行われた記者会見で明らかにしました。

この会見では、彼自身を日産企業から追放した人物として、日産の経営側の6人を名指し、予想通り彼の逮捕は日本の検察と日産に仕組まれたものと主張しました。しかし、日本の政府関係者のことについては、『レバノン政府のため』と言う理由によりには具体的には触れておりません。

ゴーン氏が記者会見で触れた人物の名前は、西川広人前社長、前副社長の川口均氏、前監査役の今津英敏氏、社外取締役の豊田正和氏の名前を挙げていますし、この豊田氏は日本の当局とつながっていたと主張、また、この一連の事件についても

『検察と日産の共謀が見えていなかったのは日本国民だけだ』と指摘していました。

しかしながら、これは予想通りの主張で、日本のメディアは日本当局側寄りの主張を報道するだけで、実は海外のメディア、或いは情報通である専門家からは『ゴーン氏は日産に嵌められた』と言う見方の方が強いわけですが。

今後、ゴーン被告は逃げ切れるのか?

さて、今後の彼の逃亡劇ですが、基本的に日本とレバノンは犯罪取引条約を結んでいません・・・と言うか、ほとんどの国と日本は結んでいないので、犯罪者や’容疑者が国外逃亡してもその国が拒否すれば引き渡して貰えないと言うことになります。しかし、

レバノン政府はレバノン政府は2日、国際刑事警察機構(ICPO、インターポール)から、日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告(65)に対する国際逮捕手配書に相当する「赤手配書」を受け取ったと明らかにした。

引用元:BBC News Japan

ゴーン被告が日本からレバノンに逃亡した理由として、人権的な部分での不当な扱いがあった事、また彼の奥さんであるキャロルさんもまた日本当局の扱いについては不満をかなり漏らしていましたし。

また、

米紙ウォール・ストリートジャーナルによると、ゴーン前会長は「より友好的な法的環境」があるレバノンで裁判を受けることを模索。ゴーン前会長の支援者は、レバノンの法律の下で、日本とレバノンの検察が協力して裁判をすることができると考えているという。【ニューヨーク隅俊之】

引用元:毎日新聞

しかしながら、今後の展開としては日本とレバノンの検察側との間での交渉、或いは国家間の交渉になるでしょうが、実質的にはレバノン政府がゴーン氏の受け渡しを拒否している時点で、日本国警察や検察側ががレバノンに行き彼を強制的に連行する事は法律的に許されていない訳です。

これからの状況として、国家間の交渉になる、イコール、日本の検察側の手腕が問われる?ことになるのでしょうね。

まとめ

しかしながら、このゴーン氏の事件が日本の司法当局と人権問題に関わる闇の問題であることよりも、世論的には『パスポートが何個もあるというのはおかしい!』というのをSNSで見かけますが、実際には日本のように多重国籍を認めていない国は少数なんですよ。欧米諸国では多重国籍は当たり前にあり、もっと言えば、他国の人間は市民権や国籍を多くとった方が得だと考える人が多いんです。

そして、私の友人にも何人か3つ持ってる人がいます。

1つ目:自分が生まれて国のパスポート

2つ目:母親の生まれた国のパスポート

3つ目:父親の生まれた国のパスポート

それに加えて、仕事で永住権を取り、そのまま国籍も取れるということもあり得るので4つとかある人もいるかも知れませんよね。

まあ、私達夫婦が話していたのは、彼の無実云々よりも日本当局の甘さにびっくらこいた、という感じでしょうか。それに彼の身元を保証するパスポートを渡すなんて・・・鍵がかかっているからって、壊せばいいやん。

まあ、そういう意味でもこの事件、日本の司法当局の国際感覚の甘さというか、ゴーン氏を舐めておった。という感じがものすごくしますね。実際、ズレてると思うわ、いろんな事が。

日本人の感覚だったら、逮捕されて大人しくなる方々が多いでしょうけど、これはこのゴーン氏の件だけではなく、法律のあり方や人権のあり方や、正当性についての日本と諸外国の感覚の差、価値観や考え方についてのズレを感じます。

また彼が主張している、ルノーとの合併を拒んだ日産側のクーデターという話についても、本当に事実がそうであるならば、あまりにも敵に回した相手が悪かったんじゃないかと思います。本当に彼が主張している通り、これはでっち上げであり、彼を嵌めたとするならば、世界的にも有名な実業家であり、ビジネスマンであった人物を舐めていたんとちゃうん?という気がしますね。

そして、あくまでもですが、彼の主張が正しければ、これは司法と行政と政治が深く絡んだ泥沼という日本の実態を晒すことになる事件であり、世界的に見ても日本の評価は非常にマズイ状況になるでしょうね。

まあ、実際、まんまと国外に逃亡させてしまった時点で日本は赤っ恥をかかされたとする意見も多数SNSで見られますから。

また、米国の9日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは社説で『不思議の国の日本』と不思議の国のアリスに引っ掛けていってますし。色んな意味で、日本の評価というか日本の実態についてはどうも国内での意識と日本国外での意識は違うのではないかと思えてきますね(何時ものことですが)。

特に、彼についての報道は全て、海外から入ってくるものというのにどのような理由があるか、考えてみたほうが良いのでは??

まあ、個人的にどうなることか楽しみなので、調べてまとめてみました。

ああ、そうだ。彼が払った15億円は当然ながら没収だそうですよ。。。。

しかし、まあ、本当にある所にはあるのね〜。