子供を支配する毒親を捨てても、あなたは何も悪くない!あなたの人生はあなたのもの

 

ここ数年なんですが、ネットで「毒親」とか、モンスター・ペアレントとか、新しい日本語を見かけることが多くなりましたけど、これはいいことかもしれない、なんて思っています。

日本はもともと「家族」という単位や血族意識の高い民族で、昔から子供は親を養う者という意識が強く、こういった状況が常識になっています。そして大昔では、親のために娘が売られたり、親を養うために奉公に出されるということも多く、当たり前な社会であった時期もありました。

私は、2000年にオーストラリア人と結婚のためにオーストラリアに移住しましたが、彼と出会う以前から日本を出ようと思っていて、がむしゃらに働いていました。ですから、彼との結婚が理由で海外移住を決めたわけではなく、本当の理由は、私を「支配する親と別れるため」でした。

本当に日本を離れようと思った時期には、当然ながら「親を捨てる」という罪悪感もありましたし、また母親本人からの「お前は、母親を捨てるのか!」という罵倒もありましたから、決して「嬉しい、楽しい、わ〜い、わ〜い、オーストラリア移住!」なんて、小躍りするようなものでもなかったんです。

ということで、今回はそんな「子供を支配する毒親から解放される」ことについて書いてみたいと思います。

 

なぜ親は、簡単に子供を支配できるのか?

まず、この記事の冒頭にも書きましたが、日本という国は「親」に対して無条件に敬意を払う、敬うという考え方を持っています。もちろん、他の国だって当たり前のようにありますが、キリスト教圏の国では子供は「神の子」という考え方もあるので、日本とはちょっと意識が薄い場合があります。

しかし、人間の本能として、特に「母親」は絶対的な存在であり、幼い子供は無条件に母親に対して愛情を持ちますし、当然ながら、幼い頃は親がいなければ生きていけないわけです。子供にしてみれば、親から「愛されたい」し、親がいなければ死活問題にもなるわけですから、親はいともたやすく、子供を支配できてしまいます。

そして、不幸なことに子供は奴隷と化してもそれを当然と思うこともあって、これは、人間の本能として当たり前のことと言わざる得ない場合もあります。

 

子供を支配する毒親の特徴とは?

まあ、私の場合もそうだったんですが、こういった自分の親が原因で精神的にも不安定になったり、そして自分が幸せになれないのは親の所為だということを認識するまでに、結構時間がかかります。

それは上記に挙げた、親と子供の本能的な関係にあるんですが、なかなか「自分の親」を否定的にはみれないということなんです。しかし、私の場合は、精神科の、それも児童福祉専門の先生と仕事を通して知り合いになったことから、カウンセリングを受けてやっと自覚した・・・という感じでした。

そう簡単にこの親子関係というのは断ち切れるものではないんです。人間の親に対する子どもの本能と拮抗するのですから、自分の親を客観的にみて判断することが必要です。

質問;「あなたの親が自分の友達だったら、あなたは付き合いますか?」

もしも、あなたの親がクラスメートの中にいたら、ああいう人間と仲良くできますか?

人として尊敬できるでしょうか?

そして、大切なのは自分の親を客観的に分析してみることです。

では、具体的にどんな毒親がいるんでしょうか・・・。

 

1. 子供をコントロールしようとする親

「あなたのためを思っているのよ」

「お母さんの言うことを聞いていれば、間違いはないんだから」

こんなことを言われたことはありませんか?

私は、何十回となく言われました。そう、子供本人の希望や、価値観、または自我を尊重せず、自分の価値観を押し付ける親です。まあ、基本的に本当にそう思っているのでしょうし、無自覚の場合がほとんどだと思います。

が、それは親自身の価値観や考えであって、子供はそれぞれに自我や個と言うものがあるので、必ずしも同じ決断を下すとは言えないわけです。そして、失敗や挫折を経験してこそ、人間として成長するわけですから、間違っているだろうと思っても、敢えて「崖から突き落とす」くらいの包容力があってしかるべきだと思います。

まあ、親ですから、出来れば順風満帆に人生を歩んでいってほしいと思うのは当然なんですけど。

しかし、ここでの毒親というのは、自分が全て正しいと思っている場合がほとんどで、子供の話なんてこれっぽちも聞く耳を持たないというところもあります。

 

2. 嘘をつき、自分をいつも正当化する親

「嘘つきは泥棒の始まり」と、昔の人はよく言ったものですが、嘘は良くないです。

特に、親密な関係にある家族内での嘘は、思いの外、子供の心に重くのしかかります。そして、嘘を咎められてもそれに対して、ものすごいわけのわからない理由をつけて正当化することもしばしば。

小さい頃ならばまだしも、ある程度の年齢なると子供だってバカじゃないんだから、「ちょっと、おかしくない?」と思い始めます。そして、その嘘を咎めると、

「親に対して、なんていう口の利き方をするんだ!」

と、逆ギレする親もいます(これ、私の母親です)。思い当たる人もいるはず・・・・。

 

3. 過剰に干渉する親

これは、子供に異常に依存している状態なのだと思いますが、どこに行くのか、誰と会うのかなど、様々なことを聞いてきます。そして、いつも同じことを言います・・・

「心配しているのよ」

まあ、確かに心配しているのでしょうが、特に、毒親にとっては子供を信頼できないと言うことが根底にある場合もあります。

ある程度の大人になれば、それなりに個人的な付き合いも多くなりますし、いちいち親に報告する義務はありません。ただ、一緒に暮らしている場合、食事のことや帰宅に対しての時間などを報告するのは家族としてのマナーだとは思いますが、必要以上の干渉は一線を超える場合があると思います。

それに、そういった自立があって初めて一人前になれるのですから、親がいちいち干渉することでもないと思います。

こういう親はどうしても自分の興味が子供に集中し、あたかも自分自身の人生かのように干渉してきます。

 

4. 完璧主義を押し付け、世間体を気にする親

まあ、実は私も完璧主義的なところがあるんです・・・・。で、それを息子たちに押し付ける・・・というか、まあ、勉強の仕方だとかそういうった部分にうるさくしてしまうこともあるんです。でも、その分、旦那ができた人のなので、「彼らには、彼らのやり方があるんだから、自分たちでやらせなさい」と、注意されます。うん、できた旦那で、ありがたい。

しかし、世の中にはもう、全てにおいて完璧を求める親もいます。そして、子供達についてものすごく世間体を気にする親がいます。

例えば、勉強はもちろんのこと、習い事や趣味、それから友人関係、そして年頃になれば恋愛関係に至るまで、ありとあらゆることに「こうであるべき」を突きつけてきます。そして、それに合わなかったり、親の期待に沿わないと責めたり、その子供の人格までも否定したりします。

また、子供に習い事をさせるのだって、果たして子供のためなのか、それとも世間に対して自慢をしたいのか、どこにその真意があるのか疑わしい場合もあります。

 

5. ソシオパスな親

もうここまで行くと、典型的なソシオパスやサイコパスじゃないかと思うのですが、この「反社会性パーソナリティ障害」を持つ親もまた毒親と言えます。実は、私の母親もこの「反社会性パーソナリティ障害」、ソシオパスの要素に当てはまっています。その特徴としては、

  • 「思いやり」や「共感」の欠如
  • 罪悪感の欠如
  • 責任感の欠如
  • 虚言癖がある
  • 自信過剰で自己中心的
  • 衝動的で計画性がない
  • 衝動的で暴力的

などがあります。そして、本人は自分が間違っているとか、悪いとかというような罪悪感が全くないので、始末に悪い・・・ということになります。

しかし、反対に外面がものすごくいい人もいて、社会ではそれなりの立場にある場合がありますし、結婚生活もきちんとしている人もいます。しかし、こういった人格が歪んでいる人が親になると、その子供は所有物でしかなくなる場合もあります・・・・。

 

幸せになれないのは、親のせい?

では、あなた自身の幸せはどうでしょうか?

親の意見や、わがままに振り回せれて、自分のしたいこともできず、自己を否定されていませんか?

あなた自身の人生はどうなんでしょうか?

夢や希望を現実的なことを例に挙げられて、否定されたりしていませんか?

好きな人を彼の職業が気に入らないからと悪口を連ねたりされていませんか?

これらのことは、私が親にされたことです。あれは多分、お得意の嘘だと思うんですが、ある時は、興信所まで使って調べたことがあるとか言ってましたし、私の母親は自分が気に入らないと、とことんまで話をでっち上げて阻止しようとしていました。そして、私はそれを信じていました。当然ですよね、やっぱり親なんですし。

この記事の初めにも言いましたように、親の言うことを聞いて、喜ばせたいと思うのは、子供の心理で、本能的なものです。ですから、もしもあなたが親に対して反抗できなかったり、言うことを聞いてしまったり、罪悪感を持ってしまうのは当然のことなのです。

ですから、反対に、その子供本来が持つ本能的な感情を使って、洗脳したり、コントロールしたりすること自体が親のおごりであり、罪だと私は思います。

また、年を取ってきてもその親の老後や介護に振り回されている人もいますよね。

そして、もしもあなたが親のせいで幸せになれないと思っているならば、そう感じているならば、多分きっと、親のせいだと思います。そして、「親だから捨てられない」と思っていることでしょう。

では、あなたはどうして生まれてきたのでしょうか?

 

親のことを考えるのやめよう!

極端な言い方をすれば、もしも、あなたが親から解放されて、自由になれて人生が謳歌できるのであれば、親を捨ててしまえ!ということになるんですが、書いている私自身でさえも「罪悪感」を感じます。

ものすごく、感じます。

それは、本能にインプットされているからなんですね。ですから、まずはじめの一歩は、『考えないこと』です。

私は、オーストラリアに来て、何人かのセラピストやカウンセラーに会いました。これは、今までの親から受けたトラウマや、幼少期のネグレクトなどからくる不安障害があったからですが、最終的に楽になったのは、催眠療法でした。この時の治療では、催眠により6歳まで遡り、その時々の様々な感情や思い出などをすべて過去の物語として書き直し、今現在の私の生活とは全く関係のないものと認識させることによって、トラウマから解放させるという方法で決別することができました。

そして、もうひとつ・・・・

 

他人はわからないから、自分で決断しよう

もしも、あなたが親を捨てようとしたら、多分、世間ではきっとあなたのことを「親不孝もの」だと思うでしょう。

他人は、世間での杓子定規でものを見ている場合がほとんどですし、実際、あなた自身が感じることは、たとえ友人であっても、どれだけ近しい人間であってもわからないことが多いと思います。ですから、自分で決断する以外他にないと私は思います。そして、彼らはあなたの親があなたに何をしたか知らないというのが基本にあります。

私も以前、幼い頃から仲の良かった友人から、「あ〜てぃのお母さんから、電話があって、とっても心配していたよ」と言われて、なぜか母親の味方になっていました。この時、ウチのソシオパスの母親は、彼女に涙ながらに電話して、どれだけ私のことを心配しているか、愛しているかをトクトクと語ったらしいんです。

そしてそれを真に受けというか、まあ、普通の人だったらそうだと思うから、別に彼女を責めるつもりはないんですけど、人の親が泣きながらって、やっぱり「ああ、いいお母さん」と思うでしょうよ。でも、あの母親は「お前のせいで、あの人(新しい彼氏)が出て行ったら、一生恨んでやる」って言ったんですよ・・・・。そして、国際結婚を反対するのは、「老後の世話をしてもらえなくなるから」と言ったんです。

 

児童心理に詳しい心理学者、医師のカウンセリングを受ける

しかし、自分で決めると言っても、人生の大きな決断、それも本能を断ち切るような決断ですから、ものすごく難しいと思います。

実は、私も消して一人で決断したわけではないんです。以前の仕事の関係で、偶然お世話になった児童心理に詳しい精神科の医師がいまして、その方を通うじてカウセリングを受けることができたんです。まあ、これは私が悩んでいた、苦しんでいた時にアンテナに引っかかった、或いは、天の救い(?笑)だったのかはわかりませんが、彼女との出会いが全てを変えたと言ってもいいと思います。

誰にも相談できなかった時期が長く、相談しても「お前だけじゃないし」とか、「親なんだから」とか、そんなことばかり言われて、誰も私の味方になってくれる人がいなかった時期も長かったです。

ですから、この精神科の彼女との出会いによって救われたというか、背中を押してくれたように思いますし、いまの主人にも救われましたね、初めて、きちんとわかってくれた人でしたし、主人はうちの母親を嫌悪していますけど・・・。

ですから、一人で悩んでいても始まらないので、信頼できるような専門家を探してみましょう。そして、心の中をすっかりと打ち明けることで、ずいぶんと楽になるし、新しい道も見えてくると思います。

そして、もしもあなたの身近にいる友人や恋人が理解してもらえるのであれば、支えになってもらってくださいね、一人では、本当に困難なのが現実です。

 

まとめ

アル中だとか、ヤク中だとか、暴力を振るう親だとかってものすごくわかりやすくて、世間からだって非難されるんですが、上記に挙げた親というのは一見、子供おもいで、いい親なんです。

実は、友達からもうちの母親も「いいお母さんで羨ましい」なんていわれたこともあるんですわ、あんなソシオパスな人間でも。だから、滅多に親の悪口なんて言えなかったし、言ったところでわかってもらえないと思っていました。

そして、最終的にこの毒親と決別しようと思ったのは、「あの母親がが死んだら、ほっとするだろうな」と思い、母親の死を望んだ時でした。自分で「なんて悲しいことを思うんだろう・・・私って」と思ったんです。

子供は、小さい頃ならいざ知らず、ある程度、自我が見えてくるとそれなりに自分自身のことを認めてもらいたくなりますし、主張してきます。けれども、親の思想や価値観を押し付けられすぎていると、それが当たり前になり、自分自身の価値観と親のそれとがダブってきてしまいます。そして、最終的には親の価値観が自分の価値観となって行く、怖いですねぇ。

実は、私も17、8歳の頃まではそうだったんです。けれども、ある時点から「おかしいでしょ、それは」と思うようなったんです。14歳の親の離婚を境に、「母親だって、女として生きてもいいのよ」というようになり、まあ、離婚前から交際のあった男性と一緒に暮らし始めるのですが、その時もちょっとした諍いになっても、「あんたのせいであの人が出て行ったら、絶対に許さないからね」と言われました。いや〜、許すも許さないも・・・勝手にやってくださいよ。と思ったものです。

けれども、やはり、離婚、彼氏との逃避行から少し経って落ち着くと、「あなたのためだから」とか、「ママの言うことを聞いていれば、間違いないから」とか、色々と干渉し始めました。そう、彼女の夢だった「理想の家族」を作ろうとしていたみたいで、そこに「理想の娘」を当てはめようと思っていたんでしょう。

そして、最終的に、今の旦那と結婚したオーストラリアに行くときには、本音が出たようで、

「今まで育ててやって、いくらかかっていると思っているんだ、親を捨てる気か!?」と言われたんですね。じゃ、老後を見てもらうために私を産んだのか?と聴きたくなったんですが、まあ、明らかにそのために産んだんでしょうから、自分からどどめを刺すのもどうかと思って、聞けませんでしたが、元旦那(私の実の父)には、

「あの子にはものすごくお金がかかっていたのよ。それを老後の介護で返したもらおうと思っていたのに」と、言ったそうです。

そして、実の父は

「お母さんのことは気にするな。お前の幸せは自分で掴むんだよ」と言ってくれました。

長くなりましたけどね、最終的に私が言いたいのは、

子供を支配するような毒親を捨てても、あなたは何も悪くない!

ということです・・・・。

あなたの人生です。

そう、あなたは幸せになるために、生まれてきたんですよ。