外国人が不思議がる、日本の結婚観とは??

 

ワタシも国際結婚をしてもう18年目になります。長男も思春期を迎えて反抗真っ只中、次男はまだ7歳で可愛い盛りだし・・・・家庭はとってもうまく行っています。よく、日本の友人に聞かれることなんですが、国際結婚ってどう?って。まあ、違うところはあるでしょうが、基本的に日本人と結婚したことがないので、よくわからないですけど・・・まあ、やっぱり、違うところはありますよね。

そういえば、先日も旦那と日本の夫婦間のことについて話してたっけ・・・・。確か、結婚して数年でワタシがあまりベタベタしなくなったことについて、「君もやっぱり、日本人だね」って言われたんだった。そこで、今回はこの欧米人から見た不思議な日本の結婚観をテーマに書いて見たいと思います。

 

1  専業主婦と寿退職

最近では、女性も社会進出が多くなっていることや物価や教育費などが高くなっているので、100%専業主婦でいることが家庭の経済的な部分で難しくなっているんじゃないかと思うんですが・・・。1980年代では、専業主婦の割合が1,100万世帯もあったんですが、2016年では約660万世帯に減っていますが、それでも660万世帯もあるんですねぇ。

図12 専業主婦世帯と共働き世帯 1980年~2016年 (資料:厚生労働省「厚生労働白書」)

いまだに残る、昭和の「専業主婦」、「男は外で働いて、女は家を守る」っていう考え方・・・。ウチの親もそんな感じで言ってましたけどねぇ・・・。母親はバリバリと何件もクラブを経営していたので全くもってそんなことを言っても「信憑性」がないし、小さい頃から専業主婦なんてことは考えもしなかったけど。しかし、それでも自分の給料を棚に上げて「専業主婦になってほしい」と望む日本人男性も多いし。いや、あんただけの給料でやっていけるんならね、それでもいいよ、でもね、実際問題、無理でしょ?それなのに、お前のやりくりが悪いとか言われちゃうのって、すごくかわいそう・・・。

それに、結婚を理由に退職するのも「寿退社」と言い、専業主婦になるために退職することを指しますが、これだって日本だけの習慣ですからねぇ・・・。

これらの習慣について、ウチの旦那は以前、

P.J
家に居たいならいてもいいけど、それで自分の人生をつまらなくしないでね

と、言われました。そして、日本の専業主婦観についても・・・・

P.J
結婚して、家に入らなきゃいけないっていう強制はおかしいよね

と言いますね。

 

2  愛情表現が異常に少ない

日本人は愛情表現が苦手というか、下手というか・・・もともと、「言わなくてもわかるだろう」というのがあるんでしょうねぇ・・・。昔の日本人の彼氏にもそういう人がいました。「ね、好き?」って聞いても、「うん。」それだけ・・・・。でも、エッチの時には言う男もいるけど、それってどうかなぁ・・・と思いますね。だって、エッチの時ってやっぱりなんて言うの?なんか真実味がないと言うか、できれば、シラフの時にきちんと言ってほしいよね、女としては。でも、日本人て、ホント、愛情表現が地味と言うか、苦手な人が多いですよね。かく言うワタシも旦那に対してはあまり言わないけど、子供には言ってるかな。

子供達もまた、「マミー、愛しているよ」って言ってくれるし・・・。文化と習慣が違うので仕方がないですが、女性としてはどこのお国であろうと、言ってほしい時はありますよね。

 

3  夫の親と同居、嫁姑のいざこざ

これは、まあ夫婦間ではないですが、この嫁姑のいざこざって、多いですよねぇ。これがこじれると離婚問題に発展したりしますし、同居も多いのが日本。海外は核家族化が浸透していることと、福利厚生がしっかりしているので、同居して親の面倒を見ると言うのはとても少ないケースになります。

確かに、年老いた親と同居している人もいますが、日本のように嫁が夫の両親の世話を全面的んすると言うことはありません。どちらかと言うと、夫の両親であれば、夫が、嫁の両親であれば嫁が、と言うようにその親の実の子供が面倒を見る、と言う感じです。これもまた、日本独特の風習というか、習慣と言えるんじゃないでしょうか。

 

4  嫁が夫におこずかいを渡す

 

これ、実はウチの旦那とも笑い話になったんですが、2年前に給料アップのために法学部に行くことに決めたんですが、経済的にも厳しかったのでパートで行くことにしたんです。初めの1年間は、夜の1時、2時まで勉強して、次の日は7時に起きて出社して・・・なんてやっていたんです。そしたら、だんだんと機嫌が悪くなり、ちょっとしたことで切れるようになって・・・そう、寝不足が原因だったんですねぇ。それで、さっさと卒業して、金を稼いで来いということで、ワタシの貯金を使うことにして、会社を辞めたんです。それからは、奴の収入がないので、ワタシからおこずかいを渡すようになったんですが・・・旦那曰く、

P.J
なんか、日本人の旦那さんみたいだよねぇ・・・お小遣いもらって

なんて言ってました。そう、欧米ではあまりこういうのはないんですよね。専業主婦というか、仕事をしていない夫婦でも、共通の銀行のカードを持っているから、それを使っていたり、仕事を持っている人だったら、夫婦別々の銀行のカードを使っていたり、こうやって、奥さんから旦那さんに直接お小遣いをあげるという習慣はないんです。

 

5  子供が産まれると、「パパとママ」になる

ワタシの実の父が亡くなったとき、二人で日本に葬式やらなんやらをするために行った時のこと。初めはホテルに泊まっていたんですが、ワタシの幼馴染のススメで彼女のウチに数日間お世話になった時のこと。彼女のウチでは、ご夫婦で「パパ、ママ」と呼び合っていました。まあ、これは典型的な日本の家庭風景なんですが、ウチの旦那はちょっと、びっくりしたようです。

欧米では、子供に対して「ママ」という時は「君のママは」という言い方をします。母親であっても、「ママ」という称号ではないということですよね。当然ながら、夫婦間ではお互いの名前を呼びますから「パパ、ママ」は子供達限定の称号ということになってます。

 

6  婚活

婚活・・・結婚活動。これは、恋愛を求めてするのではなく、目標は結婚!これをターゲットにして動くこと。だいたい、欧米では恋愛が発展して、結婚になるわけで、恋愛なくして結婚にはならないという考え方です。ですから、結婚を前提にして付き合うという感覚は全く持ってないに等しいと言っていいでしょうね。

ワタシ自身も、結婚に関しては、あまり深く考えていない方でした。もともと、ウチの母親と義理の父は10年以上もの間、内縁関係を続けていたので、別に結婚に関しては割と自由な感情を持っていました。ですから、ウチの旦那さんとも別に結婚しなくてもいいかなぁ・・・とは思っていましたが、やはり、けじめはあったほうがいいと思ったし、ウチの母親のようにズルズルという感じも嫌だったので、結婚しましたが。それでも、旦那は「僕は結婚という形式にとらわれる必要はないと思っているけど、君がしたいなら、結婚しよう」って言ってましたね。ちなみに、旦那の兄貴は結婚式は挙げてませんが、奥さんと3人の子供がいます。

オーストラリアに限らず、欧米の多くの国の法律では二人の間に子供ができたり、同居して2年を過ぎれば婚姻関係と同等の法的権利が発生しますから、皆さん、気をつけてくださいね・・・・。結婚してつもりがなくても、同棲して2年以上が過ぎると法的には夫婦として扱われる場合がありますからね。

 

まとめ

これもまた、集団主義の日本の価値観と言えばそれまでだし、日本の文化、習慣といえばそれまでの話なんですが・・・・でも、最近のネットニュースやトピックスなどを見ていると、だんだんと日本の男女の間も変化してきているような、いないような・・・そんな気がしています。確かに、80年代と比べると、共働きも増えたし、日本人男性もだんだんと「昭和の男」じゃ、モテないということがわかってきたように思いますが。

それでもまだまだ、「婚活」なんていう言葉があるようじゃねぇ・・・・う〜ん。基本的に、恋愛がうまくいかないのに、結婚がうまくいくはずがないと思うんですけどね。だって、何も変わらないんですよ、結婚したって、恋愛していたって。確かに一緒に暮らしていないからね、わからないことは多いですよ、でも、育った環境だって、考え方だって違う二人が一緒に暮らすって、簡単じゃないから、お互いが譲り合って、理解し合わないとうまくいかないんですよ。それは、同じ国同士のカップルでも同じことだとワタシは思います。

結婚したからって、自分が変わる必要はないし、変える必要はないわけですよ。専業主婦を好きでやっているならば、それはそれでいいし、けれどもそれを強要されたならば、これはちょっと問題ですよね。「奴隷」じゃないんだから、妻や嫁にだってそれぞれ自分を生きる権利があるわけで、それぞれに人生があるわけです。そして、その一線上に家族や旦那があって、お互いがお互いを支え合って生きていく、それが夫婦ってものだし、家族ってものだと思います。

世間一般的な尺度や価値観は、必ずしもあなたの価値観と同じである必要はないんです。確かに、適齢期とか結婚することに重みを置いていて、そうじゃないと「負け犬」なんて・・・・おいおい・・・。そんな、人生に「勝ち組」も「負け組」もないよ・・・。そんなことを言い出したら、身も蓋もなくなるじゃないか・・・。って思うんですよ。

もっとね、自由に自分を愛してあげればいいし、「奴隷」になる必要もないし、そんなことのために生まれてきたわけじゃないんだから・・・と思うんだけど。でもやっぱり、日本にいると周りからのプレッシャーとか、大きいんだろうね。いっそのこと、海外青年協力隊とかで外に出てみるといいかもしれない・・・。何かが変わるかもしれないよ・・・うん。