外国人から見た日本人のYes文化とは?なぜ「NO」と言えないのか?

 

主人を含め、外国人の友人がよく言っていた日本文化で一番混乱すること・・・・それは、日本人のイエスかノーか。これは大昔からよく言われていることですが、今回はちょっとそれについて探ってみます。

こんがらがっちゃう、英語と日本語の違い

英語にはない日本語の否定文の答え方

多分、英語を習っていると必ず直面するのが否定文のイエスとノーの答え方だと思いますが、私も何年かこれを失敗していました。まず、問題なのが否定形で質問された時です・・・。

P.J(旦那)
Don’t you like this pizza? (このピザ、嫌いなの?)
あーてぃ
No, I don’t like it. (いいえ、それ嫌いよ)

という日本語はちょっとおかしいと思いませんか?本当ならば、「うん、嫌い」となればすんなりと馴染むんですが、これが日本語の答え方で英語は、イエスなら何が何でもイエスで、ノーなら何が何でもノーなんですね。ですから、英語で否定形で質問された時、日本語では否定形で質問されたんでその否定に関してはイエスと答えるわけですが、英語ではあくまでも基本のノーはノーなんです。ですから、ここのところがこんがらがっちゃって、日本人のイエスとノーがごちゃごちゃになってる部分でもあると思います。

P.J(旦那)
Don’t you like this pizza? (このピザ、嫌いなの?)
あーてぃ
Yes, I don’t like it.うん、それ嫌いよ)

英語の文法では間違っていますが、こう答えるのが日本流なので、私もこれで「どっちなんだヨォ!」と言われたことがあります。これは生まれた頃から染みついているので、なかなか変えることができず、10年くらいかかったかなぁ・・・・。気がつくとノーなのに、イエスと言ってしまっている・・・。あと、

P.J(旦那)
Do you mind if I sit here? (ここに座ってもいい? ー もし、ここに私が座っても気にしない?)
あーてぃ
No, I don’t mind. (いいえ、気にしませんので座ってください)

 

この、mindがもうねぇ・・・ことを複雑に考えさせられるんですよ!今でもこのmindが嫌いです。英語の中でもとっても礼儀正しい単語で、よく使われる単語なんですが、ほとんどの場合ノーで答えるんです。ここでまた、日本語の文法では「はい」と答えたくなってしまうんですね。だって、ここに座っていいか?と聞いているわけですから、はい、どうぞと答えたくなる。

でも、このmindがあるので気にするか、気にしないかを聞いているんですね。ですから、ここは気にしませんをノーで答えると相手が座ると・・・・。私は今でもこのmindによって、旦那を困惑させています。

こんな感じに・・・・(笑)

全体主義の民族の性

「お客様は神様です」と三波春夫さんがおっしゃったように、英語にも”The customer is always right” というのもあります。海外では会社なんてのは自分が属している集合体であり、それに貢献しているからこそ、働いたぶんの給料をもらうのが当然の権利であるという思考です。働かせてもらっているという感覚はまったくもってゼロに等しいです。ですから、会社に対しての忠誠心なんてものはないので、条件が悪ければある履歴書にマイナスにならない程度の期間働いて次に移るなんていうのはしょっちゅうですから、終身雇用というのはほとんどありません。

反対に日本には協調性を保ち、『和』という意識が常にあり、欧米の個人主義とは拮抗した全体主義の民族です。ですから、まず個人よりも会社や店などの全体像を意識した接客となり、それによって相手を傷つけない、会社にとってもマイナスになるようなクレームも避けたい、そんな状況からはっきりとノーとは言えないのではないかと思います。

これは当然ながら、普通の生活にも言えることで、やはり相手を思った行動や周りをおもんばかった行動によるノーとは言えない文化、イエス文化になってきてしまうのではないでしょうか。

日本はとっても世界でもこれどもか!というくらい礼儀正しい国です。18年前にシドニーに移住した時に最初に思ったんですが、接客の愛想がめちゃくちゃ悪いです。特に、電話応対は最悪で、喧嘩になりそうになったことも結構あります。面と向かってというのは、スーパーのキャッシャーなどで、やはり給料形態が低くなればなるほど悪くなる、まあこれは当然ですが、「笑顔0円」のマクドナルドも海外では愛想が悪いです。ですから、日本に旅行に行くととってもいい気分になれますし、ああ、やっぱり日本の接客は世界一だなぁ・・・と実感します。

 

まとめ

いや、本当にね、日本に帰ると皆さん頑張ってるわぁ・・・と実感するんですよ。ストレス溜まるだろう!それじゃぁ!と思うんです。

上司や会社、お客、周りの仕事仲間などにもきちんと気を使い、長い労働時間をあんなに頑張って、そりゃ鬱にもなるよって思います。「自分らしく生きる」なんてよくいう言葉ですが、欧米ではあまり使わないんです。だって、個人主義ですからね、みんな言われなくても自分らしく生きているので、ノーなんてしょっちゅう言ってます。

まあ、文化も違えば教育方針も全くもって違いますからね、比べること自体がおかしいのかもしれませんが、「多様化」なんていう言葉も多く日本のネットに見られるようになったのは良いことでしょうが、もっともっとゆったりとした現実味のある心のゆとりがないと(だからって、ゆとり教育するっていうのはどうかと思う)欧米人のように踏ん反り返ってノーとは言えないでしょうねぇ・・・。

一長一短あるということなんでしょうが、やはり、日本の接客は世界一ですね・・・日本でも接客や仕事場で苦労したことがあるので、日本に行って、日本の接客に接すると皆さんの苦労がにじみ出ていると感じます。