オーストラリアのコロナ対策:Lockdown (都市封鎖)の規制と現状まとめ

オーストラリアのコロナ対策:Lockdown (都市封鎖)の規制と現状まとめ

さて日本以外の先進国のほとんどの国がLockdownを本格的に実施しているなか、オーストラリアもまた同じように実質的にLockdownしております。数日ごとにこの外出規制と施設の閉鎖の基準が更新されています。

4月2日、今朝のニュースでは、このロックダウンは最低でも3ヶ月は続くとの事。

 

 

また、3月30日に発表になった政策は、今までは10人以上の集団行動は禁止されていましたが、現在は二人に激減。しかし必要とされる仕事上の集まりや家族、同居人は例外として認められています。

また州ごとに細かい規制は異なりますので、それぞれの州のウェブサイトを参考にしてみてください。最後に日本語での詳しい情報と州別のリンクも貼っておきます。

なお、現在のオーストラリアの新型コロナウイルスの感染者の状況はこちらから:

Coronavirus (COVID-19) current situation and case numbers

現在(4月1日)のオーストラリアの感染者は、6860人です・・・増えたなぁ。。。やばい。

 

不必要な外出は控えるように厳重勧告

3月22日に政府より生活に絶対的に不必要である施設を除いて閉鎖する意向を発表、現在も継続して『STAY AT HOME』と自宅待機を明言しております。

以下はNSW州の規制のサイトを元にまとめてみました。

Stay at home :自宅待機

You must stay at home unless you are going to:以下の条件以外は自宅待機する

  • work (where you can’t work remotely):テレワークできない仕事
  • school or an educational institution:学校や教育機関に行く
  • shop for food and essentials:食料品や生活必需品の買い物に行く
  • get medical care or supplies:医療に関するケアや買い物
  • exercise:運動

また、以下の条件のときには外出は許可されます。

  • 病気や怪我、または危険な可能性がある場合
  • 緊急事態や誰かの手助けのため
  • 保育園や児童保育に行くため
  • 緊急時のヘルプやアシスタントをする場合
  • 結婚式や葬式(5人から10人まで限定)
  • 献血
  • 法律的に必要な場合
  • 社会サービス、雇用サービス、被害者(犯罪の被害者を含む)に提供されるサービス、家庭内暴力サービス、メンタルヘルスサービスへのアクセス
  • 現存している取り決めで、両親または両親のいずれかと同じ世帯に住んでいない子供についてのアクセス
  • 宗教的な場所(教会など)に行くこと、もしも司祭、宗教派の重臣、または宗教主要メンバーであるなら信者のケアをする場合
 

4月1日現在に閉鎖になっている施設

以前は閉鎖になっていなかった施設も4月1日現在で閉鎖になっている場所もあります。

閉鎖になっている場所は以下の通り:

コミュニティ施設と文化センターなど

  • コミュニティーホール
  • ギャラリー、博物館や図書館
  • NSW州の歴史文化保存館
  • 国立保護地域

娯楽やイベント

  • 賭け事をするエージェントやゲームラウンジ
  • 映画館や劇場
  • コンサート、演劇やダンスホール
  • 娯楽施設(ビリヤード場、プール、ピンボール機やビデオゲームなど)

個人的なサービス

  • マッサージパーラー
  • 美容室、ネイルサロン、ワックス脱毛や日焼けサロン
  • タトゥーショップ
  • ストリップや風俗関係

不動産やオークションハウス

スポーツや娯楽施設

  • 室内の運動イベント
  • 地域のスポーツコンペ
  • 公共プール
  • 室内の娯楽施設(スクウォッシュコート、室内プール、ジム、卓球場、ヘルススタジオ、ボーリング場、アイススケート場)
  • 野外の公共のジム施設
  • 野外の遊び場
  • スケートパーク

 

4月1日現在で閉鎖されていない場所

色々と賛否があるのですが、4月1日現在でまだ閉鎖されていない場所のリストになります。基本的に生活に必要とされている場所は閉鎖になっておりませんが、確認のために書いておきます。

宿泊施設

  • 災害や一時的な宿泊施設
  • 障害者や老人ホームなどのケア施設
  • ホテル、モーテルやその他の宿泊施設
  • ユースホステル

教育や保育園(チャイルドケア)

  • チャイルドケア施設は閉鎖の対象になっておりませんので、もしもセンターが空いてるようであれば子供を保育園に預けても良い
  • 学校はまだ空いている状態ですが、親御さんには家庭に言えるようならば自宅にいるように要請。
  • TAFEや教育学校
  • 大学

食べ物や飲み物

  • 酒屋さんは開いている

医療関係

  • 薬局
  • 医者やメディカルセンター
  • 病院
  • 理学療法や整体など

買い物

家庭に必要なもの、食料品やのその他の雑貨、ペット用品も含まれます。

  • ショッピングセンター
  • スーパーマーケットやコンビニなど

ボランティアやチャリティ

ボランティア活動などに参加している場合には外出は許可されます。

  • 食糧提供やホームレスのシェルターなどは閉鎖されません。

仕事

在宅勤務ができない仕事場について外出ができる

  • 工事現場
  • 工場
  • 農場
  • 炭鉱
  • オフィスビルなど

 

特別に制限されて営業(開設)している場所

上記以外にも特別に制限されている施設や条件があります。例えば、下記にも書きますが、オーストラリアにはキャラバンを自分の自宅として各地を転々とする人たちがいますので、このキャラバンを自宅として捉えることになります。

また、パブにはホテルもついていますし、仕事や様々な理由で滞在することもあるので基本的にホテル部分(宿泊施設)は営業という形です。

宿泊施設

キャラバンパークやキャン場:

そのキャラバンパークの永住者または永住権のない人を除き、一般使用は許可されていません。2020年3月26日までにキャラバンパークまたはキャンプ場に予約、あるいは滞在していた場合は、その予約が終了するまで滞在を続けることができます。 予約は延長できません。

カジノ:

宿泊施設のみオープン。飲食は各自の部屋のみでサービス受けることが出来る。

パブや登録済みのクラブ:

宿泊施設のみオープン。飲食は各自の部屋のみでサービス受けることが出来る。

 

飲食店:

テイクアウト(豪州ではテイクアウェイ)は店の外で食べることが条件。

  • カフェやレストラン
  • ショッピングセンターのフードコート
  • パブや登録済みのクラブ
  • 地ビール醸造所、小規模蒸留所、ワインセラー

 

ヘルスケアー:

  • 歯医者:オーストラリアの歯医者協会がメンバーに規制を提案しています。

 

個人の自宅では:

他人の世話について:

NSW州の衛生のための他人との距離や衛生面での基準守りながら、ボランティアや誰かの世話するために外出する事は規制されていません。

食事や家でのパーティーについて:

これらのことで外出、あるいは人を呼ぶと言うのはお勧めできません。

 

裁判所または法廷:

  • 可能な限り出廷する必要なしに手続きが行われます。刑務所、矯正施設、青少年司法センター、またはその他の監護場所などは閉鎖されません。
  • NSW刑務所での社会訪問はすべて一時的に停止されています。

 

リフト/エレベーター:

  • 他の人から1.5メートル離れ、混雑をするようならば次のリフトを利用しましょう。

 

屋外スペース:

  • 野外での全ての場所において、他人との距離(1.5m離れる)が適用されます

 

パーソナルサービス:

  • 美容院と理髪店:店舗の敷地内には4平方メートルを開けると言うルールが適用され、顧客との個人的な接触は最小限に抑える必要があります。美容師や理容室に一人で行くか、付き添い一人(合計二人)で行きましょう。

 

公共の礼拝所:

  • ウェディングは最大5人で、新郎新婦、結婚執行人、2人の証人のみ
  • 葬式:大臣が免除を許可しない限り、最大10人まで

 

不動産およびオークションハウス:

  • オープンハウスの下見は予約のみのプライベートビューイングだけ。

 

ショッピング:

  • 必需品だけを購入し、体の弱い人のために買い物をすることも許されています。
  • 市場:食品市場はオープンしています。
  • 小売店:店舗には4平方メートルの規則が適用されます。集会規則に準拠し、他の1人または家族のメンバーとのみ入店する必要があります。

 

スポーツとレクリエーション:

  • 屋外でのエクササイズ:他の1人と一緒にエクササイズできますが、2人以上の場合でも、同じ世帯のすべてのメンバーが一緒にエクササイズする事はできます。 NSWヘルスからの社会的距離と個人の衛生アドバイスに従ってください。

 

旅行と輸送:

旅行計画は延期またはキャンセルする必要があります。地域、州間、国際旅行、公共交通機関など、詳細な交通手段や旅行アドバイスをご覧ください。

現在、ほとんどの州では、他の州に入る規制がありますので、注意してください。

参考資料:NSW Public health orders

参考資料:新型コロナウイルスに関する豪州政府の追加措置(日本領事館)

 

オーストラリアの各州による規制の違いに注意

オーストラリアでは連邦政府と州による地方管理があり、規制はそれぞれによって違うので住んでいる地域の規制状況をぜひ、確認してください。

現在では、州境を越えると言うのは規制されていて、どうしても州を超えなければいけない場合は、きちんと許可を取りましょう。

実際、私の友人は家族が危篤状態になりNSW州からQLD州まで飛行機が使えないので、車で14時間もドライブし、その前に事前に家族に州境を越えるための証明書を病院から用意してもらうなどの処理をしてもらったそうです。

州を超えるときにもその証明書というか、病院からの診断書を見せて通れたということですので、やはり親に会いに行くとか、その目的を証明する書類のようなもの?を持参するべきでしょうね。

 

この規制を守らなかった場合の罰金は?

さて、上記に規制を上げましたが、これらの規制を守らなかった場合には罰金、或いは禁固刑まで準備しております。

まず、こんな風にNSW州のコロナ関連のサイトには書いてあります。

Penalties for breaching orders

Breach of orders made under the Public Health Act 2010 is a criminal offence and attracts heavy penalties.

In the case of an individual, the maximum penalty is $11,000, or imprisonment for 6 months, or both and a further $5500 penalty may apply for each day the offence continues. The NSW Police may also issue on-the-spot fines of $1000 for an offence.

In the case of any corporation, the maximum penalty is $55,000 and a further $27,500 penalty may apply for each day the offence continues.

 

2010年公衆衛生法に基づいて行われた命令の違反は刑事犯罪であり、重い罰則が課されます。

個人の場合、最大の罰金は11,000ドル、6か月の懲役、またはその両方で、違反が続く日ごとにさらに5500ドルの罰金が適用される場合があります。 NSW警察はまた、違反に対して1000ドルのその場での罰金を支払う場合があります。

いかなる企業の場合でも、最大のペナルティは55,000ドル、違反が続く日ごとにさらに27,500ドルのペナルティが適用される場合があります。

 

まだ、違反で罰金を取られたという人は聞いていませんが、これから感染者が増えるにつれて、色々と出てきそうですが、果たしてどこまでやるのか。。。

 

賛否入り交じる豪州政府の経済補償

オーストラリアのコロナ対策:Lockdown (都市封鎖)の規制と現状まとめ

これもまた賛否が色々と分かれるのですが、実際に既に職を失っている人も結構いますし、知り合いの人のカフェはもう閉店してしまいました。という事は、現在は失業中。

このオーストラリア政府は一応は経済的なサポートを発表しておりますが、これもちょっと時間がかなりかかる様子。3月31日から4月17日までに低所得者や高齢者、修業中の若者などにたったの$750が支払われる予定になっておりますが、あんた、$750で生活していけると思ってんの?

その生活保障の内容はこちら:

A $750 one off Economic Support Payment

その後にも2度目のサポートはあるものの、6月とか。

その時の発表だって、「第二回目の!第二回目の生活保証を発表します!!」とか偉そうに、たったの$750しか出さないくせに。

まだ住宅ローンの補償、電気やガス、水道代などは他の国では既に無料になっているところもあります。お隣の国のNZでは既に支払われているし、ドイツ、フランツ、イギリス、カナダはこれらの生活にかかる家賃も含めての保証を決定しております。

そして学校はまだ開校したまま。ですが、ほとんどの生徒はもう既に自宅に引きこもりですし、現在は医療関係やその他のサービスにあたる親のみという感じになっているようですが。

それでも完全な対応とはいかず、学校関係者からはコロナ感染の不安があるという報告もあるし、実際にストライキをしようという動きもありました。

私の豪州友達の中にもパートであったので、お店は休業で当然、お給料はなし。これからどうやって家賃を払えばいいのかという不安がかなりあるようで、かなりのストレスを抱えております。それに関して、この政府??全然、返答なしですから。6月まで?それまではこのたったの$750で過ごせって事?

ですが、現在ではこれに6ヶ月間は家賃を払わなくても立ち退きの必要はなしという条件がついてきました。

なので、多分、ちょっとずつでしょうね。多分、最終的にはギリギリになって家賃免除、ガスや水道などのビルも免除になると思います、そうしなければみんな飢死してしまうもの。。。

そして、他の国からは出遅れるのである。。。

Again, who did vote this bloody useless government?!

 

オーストラリアのコロナ対策のまとめ

この前代未聞、100年ぶりのウイルスによるパンデミックなんですが、実際に本当に誰も経験していない出来事なので、それぞれの国がそれぞれに対応しているんですが、正直に言ってやっぱり、豪州のこの政府のやり方はお金大事というか、経済大事で国民は2の次なんだなぁ・・・という感想です。

まず、検査。

検査の重要性はWHOも散々言っているように、検査する事で陰性である人をウイルスの感染者から守ることができます。感染者は14日間で他人に感染する可能性がなくなるので、その後であれば仕事もできますし、ボランティアとして働くこともできます。

しかし、陰性の人は期間を開けて検査する必要が出てくるのですが、それでも誰を隔離して、自宅待機にさせるべきなのかというガイドラインは見えてくるはずです。

みなさんがもうご存知のように、このウイルスの感染力は強く、肺炎を発症すれば1週間で死亡するケースがたくさんあります。先日亡くなった、志村けんさんも発症から死亡まで、たったの1週間程度という速さでした。

なので、まず検査が必要なんですが、なぜかこの豪州政府は検査をしたがらない。検査キットが少ないという情報もあります。なぜ、中国や韓国から検査キットを買わないのか?なぜもっと検査キットを製造しないのか?

金を出し惜しむという政府に国民を守ると言う気持ちが見えてこないと言う意見もたくさんありますし、私も同じ意見です。

そして、生活費の保証。

先日も政府の会見を見てましたが、家賃の保証やら住宅ローンの保証など、全くもってきちんとした明確な返答ができていませんでした。確かに、追加の支援は決まっていますが、それは6月ですよ?6月。それまでたったの$750で過ごせってことですか?

野党である豪州の労働党も一緒になって、交渉にあたってくれているようで、今までは所得が低い人を対象にしていましたが、所得をもっと上げるように要請して、所得がある程度ある人にも保証が行くようになったそうです(ありがとう、アンソニー・アルバーニージー!)。

こういう話も彼ら労働党のFacebookやTwitterなどでしか流れて来ないし、豪州の福利厚生を行うcentrelinkというのがあるんですが、そこのサーバーがあまりにも多いアクセスのために2日続けてダウン。しかし、それもモリソン政府はサイバー攻撃を受けたと嘘をつく始末・・・・。

まあ、とりあえずですね、現在のオーストラリアの新型コロナウイルスに対する対策と規制、Lockdownのついての閉鎖状況をまとめてみました。

今までは10人までの集まりは良かったんですが、現在はもう二人まで。しかし、一緒に住んでいる家族や同居人は別ですから、4人家族であれば一緒に運動しに出かけてもいいですし、犬の散歩も許可されております。

なので、朝や夕方には犬を連れた人が公園にいます。私ら親子も息子二人連れて散歩しております。だって、ずっと家にいたらまじでおかしくなりそうですもの。。。ですが、日本と違ってそんなに人口密度が高くないので他人とすれ違う距離も短くないです。

ですが、当然ソーシャルディスタンスで皆さん、1.5mは離れています。たまに近所の人とも井戸端会議のようなものをやるんですが、それでも3人、4人程度で犬の散歩の途中とかですね。

前回はこのウイルスのストレスでそれぞれ個人が抱える闇が表に現れるなんていう話もしましたが、本当にいろんな面で国の資質、その国リーダーの素質、個人の資質などが浮き彫りになっていきます。

あああ、ニュージーランドやドイツ、カナダの国民が羨ましい。。。ああいう人たちが本当のリーダーなんだよね。金を出し惜しみ、自分の党を支援する会社ばかりを優先するような奴らにやっぱり国民は守れないよ。やってるフリは一人前だけど、所詮は火事場でハワイに行った男だからね。

サイテー。

というわけで、みなさん、

STAY AT HOME, YOU SAVE EVERYONE’S LIVES!

 

UP DATE!

4月2日に発表された政策では、デイケアセンターがこのコロナウイルスのクライシスの期間は無料にし、保育園に行けない間の在籍も確保するという発表をしました。実際、このデイケアにかかる費用というのが尋常ではなく、家計を圧迫しているので、まずはよかったです!

まだ、家賃の保証や住宅ローンなどの補償の政策は出ていないので、これからどんどんもっと経済救済が始まると良いのですが。

 

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