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日本とは正反対!?欧米の専業主婦は『日本の負け組』的な理由とは?

日本は戦後の近代化、欧米化を図ろうとするもやはり日本的な封建主義や男尊女卑といった昔からの風習もまた欧米から見るとまだまだ、「えええ?そんなのありなの?」と、思うことも多いんですが、特に『専業主婦』という観念。

基本的に日本と欧米(英語圏)では様々な事について考え方や価値観がものすごく違います。そこは日本の全体主義と欧米の個人主義の違いでもあるのでしょうが、それよりも文化的、歴史的な違いからくるものもまた多いにあるところだと思います。

そしてこの『専業主婦』という観念は非常に後進的な見方をされるのも欧米社会なんですが、日本では女性の社会進出やパートなどの共働きが一般的になっている昨今でさえも今だに「専業主婦希望」なんていう人も多いとか。

しかし、このある意味、いまだに人気(?)の専業主婦なんですが、実はオーストラリアでは日本でいう「負け犬」に近い響きがある気がするんです。

オーストラリア在住19年目で気がついたこの専業主婦、House wifeはどんな風に社会的に受け止められているのでしょうか。

欧米諸国の社会の基本はフェミニズムと男女同権

このブログでも良くフェミニズムに関しての話などを多くしていますが、私がオーストラリアで20年近く暮らしてみて思うのは、多分、90%以上の家庭やご夫婦がフェミニズムであると思いますね。

たま〜に、アジア人系と結婚したオーストラリア人やイスラム系のそれも厳格なイスラム系の男性と結婚すると男尊女卑の傾向にあるような気もします。これもまたそれぞれの家庭によると思いますが、基本的にはフェミニズムが徹底した家庭で育っている人が多いです。

なのでここでは一般的なオーストラリア家庭をご想像していただき、それに沿って話を進めて行きたいと思います。

フェミニズムで男女同権とするならば、女性もまた同じようにキャリアを積み、社会的な地位だって確立するのも当然の成り行きとなってきます。

ですから、ここで「専業主婦」となると日本とは全く違った印象が強くなって来ます。ただ、これには当然ながら様々な理由があるわけで、

  • キャリアを積む前に出産してしまった
  • やりたい事が特にない
  • 働くのが嫌い

なんていう理由がある場合があります。

この働くのが嫌い・・・っていうのはもう、問題外なんですが、いないこともないわけで、ここに入れちゃいました。

専業主婦をしている女性はどんな女性?

では、専業主婦をしている女性はどんな女性か?

私の周りには数人の専業主婦がいます。彼女たちの状況は様々ですが、基本的には子育て中とアーティストで、という感じが多いです。

ですが、タイプ的に分かれると、

働きたくない女性

もう単純な話になりますが、働きたくない。または働いてもすぐに辞めてしまうタイプの人も含めていいのではないかと思います。

個人主義の欧米であっても職場での最小限の気配りや協調性は必要ですから、シフトが入っているのに、「今日は仕事に行きたくないから休む」というのでは社会人として当然ながら失格です。

ですが、こういうタイプの女性もいます。

 

産休で仕事を辞めた女性

当然ながら、女性は男性には出来ない出産というイベントがあります。ですから、たまには1年という人もいますが、平均で半年を区切りにして職場復帰する人が多いです。

ですが、子育てが楽しくなり家庭に入って専業主婦になる人も多いです。また、その家庭の経済状況によりますが保育園の費用がどちらかの収入を上回る場合には仕事に復帰しても意味がないと思う人もいるようです。

オーストラリアの保育園の費用は収入によって変わってくるのですが、借金や家のローンなどは考慮されない為にその返済金を入れると保育園の費用が払えないといことも出て来ます。

 

働きたくても働けない女性

ここで働きたくても働けない女性というのはどうのような女性であるかと言うと、まずはやはり健康上の理由がある方でしょうし、また、働きたくてもスキルが足りなくてなかなか仕事がないと言う場合もあるでしょう。

あとは職種によってえり好みをしてしまう人もいるでしょうから、それはもう個人の価値観によるところが大きいのではないでしょうか。

 

男女同権でスキル重視のプレッシャー

私はとりあえずですが、アーティストという職業を持っています。

ですが、これはもう非常にギャンブル性の強い職業でのありまして、なかなか収入に結びつかない。オーストラリアは特に人工自体が少ないですし、アートに関する認識も知識も北半球の国々と比べると非常に低いということが言えると思います。

ですから、アートを続けていくということはある意味、恵まれている環境でないと難しいと言えます。ですから、自然とアートを離れていく友人の多くでてきます。そこでよく話題になるのが、

「アーティストは潰しが利かない」

ということ。

ですから、また改めて専門職になるべく大学に行くとか、そのまま販売店の店員になるとか、バーやカフェで働くとか、スキルがあまりないような職業に転向する人も多いです。

そして、よく売れないアーティスト仲間と話すのはその経済状況からくるプレッシャーです。

ここではもう男女同権だからとか、そういうレベルの話ではなく、スキルがあれば、もっといい収入があるのにという現実的な話になってくるように感じますが、当然、結婚やパートナーがいる場合にはそのスキルの差がプレッシャーになるという友人もいます。

 

まとめ

『所変われば品変わる』これはもうどこでも同じ事でしょうが、日本ではまだまだ専業主婦希望の人が多いらしいですし、寿退社という言葉もあります。そして、働いている女性にしても経済的な理由で働いていることが多く、出来れば専業主婦でいたいという人も多いと聞きます。

要するに、『旦那の稼ぎが悪いから働いている』なんていう事ですね。

ですが、欧米社会では女性の社会進出は当たり前のことで男性と同じように扱われるわけですから、私からみるとスキルのない女性や専業主婦、あるいは収入のない女性が日本流でいう「負け犬」的な感じで解釈できる気がするのです。

まあ、私も学歴はありますよ、どこに出しても多分恥ずかしくないことも話せるでしょうし、専門知識だって普通のアーティストよりは勉強したと思います。ですが、収入になるともう、ダメです。アーティストなんてもんは基本的にはギャンブラーなんですもの。ですから、収入に関してはものすごいプレッシャーがありますし、負け犬感まではいかないまでも普通に働いて収入のある主婦に比べると、

ああああ・・・なんだかなぁ

という気分にさせられることがあります。

なので、私のようなアーティストというような職業(例えば、作家とか駆け出しの建築家とか、俳優、ミュージシャンとか)以外の女性で収入がないとか、スキルがないとかいう方達の思いはいかほどか・・・と思うのです。

私は個人的に『勝ち組』とか『負け組』とかいう表現は非常に日本の比較社会構造を象徴しているような言い方で好きではないですし、普段は使うこともしません。ですが、あえてその日本的な思考でオーストラリアの専業主婦を表現するならば、その国民性やフェミニズムの観点から、まあ、『負け組』になっちゃうんだろうなぁ、という話です。

全ての観念や感性が日本と欧米諸国の主義主張からは対極にあるのですから、当然、そういうことになるのですが。

しかしですね、ありがたいことに最近はブログが流行り始めて、何かスキルがなくてもこうやってブロガーという職業を確立することもできるわけで、そういう意味ではテクノロジーの発達による多様性というもののありがたさを実感している人もいらっしゃるのではないかと思います。

少なくとも、私はありがたくこの恩恵に預かっております。

インターネット産業よ、ありがとう。

 

 

 

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Sakura
2000年からオーストラリア在住。シドニー某大学の修士課程卒業。『海外在住引きこもり主婦』のアーティスト兼ブロガー。専門は銅版画ですが、油絵もやります。海外生活事情や文化などを中心に書いてます。
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