欧米では、「浮気は許されない」事実とは?

 

先週末、たまたま友人夫婦がディナーに来たんだけど、その時にゴシップ大会があって、共通の友人たちの近況が報告された。いや〜、同時に2カップルが離婚することになっていて、びっくり。その原因が、浮気。日本でも浮気は離婚の理由になっているけど、オーストラリアでは多分、トップにあげられるんじゃないだろうかって言うくらいまずい。浮気がバレて、それでも一緒にいる夫婦って、見たことないんですけど・・・。

で、今回はこの浮気について、日本と一般的なオーストラリアでの反応を比べて見たいと思います。

 

日本の浮気や婚姻の歴史的背景

さて、まずは日本の歴史から見てみると、平安時代では、一夫多妻制の上に招婿婚(妻問婚)という社会制度があり、夫が妻(正室)の家にいつもいる訳ではなく、夫が他の女性の家へと行っている間に、妻の元には別の男性が来ているという事も普通にあったらしい。また男性が恋人の女性の家に行ってみると、すでに他の男性が来ていたということも・・・。

「古今和歌集」に収録されている歌の中にもそのような状況の歌が多くあり、また、有名な「源氏物語」にも平安時代の恋愛観がよ〜く、垣間見られます。その夫や恋人、妻がそれぞれの浮気に対して大騒ぎしたり、ましてや公にする事は体裁も悪く、面子もあって滅多に無かったようです。また、一人の女性しか愛さない男は、面白みや風情に欠けて、軽く見られる傾向がありましたが、妻となった女性にはきちんと一線を置いていたようで、人妻を奪うことは非常識とされていたようです。

そして、時代が武士社会になった鎌倉時代には、御成敗式目に不倫密懐に関する処罰が規定されます。これによって、不倫は所領半分没収の上、職務罷免の処罰となり、この御成敗式目は戦国・江戸時代を通じて各家法に強い影響を与えて、武家法の基礎となりました。

しかし、庶民の性風俗に関わる明確な取り決めは得なく、江戸時代、それ以前においても配偶者以外との性交渉は珍しいことではなく、戦前では特に農村などではその風潮が一部に残っていました(夜這いなど)。しかし、その一方で、不義密通を死罪とする重罰規定が見られるなど、公的には浮気を肯定していない形が見られます。

 

欧米の浮気や婚姻の歴史的背景

では、欧米ではどうなのか。まあ、調べて見たら、日本の大昔の結婚観、制度とそう変わりはないようです。自由結婚や自由恋愛などはキリスト教の教会だからの制限や権限において早くから推奨されていたようですが、それ以前は親が勧めたり、親が決めたアレンジ結婚が主流だったようです。そして、結婚外での不倫や男性が他の女性(妾)を囲うことは普通にあったし、18世紀には売春が公然とあり、それを妻も容認していたようです。この頃の絵画でも、悠然と売春婦の絵画が売れたり、彼女たちとの交遊が小説になったりと芸術文化的にも推奨されている時期とも言えます。

しかし、男女平等やフェミニズム運動が盛んになるにつれて、女性の権利も広がりを見せ、欧米のでの女性の恋愛観の自由、性の解放など様々な変化が生まれ、現在では夫の浮気もそうですが、妻の浮気も同じように扱われているのが現実でしょう。

 

「浮気は文化」は日本男児の甲斐性

私自身、ウチの旦那と付き合いだしてからは一度も浮気はしていません。それまでは、う〜ん、すいません・・・・何度もしてました。まあ、考えられる理由として:

  • 特に本気じゃなかった
  • 付き合っているのも形だけ
  • 一筋になると捨てられた時に怖いから
  • ただ単にモテてたから

ただね、バレたことはない。あああ!すいません!あります、ありました!バレたことが!その時の彼氏は「もう、絶対にしないでね」って言ってけど、その後もしました。すいません、ビッチでした。

で、こんな女でしたが、なぜ今の旦那一筋でいられるのか、そして浮気をしないでいられたのか・・・。それは、旦那が「浮気は男の甲斐性」なんて時代錯誤なことを言わないから。信頼できるから、それだけだと思うんですね。

日本には、やっぱり歴史的な感覚や、女性軽視な部分がまだあって、私にとって彼らはちょっと信頼ならない人種のように写るんです。ですから、私が先に浮気しておけば「ああ、私も人のことは言えないし」なんて思えるし、傷つくことも少なくなる・・・とおもっていた部分もあると思います、今となって考えてみれば。

ですから、うちの旦那が言ったように、「浮気する奴は、嘘をついていて、信頼できないんだ。だから、僕も浮気はしない」という理論に納得したわけです。それに、他の男や女とやりたいだけだったら別に付き合う必要はないわけだし。要するに、セフレで言い訳なんですよね。

 

欧米の浮気に対する評価

ただ、現在では欧米の倫理から言って浮気は「嘘をつく行い」=「不誠実」、「嘘つき」など信頼ならない人間として映るようです。まあ、フランスなどは歴史的な背景から今でも「浮気は文化」(どっかで聞いたことがあるセリフだわ)として受け入れている国もあるし、そうじゃない国もあるので、一貫性がないんですが、アメリカ、オーストラリアでは、浮気する奴は「嘘つきで、不誠実」として社会からも友人からも信頼されなくなる・・・という感じはあります。

私たち夫婦の友人の中にも、ミッドライフ・クライシスによって浮気に走る人も何人かいますが、どうしても「不誠実」な印象はぬぐえません。それは、パートナーに嘘をついているから。まあ、当然ながら嘘をつきますよねぇ・・・

こんな風に、奥さんに言います?

「おお、今日は彼女とセックスしてくるから、遅くなるよ!」

なんてこと・・・普通は、通用しませんよね。

妻という、人生のパートナー、ベスト・フレンド、それから子供がいればその子供に対してだって嘘をつくことになる。「嘘をついても平気な神経」=「信頼できない人間」ということになります。

で、浮気をして離婚に至るのがほとんどなんです。日本のように、「浮気は男の甲斐性」なんてことで許された男性はオーストラリアではあまり、見たことないです。う〜ん、考えて見ても周りにはいませんねぇ・・・。

そして、当然ながら、ウチの旦那も「もしも君が浮気したら、絶対に別れる。そんな不誠実な人間とは友人でも嫌だ」と付き合った時点で言われたことがあります。要するに、結婚以前に恋愛関係であっても「誠実」が一番大切ということです。

 

まとめ

ですから、基本的に欧米では(フランス人は別だよ)、こんな風に不倫や浮気に関して、かなり厳しいです。速攻で離婚になるケースも多いです。たとえ、子供がいても「嘘つきとは暮らせない」というのが基本にあるようです。

まあ、日本もだんだんと女性が強くなってきましたが、それでも収入のことだったり、世間体だったり、まだまだシングルマザーは少数派になっていると思います。また、欧米では政府からの結構な補助金が出ますが、日本ではまだ額も少ないように思いますから、どうしても専業主婦だったりすると生活のために我慢する人も多いでしょうし、「目には目を、歯には歯を」と自分も浮気に走る人もいるかもしれません・・・わかる気がするけど。

まあ、なんだろう・・・。若い時に遊んどいた方がいいと思うんだよねぇ・・・。思い切りいろんな人と付き合って、いろんな男も女も見て、いろんな経験をしてからだったら、後悔もないし。別に誰と寝ようが、特に誰かに迷惑をかけているわけでも無いんだから、酸いも甘いも嚙み分ける方が人間としては深みも出る。うん、結婚する前にやっておこうっていうのがいいと思います。

で、結婚してからっていうのは、やっぱり「嘘つき」だし、人間的に「不誠実」だよね・・・・。