【語学習得】日本に居ても英語が喋れるようになる6つの方法

【語学習得】日本に居ても、英語が喋れるようになる6つの方法

「どうしたら、英語を喋れるようになれますか?」・・・ということ、結構、言われていたんですわ、日本で(18年も前だけど)。まあ、確かに若いときに1年だけ語学留学なんてこともしましたが、実際は学校にはあまり行ってなかったんです・・・・不良留学生だったんですわ。もう、ほとんど毎日のようにどっかのホームパーティーに顔を出し、その後、彼氏の家でクダを巻き、二日酔いで午後から授業に出て・・・・。出席しようがしまいが金さえ払ってくれていればいいというような学校だったから、特に何も注意されなかったし。珍しく朝っぱらから行くと、先生からは「あら、今日は早いのね」とか言われるくらい。でも、英語は喋れた・・・と思う(30年近い昔なので、もうよく覚えていないんです、すいません)。

それに、実は、真剣に英語を勉強しだしたのは、イギリスの語学留学から帰ってきた後からなんです。自分でもあたしの英語って、多分ものすごく酷い英語だと思う・・・・なんて思い始めて。それから必死で独学で勉強しました。英会話学校には通っていません(ああ、ちょっとだけ行ったか、すぐに退会したけど)。そして、思ったのは、日本に帰ってきてからの方が効率がよく勉強できたってこと。

さて、英語について、日本にいた頃によく聞かれたことは:

留学して英語をものにしたいけど、お金がないから無理・・・・

英会話学校もお金がなくて、ちょっと無理・・・・

どうやって勉強していいのかわからなくて、どの本を買えばいいんですか?

っていう感じのこと。

う〜ん、わからなくもないけど・・・・。でもね、お金がなくてもね、基本を踏まえて、環境さえ整えば英語は話せるようになるんだよね。英会話教室に通うお金もないし、留学なんてできない、と思っていて諦めている人もいるでしょうけど、実はそんなことないんですよっていう話を今回はして見たいと思います。参考になると嬉しいですわ。

1.  基本の英文法の教材を選ぶ

英語での英文法の本:

まず必要なのは、英語で書かれた英文法の本。これがメインになります。そして、実は英会話の教師もこの本を英語を教える際に使っているというバイブル。まず、この本を開いてみると、マジでこれを読むんですか?っていうくらい、英語だけ。でも、ものすごく簡単に書いてあるので、高校卒業程度の英語力があれば十分理解が可能です。

私のオススメはこちら:

Practical English Usage, 4th edition: (Hardback with online access): Michael Swan’s guide to problems in English

こちらは最新版で、オンラインアクセス付きになっているそうで、ちょっと高い。そこで、こんなに高いのは・・・とおもっている方は、中古でもいいですし、昔の古いバージョンでも十分なので、アマゾンで中古で買って見てもいいですよ。ちなみに、私は今だにこの初版を持っています・・・なんと、1980年に出版されたもの。そして、旦那と同棲しだした時に同じものを旦那の荷物に発見!さすがは、英語教師のバイブル!

日本語の英文法の本:

英語教材は本当に色々あるし、本屋さんに行ってみると、もう気絶しそうなほどあって、どれを選んでいいのかわからないと思います。初級から上級まで、本当に様々。ここでもう回れ右しちゃう人も多いのではないでしょうか。そこで、まずその日一日は教材選びの日と決め、じっくりと、自分と相性の合う教材を選びましょう。当然ながら、レイアウトやデザインが違ったり、漫画付きだったり、カラフルだったり、ものすごくシンプルだったり、様々なものが並んでいますから、焦らず、じっくりと選んで、これだと思う1冊を買いましょう。

選ぶ時の注意点は、できるでけ簡潔に、わかりやすく書いてあること。基本的に、この日本語の英文方の本はわからないときに日本語で理解するためにあるので、ある意味、バックアップ用です。

私のオススメはこちら:

表現のための実践ロイヤル英文法

こちらも実は初版を持っていたんですが、海外赴任が決まったという友人の旦那さんにあげちゃったんです・・・それにもう、ある程度理解しているから必要ないかな・・・とか、思っていたのもあったし。この参考書、ものすごくいい!簡単で、なおかつネイティブと一緒に書いているので、あまりにも日本語風で意味がちっと違う・・・っていうのがよくあるんですが、そういうのもめちゃくちゃ少ない、というか、ない。ですから、英語の正しい日本語の解釈を求めるなら、この一冊。

 

 

2.  英語の英文法を丸ごと写す

問題集や例文などもいいんですが、目的は英文法を理解することにあるので、手っ取り早いやり方をご紹介します。え?マジで?と思うかもしれませんが、上記に挙げた英語で書かれた英語の文法書を一冊丸ごと写す。

しかし、ただ、ズラズラとやっていては頭に入っていきませんから、ノルマを決めましょう。今日は、このチャプター、明日は休日だから、3つくらいやろうかな、とか。

これは、パソコンを使ってもいいですし、ノートを何冊か買ってきて、受験勉強よろしく、初めから最後まで写すというのでもいいです。私は、パソコン、その当時はワープロでしたけど、それを使って、タイプのブラインドタッチの練習も兼ねてやりました。そしてそれを印刷して、ファイルにして自分の「勉強したぜ」という自己満足のためにど〜ん!と飾っておきました。そう、どこまでやれるかを自分で褒めてあげるのもこの勉強を達成するための秘訣です!

そして、こちらの”Practical English Usage”を一冊まるごと写し終わる頃には、日本語の英文法がいらないくらい、すんなりと英文が読めるようになっているはずです。騙されたと思って、やって見てください。

3.  わからない文法はすぐに調べる

初めのうちは、英語で書かれていることについても、戸惑うと思うのですが、辞書で調べながら根気よく勉強していくと、次第に辞書なくても行けるようになります。それは英語の文法の専門用語がわかってくるから。例えば、法学や科学でもそうですが、専門用語が理解できるようになるまで時間がかかるのと同じで、文法にも専門用語があります。ですから、しばらくその専門用語を辞書で引きながらやるようになるんですが、すぐになれます。

けれども、わからないからといって、後回しにしないこと。そして、その時に役に立つのが、日本語の英文法の本です。これをバックアップとして日本語で確認するのです。そして、英語と日本語両方で理解していくという習慣をつけましょう。けれども、もしも、英語だけ理解できるようであれば、それでオッケー、日本語の英文法の本はあくまでもバックアップです。

4.  日本にいる外国人と友達になる

言語は生活習慣と密接な関係があり、まずはその習慣を身につけることが英語を話せるようになるコツです。つまり、英語でものを考える習慣をつけるということなんですが、「でも、周りに英語のネイティブがいない」なんていう人が多いと思うんですが、そうでもないんですよ。まあ、田舎だとちょっと難しいと思いますが、都会に行けば、わんさかいます。まあ、中には英語が母国語じゃない人もいますし、最近ではアジア圏からの留学生や観光客も多く、世界共通語としての英語でも十分行けますし、下手な教養のないネイティブよりもきちんとした英語を喋るかもしれません。

知り合う場所については、いろいろあって、大学内での留学生相手のコンパだったり、サークルだったりと情報を探してみましょう。また、六本木や新宿などの飲み放題、食べ放題に群がる外国人も多く(うちの旦那も行ってた)、日本人の友達を欲しがっている外国人もいます。また、逆ナンパもいいかも。まあ、この話は後ほど別の記事にしてみよっと。

 

5.  間違ったら恥ずかしいという気持ちを捨てる

「文法が間違っていたらどうしよう」と思ってしまう時、ないでしょうか?でもね、日本人の友達と話していて、日本語の文法をいちいち気にして話していますか?そんなこと気にしてませんよね、口から自然に出てますよね?それを同じことを英語でもできるようにならないといかんのです。とは言っても、そんなの無理じゃ!と思いますよね・・・そこで、それを克服する考え方なんですが、「恥を捨てよう」っていう事です。

言葉を習い始めの子供達を見ていると(うちの息子たち)、全くもって意味不明な単語を言う時もあるし、意味不明はことを口走るんです。よくわからないから、説明してもらうと、あああ、そう言うことかと思うんですが、これと同じことが私たちが外国語を学ぶときに言えます。そう、あなたは7歳児と同じくらいのレベルだと言うことを理解してください。

でも、頭の中は大人なので、恥も外聞もある。文法の知識だってあるし、学歴だってある人もいるでしょう。だから、喋れないと「才能がない」と思い込んで諦めてしまう。まあ、確かにうちの旦那のように全く語学の才能がない人もいますが、本当に稀ですから。まずは、間違ってもいいから開き直ってしまうことです。そして、「間違ったら直してね」と相手にもお願いしておきましょう。そうすると、「その言い方はちょっとおかしいよ、こう言うんだよ」と教えてくれるでしょう。

6. 英語で考える習慣をつける

私もそうだったんですが、英語を学んでいる人の多くがそうだと思うんですが、まず日本語で考えて、それを英語に直すという感じ。そうするとね、会話のテンポがずれるんです。頭の中で、「ええっと、準備って英語でなんだっけ?」と考え、それからまた英文法を考え出す・・・・そのうち、会話が次に移っていたりする。マンツーマンだったら相手は我慢強く待っていてくれると思いますが、グループだったら取り残される。ああ、あるある・・・とおもっている方も多いでしょう。私もそうでした。

そこで、それを克服するのは、もうとにかく英語漬けになること。電車に座っている時も、周りを見てあの人服のセンス悪いな・・・と思ったら、英語で考えてみる:She’s got a dad fashion taste.とかね、その後、他にどんな言い方があるのかも考えてみる:The woman is wearing a bad dress.とか。とにかく、できるだけ日本語で考えないで英語で考えるようにするんです。英語で考える脳みそを作っていく感じかなぁ・・・。私はよく旦那に「疲れたから、英語の脳みそのスイッチを切るぞ」って言ってた時期がありましたっけ。

習慣と環境を作るとしたら、手っ取り早く、日本語訳がついていない英語のリスニングテープを聞き続けるのも一つだし、ネットを使って、ユーチューブ、海外のTVなど(フレンズがオススメ)たくさんの教材、素材がいっぱいあります。それから、ネットを通して英語を喋れる友達を作って、チャットするとか(騙されないように、できるだけ自分のIDは隠しておきましょう)。使えるものはなんでも使って見ましょう、形から入る人もいるでしょうが、要は自分の意思ですから。時間がかかっても、じっくりと自分中の「英語の自分」を育てていきましょう。

まとめ

なんども言いますが、言語は環境です。本当に基本的なことを言えば、子供は文法も単語も知らなくても自然と周りから吸収して、読めなくても、書けなくても、話せるようになりますよね、それと同じことで、多言語の環境に放り出されたら時間がかかっても自然と身振り、手振りを使ったりして、その環境のコニュニケーションの一つとして習得していきます。

例えば、私の友人にイギリスに15年間住んでいた人がいます。彼女の学歴は高校卒業まで、そしてイギリスでは美容師として働いていました。まあ、私がイギリスに留学していた時に知り合ったんですが、その当時は私の方が喋れていたくらい、彼女の英語はひどかった。しかし、10年ぶりに帰国した彼女に私の旦那(当時は彼氏)を紹介したとき、実は英会話は彼女の方が数段上になっていて、ペラッペラになっていた。けれども、旦那曰く、彼女の英語はストリート英語で文法もめちゃくちゃだし、時制もめちゃくちゃ・・・あれは、ちょっとひどい、と言っていたんです。そう、ここで、大人と子供の差が出てくるんです。

子供だったらば、文法が間違っていようが、単語が間違っていようが、子供だから許されるんですが、大人が喋る英語で、それがある程度のレベルになったらば「教養がない」という風に取られてしまうんです。ですから、文法的な基礎はきちんと理解しておいたほうがいいので、上に書いた、「英語の文法を丸写し」する必要があるんです。日本でもいるでしょう?きちんとした日本語が話せない人で、周りから「お育ちが悪い」なんていう風に思われる人・・・これは、万国共通です。まあ、そんなの必要ない、喋れればいいと思うんでしたらいいんですが、最終的にそれなりの人間としか付き合えないことになりかねない・・・。

私は自己流で英語を学んできたようなところがあります。英語学校に通ったこともありますけど、あれね、時間とお金の無駄だと思ったんで、すぐに退会してしまったんですよ。というのも、たったの1時間程度では英語なんて話せないし無理。それだったら、日本にいても自分で自分の環境を英語環境に変えちゃうことが一番の安上がりだし、成果も出ます。

私は、日本にいるから英語が喋れないというのは、ちょっと、違うと思います。海外に出ても、日本人とつるんでいて、全く英語が喋れない日本人をごまんと見てきましたし、とにかく、環境です。まずは、環境を変えて見てください、結構、英語を学ぶだけじゃなく、いろんなことが変わってきますよ。