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オーストラリア史上最悪の山火事、23人が死亡、コアラも危機的な状況

オーストラリアは2019年9月から発生した山火事で、現在も広い範囲で炎上中で豪州史上最悪と言われて、NSW州、VIC州、SA州、QLD州と大規模な山火事に見舞われています。実際に、避難勧告がされて必要なものを持って避難という事になった友人も多数います。オーストラリアではユーカリの木から発火するという自然の摂理がありますが、ここまで酷いものはオーストラリアの歴史上初めての事。

現在では、一番多いのがNSW州の、ボランティア3人を含めた18人で、昨年の10月から数えて23人の死亡が確認されています。そしてなんと、580万ヘクタールが焼失。九州と四国の面積を足したくらいの広さが燃えた事になります・・・。

また、何千人もの人が避難を余儀なくされており、実際に12月31日にはビーチに避難し、その日に3回目の以上事態宣言を発令されました。

しかしながら、本当に酷い・・・。確かにオーストラリアは山火事が多いし、これもまた仕方がないのかもしれないが、ここまで乾燥するというのは異常。

シドニーもずっと、ずっと煙が蔓延していて、マスクをしている人をよく見かけるようになりましたが、ここ数日は治っているようで、次男の喘息の心配もしなくていいけど、またひどくなるという予想もあるとか。

 

友人宅が全焼、避難準備して待機中も大勢

私のFacebook友達というのは、99%が豪州人なんですが、様々な所に住んでいるので実際にこの山火事によって、焼け出されてた友人もいますし、現在もまた避難勧告待ちという友人もいます(スノーイーマウンテン近くに住む友人)。

そして、友人の弟さんは建設中だったブルーマウンテンズの家が全焼。大工が行方をくらましているために火災保険は建設中のため入っていないという可能性が強く、詳しい保険などの状況が一切つかめず、多分、全財産を失うだろうとのこと。

また、友人はブルー・マウンテンズ近郊のホテルでシェフとして働いていましたが、避難勧告を受けてクリスマスと正月は実家で過ごしているとのこと。とりあえず、消防隊がホテルの炎上を食い止めてくれたそうで、この火事がいつ収まるのか分からないからと呑んだくれてましたが・・・。

そして、NSW州でホリデー先としても有名なSouth coast、プリンセスハイウェイ(主要国道)も閉鎖されていますし、Batemans Bay(ベイトマンズベイ)では街の近くまでも延焼しているとか。私も何度かこの辺りにはホリデーで行ったことがあるので、非常にショック。。。。

美しい街がどんどんと焼かれていく・・・

消防士の数が足りないため、避難拒否は自己責任に

実際の話ですが、ゴスフォードに住む友人のお兄さんは消防士から「もう避難する方がいい。これ以上は僕たちはできない。一つの家を守るよりもこの火をこれ以上広げないようにするしかないんだ。残念だけど、これ以上のリスクは自分で負うしかない。申し訳ない」と言われたそうです。

オーストラリアの火災保険というのは、実はものすごく高いんです。だから可能性のない場所や街中だったりすると火災保険に入っていない人が多い。ですから、最悪の場合は家のローンが残ったまま全焼して、保険も降りないということもあるわけです。

実際にそういう状況だから、家に残って消化活動をする人も多く、そういう場合に命を落とすということにつながると言われています。

数年前のメルボルン郊外で起きた山火事もまた、市街地に近かったという理由で「多分、大丈夫」という憶測が多かったために逃げ遅れて、車の中で命を落としたということも聞いています。

 

上のビデオはNSW州の Rural Fire Serviceから出ているもので、どのようにして山火事が広がるのかを説明しています。また、火の粉によっていきなり何もなかったところから炎上することもあります。実際、オーストラリアのどこにでも生えているユーカリの木にはユーカリ油がたっぷりと含まれているため、一気に炎上、延焼していくのです。考えてみると本当に恐怖でしかないです。

そして、こんな映像をTwitterで見つけちゃったよ・・・

ヘリコプターが民家のプールで水汲んでる瞬間・・・。スゲーな〜。やっぱり、パイロットのテクニックがハンパないと言うか。実際、本当にプロはピンポイントでその場所に水を落とせるというし。

プロの消防士が足りずにボランティアと他国からも

実際に3000人以上の消防士が懸命に消火活動をしていますが、その多くの方々が地元のボランティアなんです。そして、ボランティアの一人であった方が亡くなり、それを受けて彼の幼い息子が名誉勲章を受けたというニュースもありました(涙)。

そして、1月5日にはカリフォルニアからもボランティアの消防士が到着したとのこと。また、他国からも今回の山火事のついてボランティアを送ろうかというオファーがたくさん来ていると言うことです。ありがたい・・・(涙)。

また、私のプライベートのFacebookページにも友人から流れて気がビデオですが、こんな風に消火活動をしているんですね。。。こんなの、恐怖でしかないわ。

こんな状況で頑張っている消防士とボランテイア。私も昨日、ネット募金してきました。

モリソン首相は家族でハワイを満喫中に批難を受けて慌てて帰国

Twitter feedより

そして、この時期に首相のスコモ(スコット・モリソンのあだ名、自分で言ってるからね。スコモって呼んでねって。。。バカじゃなかろうか)は、悠々とハワイで家族旅行しちゃった。

自国が前代未聞の山火事で大変だっていうのに、家族でハワイ旅行。どっかの首相や大統領と一緒だけど、どうしようもない。当然ながら国民からはブーイングの嵐。で、急遽帰国して謝罪していたけど、あの口元に張り付いたニヤケ顔が気持ち悪すぎて、吐き気がした。

あのね、国のリーダーっていうのはね、自国が大変な時に真っ先に指揮をとり、国民のために寝ないで翻弄するためにいるのよ。そういうこともわからない人間っていうのはね、リーダーになる資格も素質もないわけ。

そして、スコモはこの写真の削除を求めているとか。そりゃ、ボランティアの人が亡くなったり、昼夜構わず消火活動している方々がいる中でこんなに楽しそうにしているなんて、オーストラリアじゃありえない感覚よ。

もっと上に貼り付けた写真の消防士達。ボランティアを含めて皆さんが疲労困憊ですよ。そんな中、こんなに楽しそうに写真まで撮って・・・。サイテーだわ。

「家族サービスは山火事を終わってからやれ!ばか!!お前みたい人間に国のリーダーの資格なんてないんだよ!」というような事を災害の見舞いに行った場所で罵倒されてました。

当然でしょ、飛び蹴りされないだけまだマシよ。

とりあえず、その映像も貼り付けておきますね。

コアラやカンガルー、家畜などの動物の被害も深刻

この800万ヘクタール以上が燃え尽きたこの山火事で、当然ながらコアラやカンガルーなどの動物たちの被害も深刻です。特に、動きの遅いコアラは逃げ切れず犠牲になる。。。また、家畜も連れて避難出来ないのであちこちで悲惨な状況が続いています。

現在ではコアラの絶滅の危機にも触れられています。

また、地方行政も積極的にコアラや被害にあった動物達を保護しています。

まとめ

去年の今頃って、私達は友人の別荘に行ったんです。そこは今回の山火事でも被害がひどかったところで、私たちがネパールに行っている時に常時、連絡を取り合っていて、消防士達が頑張ってくれて家は大丈夫だったとの事でした。また、彼女の両親の家も無事だったそうですが、あの辺りは現在も避難勧告が出されているためにまだ戻れないという事です。かれこれもう1ヶ月近くになるんじゃないかなぁ。

そして、このおたんこなすのスコモを含めたリベラル党は、今回の山火事を起こした干ばつは、地球温暖化とは一切関わり合いがないと表明。昨年は政府も一枚噛んだ炭鉱を新たに設立する契約も結んだしね、オーストラリアは炭鉱の国でこの政権の最大のスポンサーであり、パトロンは炭鉱会社なんですよ〜。この政党に投票していた田舎の人の何人が家を失ったんだろうね。。。。

よく考えて次は投票してほしい。

そして、私たちの美しい国はこうして失われていくのかと思うと非常に残念で、悔しくてたまらない。そして、命を落としたボランティアの方々。

Wildlifeも何千匹という数で犠牲になっている・・・。

早く大きな雨が欲しいが、もう何ヶ月も降っていない・・・。

 

 

Sakura
2000年からオーストラリア在住。シドニー某大学の修士課程卒業。『海外在住引きこもり主婦』のアーティスト兼ブロガー。専門は銅版画ですが、油絵もやります。海外生活事情や文化などを中心に書いてます。
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