⑧ついにアナプルナベースキャンプ制覇!【ネパールトレッキング】

第8日目【子連れでネパールアナプルナベースキャンプトレッキング】

さて、ついにこの日はマチャプチャレベースキャンプ(MBC:標高3650m)に行って、そのまま夕陽を見にアナプルナベースキャンプ(ABC:標高4130m)まで行くというラムさんからの提案がありました。

一応、出発前の日程予定では、ABCにも宿泊予定だと言う事だったのですが、

「その下のMBCで宿泊して、次の朝早くに出て日の出を見に行く・・・行きたければ」

って、ガイドのラムさんはあまりお勧めじゃないような感じ。というのも、ドバド(トレッキング4日目)で私もRさんも頭痛と首の後ろが痛くなったので、高山病体質と思われたのでしょう。ラムさんの話を聞いていたAU旦那は、「妥当な計画だと思うよ。具合が悪くなったら困るしね」と。

でも、朝っぱらから行く気満々なのはRさんだけ。

えええ、Rさん、マジで??

「行ってらっしゃ〜い」と心の声が口に出ちゃった。

そして、ここのデオラリからMBCまでは2時間あまり。でも、私の歩く速度を入れると多分、3時間かな〜。出発時間が8時半だから、ちょうど昼食時間くらいに着く感じですかね。そして、ABCまで2時間だから、ABCからまあ暗くなる前に帰ってこれる感じ。

ふんふん。

そうか、今日がABCに行く日か!と、遅ばせながら実感したって言うのはいい加減、呑気だよね。

それでも、昨日から山の雰囲気が違うし何かしら緊張感も感じられるので、ちょっと頑張れると思います!ただ、標高が高くなったのでその分、空気が薄く、疲れる感じがする。そして、昨夜は変な夢を見たし。覚えてないけど、かなりビビットな。と言っても、アーティストですからね、いつも色付きのビビットな夢ばかり見ているのであまり気にならなかったけど、朝食の時にRさんもAU旦那も夢見の話をしてて、標高が高くなるとどうしてもビビットな夢を見るという。

兎にも角にも、今日が一番高いところまで行くわけだから、どんな事になるかと楽しみではある。

さあ、出発じゃ!!

しかし、息をのむほど綺麗な景色。MBCから見えるヒマラヤの山は神々しいというか、迫力が違う。これがABCになったらどうなるんだろう・・・と期待も膨らむというもの。

とはいえ、ここら辺はまだちょっと上りがきつかったりする。そんなに距離はないが、ちょっとだけ階段があったりしました。

でも、初めの頃と比べると本当に格段に体力がついているのが分かるから、2時間歩くと言われても「そうか、2時間(実質、3時間)か・・・・」特にげんなりすることもなく思えるのはすごい変化だと思います。人間こうやって環境に慣れていくのね・・・・と、改めて実感する。

【ネパール】子連れでアナプルナベースキャンプトレッキング

そしてこの辺は、冬場になると非常に危険らしい。かなりの確率で雪崩が起きると言います。ウチのAU旦那が「雪崩の危険エリア」という看板を見つけ、「写真撮って!!」と珍しく催促してきました。ここでは、顔出ししてませんが、満面の笑顔で写ってます。

まあ、今の時期はまだまだ雪には早いので、当然その心配はない、と言うか雪自体が降ってないからね。

注意!

2020年1月にここで雪崩が発生して、韓国からのグループの登山客とネパール人が犠牲になったそうです。いくら初心者でもオッケーというトレッキングコースでも真冬はやめたほうがいいと思う事故でしたね。ご冥福をお祈りします….

【ネパール】子連れでアナプルナベースキャンプトレッキング

崖が多くなり、木々が少なくなって来るんですが、ラムさんが崖の上を指差して、

「Honey! Honey」と言います。

みんなで上を見上げると、崖の途中に蜂の巣を発見。結構、デカイいし、変な形してる(怖)。私は基本的に蜂が大嫌いなんで、旦那に即されて望遠で写真撮りましたけど、いい加減な撮り方だったのでちょっとブレてます(すいません)。

【ネパール】子連れでアナプルナベースキャンプトレッキング

そしてしばらく歩くと、空洞になっている洞窟の入り口?なんだろう、あれは・・・と言うものが出現。ラムさんと次男はいつもの如くに先に行って待ってます。そして追いつくと、ラムさんが説明してくれました。

ここは雪崩があって雪が堆積して、夏の間も完全に溶けることがなかった場所だそうで、こんな風に空洞になったんだけど、2週間くらい前にここの下の部分で遊んでいたネパール人が雪が落盤して生き埋めになったそうです。そして、救出しようとしたけれど努力も虚しく2人が死亡したそうです。その時のシャベルがまだそこにありました。

ラムさんは私達にしか話してくれませんでしたから、そんな話は知らない次男は初の雪に遭遇して大はしゃぎ。まあ、降ってないのが残念だけど、いつか雪を見に連れてったる。長男だって、まだ雪を見てないからね。

【ネパール】子連れでアナプルナベースキャンプトレッキング
【ネパール】子連れでアナプルナベースキャンプトレッキング

そして、また登り。

と言っても、この辺に来ると緩やかな登り。でも、景色はいい!

【ネパール】子連れでアナプルナベースキャンプトレッキング

そして、やっとMBCに着いた〜!!看板がある〜!!

でも、まだ宿が見えない。。。。そして、ちょっと歩くと、こんな感じ。

あああ、またもや絶景。

【ネパール】子連れでアナプルナベースキャンプトレッキング
【ネパール】子連れでアナプルナベースキャンプトレッキング

そして、やっとMBCの建物が見えてきた(すいません、写真が歪んでます)。

ここには救助のための施設があり、ヘリポートも完備というか、ヘリが着陸できるようなスペースもありました。ここで昼食を取り、ABCに向かいます。

昼食は相変わらずの同じメニュー。いい加減、何を食べようかとメニューとにらめっこ。まだ制覇してないものも沢山あるんだけど、どうも食指が伸びない・・・。

荷物はあまり必要ないので、飲み水だけを持って出発。ですが、ラムさん曰く、かなり冷え込むから手袋とダウンジャケット、その下にはフリースを着てとの事。ここ、MBCではまだ長袖一枚とダウンベストで登って来ました。そして、ゴレパニで買った耳まで被る帽子もリュックに入れます。

いざ、ABCへ!!

ABCはなんとなく恐山を彷彿とさせる・・・

出発して間もなくすると、所々に雪が残っている場所が見えてきます。

MBCとABCまでの標高差は480m。全く持って、想像が出来ない高さの差。ですが、歩いて行くとかなりきついと言うか、空気が薄いんでしょうね、なかなか前に進まない。MBCからABCまでは2時間って言うけど、多分、2時間は無理だと思う。

しかし、まわりの景色に圧倒され、魅了されて行きます。

山に魅了される人々の気持ちが分かる気がします・・・。

でもね、なんかこう写真で見た恐山っぽい感じがする。まあ、実際に俗な話ではあるんですが、死後、魂は高い山に登って行って昇天するという説もあります。ネパールでも同じような信仰というか考えがあるのかどうかわからないんですが、そんなことを考えながら登っておりました。

【ネパール】子連れでアナプルナベースキャンプトレッキング

そして、後ろを振り返ると、MBCの宿とその上に切り立つアナプルナサウスの山が美しい・・・ああ、これがヒマヤラの山の魅力なのか・・・。これだけで、今までキツかった道のりが無駄ではなかったと思える。

【ネパール】子連れでアナプルナベースキャンプトレッキング

そして、また歩く。あああ、呼吸がきつくなっていく。

AU旦那は、私の息が上がっていくのを察知すると、彼の5000m超えのヒマラヤベースキャンプまで行ったその時の経験から「リズムよく、ゆっくりと呼吸するように。キツくなったら、止まって、息を整えるのも大事だよ」アドバイスしてくれます。

しばらくしたら、先を歩いていたポーターのラムさんの甥っ子と次男が道から外れて何やらやってる。道に立っていたラムさんが、

「ここから先は、標高が高いから次男君はここで僕たちと遊んで待っているから、もう1人のポーターと一緒にABCに行って来て。」との事。チラッと、次男を見ると残っていた雪を投げて遊んでいる。

「OK、出来るだけ早く降りてくるよ」と答えて次男を後に。奴は私達が離れたことさえ知らず、遊んでるし。まあ、いいか。楽しそうだから。。。。。

【ネパール】子連れでアナプルナベースキャンプトレッキング

そして、ABC目指して登ります。ちょっと緩やかな登りなんだけど、とにかく、身体が重いのと息が上がるので、なかなか前に進まない気がする。

ですが、やっとABCに着いた!!

とりあえず、2人で記念撮影!

【ネパール】子連れでアナプルナベースキャンプトレッキング

ここから上に行くと宿があるので、その上にも行ってみようという事に。

どんな宿なのかなぁ、という興味もあったので、また登ります。

ですが、雲が多くて景色はイマイチ。やっぱり、朝がいいんだろうなぁ。この雲がなければ、山が綺麗に見れるはず。

【ネパール】子連れでアナプルナベースキャンプトレッキング

そして宿はこんな感じで、殺伐としてました。AU旦那は、ここに泊まらなくてもいいよね。なんか、あまり泊まりたくない。なんてことを言ってます。

確かに、MBCと比べると作りは古い感じがします。しかも、既に雪が降った模様で、地面には屋根から落ちた雪が溜まってました。当然、ここにはヒーターや薪ストーブはないから寒いはず。

【ネパール】子連れでアナプルナベースキャンプトレッキング

さらにちょっとまた上の方に行ってみると、金色の銅像というか、記念碑?なのかなぁ。人物像がありまして、ポーターの男の子に聞いてみると、ここを開発中に亡くなった人だとか。

ここもまた開発中ですね。この写真の中央には多分、ロッジが出来るんじゃないかな、基礎工事を始めた感じで土台になる石が用意さえています。

さて、次男くんが待っているのでさっさと降ることにして、降りて行きます。そうしたら、なんとラムさんとポーター甥っ子と次男が登ってくる。

ラムさんが、

「次男君も一緒にABCまで行くって。」

そうか!彼もABCまで来れたか!

と言うことで、また記念撮影をしました。次男はとっても満足げ。

そして、日が暮れないうちにMBCに戻ります。

【ネパール】子連れでアナプルナベースキャンプトレッキング
【ネパール】子連れでアナプルナベースキャンプトレッキング
【ネパール】子連れでアナプルナベースキャンプトレッキング

MBCの夕焼けとセットで、この登山は一生忘れない

【ネパール】子連れでアナプルナベースキャンプトレッキング

MBCの宿に戻ってきた時には日暮れがちかかったので、暖かいジンジャーハニーレモンティーを頼み、中年男2人はまたビール。ヒマラヤと言う名称のビールで乾杯してました。

そして、寒くなる前に寝袋と掛け布団を準備していると、AU旦那が呼びに来て、

「凄いよ!外に出てごらんよ、夕焼けが凄いよ!」

とりあえず、やっていたことを放り出して外に出て見ると、綺麗な夕日が山に反射していて、言葉も出せずにただ眺める。。。多分、この夕焼けは一生忘れないと思うなぁ。

しかし、よく登ったよ・・・4130mと言う場所は多分、私にとって地球で一番高い場所になるんだろうなぁ。基本的に登山ってまあ、嫌いじゃないけど、もう十分かなって思うしww。

さて、明日からは下り。後、6日間残ってます・・・・。

同じメニューで6日間過ごすのか・・・。

ダメだね、考えたらげんなりする。

 

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