【オージー式の子育て】日本の「外に出す」しつけと、欧米の「タイムアウト」しつけの違いとは?

 

久しぶりに子育てについて、日本のやり方と欧米のやり方を比べて見たいと思います。ウチには二人、息子がいます。長男はバリバリのティーンで、思春期・反抗期の真っ只中にいます。次男はとっても可愛い盛りの7歳で、二人の間は9歳離れています。まあ、次男が生まれたときは長男が色々とお手伝いをしてくれて、とっても助かっていますし、今じゃ、ベビーシッターは長男の仕事。8時になると、ちゃんと歯を磨かせて、オシッコさせ、本を読んで、きらきら星(なぜか毎晩、合唱させられる)を歌い、きちんと寝かせてくれるという、なんともいい息子なんですわ。

で、最近になってまた考えるようになったのが、自分の子供のしつけ。子供が生まれると、自然と自分が子供だった頃のことを思い出したりするんですが、私は、オーストラリアで欧米流の子育てをやっています。そして、ああ、こういうのって、ちょっと日本と違うよねぇ・・・と自分が子供の頃を思い出しては比べてみています・・・。

私は普段はいい子だったので、たま〜に、悪いことをするとよく、外に出されたという経験があります。読者の皆さんの中にも「あった、あった」と思う人もいるでしょうが、これ、定番ですよね。よく、外に出されちゃって、泣きながら「ごめんなさい、もうしないから、開けて〜ぇ!」っていうやつ。はい、覚えてますわ。そして、最悪なガキだった私は、何度目かの時に同じマンションのお友達のうちに遊びに行ってしまった・・・・。静かになったので、ドアを開けたうちの親は真っ青・・・。

では、なぜ日本の親は外に出すんだろうか・・・?

 

日本の外に出すしつけの真意は?

それは、日本が家族や地域社会といったコミュニティーベースの社会構造で成り立っているから。まあ、最近では核家族化が進んでいるので、あまりこういう部分についてよくわからない人もいるかもしれませんが、日本は集団主義ですから、家族やその地域社会でのルールや秩序を尊重する、あるいは重視する民族性を持っています。その一番小さな集団の単位がまず家族な訳です。そして、言うことを聞かない、悪いことをした、家の秩序を守らない、「それじゃ、このコミュニティー(家庭)ではやっていけないから、出て行け」と言うことになる。そして、日本人はたった一人でいたり、孤立するととっても不安になる民族性を持っているから、その部分を使ってしつけをしている。日本人として最大の罰や戒めは「集団から追い出す」と言うことになるのではないかと思います・・・。

「悪い子は、こうやって追い出されるんだよ、だから言うことを聞きない!」と言うことですわね。

欧米の「タイムアウト」しつけの真意は?

反対に欧米では「外出禁止」や「部屋から出るな」と言う感じでしつけをして行きます。これを部屋で謹慎させたり、部屋の隅や階段などに座らせたりして、一人にさせるのを「タイムアウト」と言います。ただ、年齢的なこともあって、小さい子供の場合は、一人で部屋に閉じ込めると恐怖心や不安感が煽られてしまって、心理学上よくないそうなので、親から見える範囲でやります。

「少し部屋でタイムアウトして来なさい!」← これは長男(16歳)。

「部屋の隅でタイムアウト!」← これは次男(7歳)。

ってな感じで、子供たちの自由を奪うんです。そして、一人になって子供にも冷静にある時間を与える・・・。ウチもこれでやっています。16歳の長男も口答えがひどかったり、母親に対しての態度が悪かったりすると、今だに「部屋に行って、反省していなさい!」と言われてます(笑)。習慣って恐ろしい・・・・今だに、ブツブツ文句を言いながらも、素直に部屋に行きます。そして、しばらくすると出て来て「ごめんなさい。僕が悪かったです」って謝って来るんです。7歳の次男も、駄々をこね出して止まらなくなると、旦那にひきずられてリビングの階段に座らされてます。長男も、確か・・・10歳くらいじゃないかなぁ・・・・部屋で一人で謹慎させるようになったのは。それまでは、おもちゃで遊ばないようにリビングとか見える場所でタイムアウトさせてました。

また、TVやディバイスなどを取り上げる場合もあるし、長男の場合は外出禁止だったり、ペナルティーとしておこずかいの削減があったりします。これは、悪いことをしたら、「ちゃんとそれに見合った償いをする」、「罰を与えられる」と言うもの。まあ、極端な話、成人になって罪を犯せば法律で罰せられ、刑務所に入れられて自由を奪われますよね、それと同じですね。そうやって、小さい頃から自分のやったことの責任は自分で取るということを教えることにもなります。

 

現代では幼児虐待にもなる「外に出す」しつけ

 

Takayuki Tanooka, father of seven-year-old Yamato, bows in front of media after his son was found, in Hakodate, Hokkaido. Picture: Kyodo/AP

2年ほど前、北海道で小学校2年生の男の子(うちの次男と同じ歳)が行方不明になった事件がありましたよね。父親が言うことを聞かない息子をしつけのために山の中に置き去りにしたって言うやつ。実は、こちらでもニュースになったんです・・・。あの父親、しっかりと謝罪している写真が出てましたし、見つかったガキのニッコリ笑って、ピースまでしている写真も出てました(それは載せませんけどね、ここでは)。旦那と、「うわっ、悪そうなガキだなぁ・・・全然、反省しとらんなぁ」と言ってたんです(笑)。

そして、この記事のコメントには、

「バカな罰を考えたものだ」

「親も罰を受けたんだから、見つかってよかった!」

「親から親権を奪い取るべきだ」

「幼児虐待を考えるべきだ」

などなど、まあ、親に同情するのもあったし、実は自分も置き去りにされたことがあるなんて話もあったけれど、ほとんどがなんで7歳の子供を山に置き去りにしたんだ。と言う意見の方が多かったです。ウチではどちらかと言うと、このご両親に対して同情的・・・・いやぁ、本当にどうしようもない、クソ悪いガキっていうのがいるんだわ・・・いっくら言い聞かせても分からない、悪ガキが!当然ながら、懲らしめるために置き去りにして、当然ながら後で車でまた戻ったんでしょうけど、クソガキだから歩き出したんですよ!それで、世界的なニュースにまでなっちゃって・・・・グローバル化って怖いわ。でも・・・山の中で置き去りはちょっと、やりすぎだったかな・・・、とは思う。

そして世間的には、特に寒い冬に野外に出すと言うのは、幼児虐待を疑われても仕方がないんですよね。長時間にわたるとそれによる精神的な影響も考えられるし、そんなに長い時間は必要ないと思うし。それに、しつけと称する虐待も考えられるでしょうね。最近では、幼児虐待のニュースも多いし・・・、病んでるなぁ・・・と思って見ていますが。

参照:The Australian:Japanese boy abandoned by parents as punishment found alive

まとめ

しつけって、本当に文化的なものって出ますね。「外に出される」しつけは日本で親からされましたし、今は親として欧米式の「部屋で謹慎」や「タイムアウト」しつけを実行中。ちなみに、鍵はかけませんよ、鍵なんてないですし!ウチには鍵があるのは、バスルームと私たちの寝室のみ。ですから、トイレに行きたくなれば、勝手に行けるけど、トイレの後はまた私たち親がいいと言うまで出ちゃいいけないのがルール。それか、きちんと何が悪くて、どうしてタイムアウトになったのかを私たちに説明することが出来れば、オッケー。それまでは、タイムアウト。

まあ、日本も海外も同じようにそれぞれに躾のやり方って違いますし、実は時代とともに変わってきているのも事実。でも、日本の外に出すのはあまりいいとは思えないんですよねぇ・・・効果がないと言うか。それ以上に、イジメを助長させるような気がする・・・・家族に合わないようなら、出て行け・・・、排除してやる。って言うことな訳だから。これって、いじめでもありますよね・・・仲間はずれにして、排除する、って言うやつ(私もやられたよ!)。だから、日本のいじめは無くならないのか???

すいません、ちょっと飛躍しましたが、なきにしもあらずかなぁ・・・・?