最近の海外旅行はもう既にクレジットカードが主流になっていますから、基本的にはキャッシュは必要ないという国が増えていますが(日本は別ね)、ネパールは今だにキャッシュが必要な国です。それもかなりの頻度で現金払いです。クレジットカードも当然使えますけど、という程度の状況。
そこでネパールに行く時に必要なお金の知識をご紹介します。
ネパールの通貨は(ネパール)ルピー
ネパールの通貨ですが、インドと同じルピーになりますが、ネパールルピーです。使うのは紙幣が多く、3週間のネパール滞在でコインは見たことがなかったです。多分、あまり使わないのでしょうね。
紙幣は、5、10、20、50,100、500で、1000ルピー札が最高になります。そして、基本的にはあまり観光客が多くないようなお店やレストラン、またトレッキングなどに行った宿などではクレジットカードが使えないお店もたくさんありますが、ゲストハウス以上の宿やホテルなどではクレジットカードが使えます。
インドルピーが使えるが、インドではネパールルピーは使えない
ここで面白いのが、インドのルピー、同じルピーなんですが、ネパールではこのインドルピーが使えます。なので、インドからそのままネパールに入るような旅行の行程を組んでいる人にはとっても便利だと思いますが、この逆、ネパールルピーはインドでは使えないという事実もありますので、ネパールからインドに行く場合には注意したほうがいいでしょう。
ネパールルピーの両替はどうする?

さて、ネパール旅行に行く時にルピーに両替するほうがいいのですが、国によってはネパールルピーを取り扱っていない国がほとんどだと思います。
実際に、オーストラリアではネパールルピーを扱っている銀行は調べた限りではありませんでした。なので、私達はオーストラリアドルから米国ドルに換えて行きました。多分、日本でもネパールルピーを扱っているところは多分ないと思います。
そこで、両替をする場合以下の方法があります。
- 日本円を持って行って、現地でルピーに両替する
- 日本円を便利な米ドルに両替してルピーに両替する
- 銀行のデビットカードやプリペイドカードで現地のATMを使う
- クレジットカードでキャッシングする
ですが、最後のクレジットカードでキャッシング、これは個々のクレジットカード会社にもよりますが、非常に金利と手数料が高い場合が多いので、あまりオススメしません。
では、どこで両替するのがいいのでしょう。
空港で両替する方法
まず、私達はシドニーで米ドルに両替して行きました。というのも、空港で払う観光ビザがドル建てだったから。それからトレッキング会社に払うのも米ドルで、これもクレジットカードのセキュリティがどのぐらいかわからなかったので、安全面を考えて、キャッシュで支払いました。
レート的には街の銀行と全く変わりがなかったです、また、街の両替屋さんもチェックしましたが、一律、同じようなレートでしたからあまり気にすることはないように思えました。
ちなみに、空港では必ずアメリカドルが必要になりますよ〜。
街の銀行で両替する場合
ネパール市内のタメル地区などの観光地ではよく銀行があります。そこで両替することも出来ますが、専用の申込書に記入する場合があるので、ちょっと面倒くさいかも知れません。ウチのAU旦那もタメル地区の銀行に行って、記入する紙が面倒だったと言って出てきて、そのワンブロック先にあったATMでルピーを下ろしていました。
ですが、ATMで対応できてないカードもあるので、そういう場合は銀行で両替するほうがいいのかも知れません。
銀行のATMで両替する
多分、こちらの方が使いやすいと思います。海外のATMにはいろんな種類があって、日本ではよくある、Visaも使えますし、『Plus』とマークがあるATMであれば現地の通貨、ルピーが引き落とせます。
この場合、普通の銀行のカードやデビットカード(クレジットカードの付いているプリペイド式のカード)が海外対応になっているかどうかを確認した方がいいでしょう。その際、Saving(普通口座)かCredit(クレジットカード)を選択する場合もあるので、きちんと確認してからでないと引き下ろせない場合もあります。
通常のATMで銀行のカード(海外旅行カード)はSavingを選んで現金引き出しをするようになっているはずです。
また、ネパールでもこのATMが普及して来ているので、特に観光地では両替に困ることはほとんどないと思います。
ネパールでクレジットカードは必需品?

オーストラリアではもう既にキャッシュレス化が進んでいて、ほとんど現金を持ち歩かないと言うのが一般的になりつつありますが、日本ではまだまだ現金主義の多いところがありますので、ちょっと違和感があるかもしれませんが、クレジットカードは必需品です。
と言うのも、現金を多く持ち歩くよりも必要な分だけ両替やATMから引き出して使ったほうが安全面でもいいですし、ネパールの紙幣ってやたらと多いのでがさばると思います。
また、ゲストハウス以上のホテルであれば、普通にクレジットカードは使えますし、ちょっとしたレストランなら既にクレジットカードは一般化していました。
ですから、クレジットカードはあったほうが絶対にいいと思いますし、もしもの事を考えてもやはり、100万円以上の上限は残してあるカードは海外旅行では必要だと思います。まあ、ほとんどの場合、何かあったとしても海外旅行保険で帰ってくると思いますが。
ネパールではどのクレジットカードがいい?
面白い物で、国によって使い勝手がいいクレジットカードとそうでないものがあります。例えば、オーストラリアではアメリカンエキスプレスは非常に使えない。ほとんど扱っていないところが多い。これはアメックスの手数料が他のクレジット会社に比べて高いからだそうで、お店の方も使いたくないらしい。まあ、最近はアメックスもこれじゃダメだと思ったんでしょうね、手数料を下げたと聞いていますが、それでも使えるところが少ないです。
多分、同じ理由だ思いますが、ネパールでもアメックスは大きなホテルやレストラン以外ではあまり使える場所が少ない。
そして、日本だけでしか使えないクレジットがあるので注意しましょう。
オーストラリアもそうですが、使えるのは、Visaとマスターカードだけだと思ってもらってもいいんじゃないでしょうか。間違ってもJTBのカードでリボ払いなんてないので、注意してください。全部、一括払いです。。。
ネパールのお金事情まとめ
ネパールは思った以上にお金事情に関しては古い部分と新しい部分が共存していた感じがしました。実際に、クレジットカードはホテルやレストランでは使えましたが、買い物では現金で買い物したほうが安くなるし(値切る場合)、田舎の方では当然ながらクレジットカードなんて使えませんしね。
だから、臨機応変である程度のルピーは必要でした。が、出来るだけ必要な分を両替して、使い切るという感じでしょうか。まあ、またネパールに行く気がある人はとっておいてもいいでしょうが。
また、ATMも本当にカトマンズにもポカラにも沢山あったし、ホテルでも普通に街の両替屋さんと同じレートで両替をしてくれましたし、銀行でもほとんど同じレートだったので、あまりけち臭く思わなくても心配なしでした。
それに、ネパールってアジアで一番貧しいと言われている国ですから、日本円やオーストラリアドルで100円とか1ドルとかでもネパールルピーにとってはやはり貴重なんです。だから、ちょっとくらい高くても絶対的に私たちの方が豊かなわけですから、その辺はぼられてやってもいいかなぁ・・・と思ったりします。
でも、ネパール人って本当に憎めないというか、いい人が多い。帰ってくると非常に温かい気持ちになるので、お金のことは2の次でいいと思いますね。
まあ、ネパールのお金事情、参考になれば嬉しいです。