愚痴は言うだけ言った方が体に良い!オージーの愚痴は天下一品

 

よく日本にいた頃、仕事先の同僚から「愚痴を言うなよ」なんて言われたことが結構ありました。そう、私は結構、昔から愚痴をこぼすのです・・・。けれども、こちらに来てから「文句を言うな」と窘められることがなくなったんです!まあ、実際問題、あまり愚痴こぼすこともなくなったんですけど・・・

でも、オーストラリア人の主人と比べると・・・奴には負ける!日本にいた頃から、奴の愚痴は天下一品だったような気がする。そこで、日本の愚痴と欧米人の愚痴を比べてみようと思います!

日本人の愚痴は迷惑?

日本にいた頃は、本当にストレスが溜まって、溜まって・・・・毎晩のようにお酒を飲んでいたように思います。接客業でしたから、どうしてもクライアントとのこともしかりですが、やはり、後輩の世代交代によるゼネレーションギャップや、同僚とのいざこざなど人間関係の方が大変だったように思います。

そんな時、一緒にいつも飲んでくれていた飲み友達は根気強く、私の話をいつも聞いてくれました。けれども、ある時、昔からの友人から「お前さぁ、誰だって嫌なことはあるんだし、愚痴だってこぼしたいのに頑張ってるやつだっているんだからさ、お前だじゃないんだから」とものすご〜く、嫌な顔をされたことがあるんです。いや、私も彼の愚痴を散々聞いてきたように思うんだけど・・・と思ったのですが、それ以降、どうしてもその人に自分の愚痴が言えなくなってしまったんです。また、その他の人に対しても、なんだか遠慮したような気分にしばらくなっていました(ほんの、しばらくだけどね)。

多分、皆さんもこういう経験があるかもしれないんですが、「お前だけじゃないんだから」という言葉・・・。そりゃぁ、そうでしょうよ、誰だって嫌なことはありますよ。でも、そういう時に愚痴をこぼせるのが友達ってものだと思うんですよ。黙っていたら、鬱憤が溜まって、それこそうつ病を併発するかもしれないし。現に、日本の精神患者はどんどん増えていますし。人間関係の希薄によって、言いたいことも言えない、相談もできない、愚痴も言えない・・・そんな状況にあるような気がするんです。

私は幸運なことに、どんな愚痴であろうとなんであろうと、忍耐強く聞いてくれる友人が数人いましたから、元気がなければ「なんだよ、話してみなよ」って聞いてくれる人たちがいました。それに、私も反対に「どうしたの?なんかあった?」と聞いていました。持ちつ持たれつですからね、お互い様です。

そこで今思い起こすと・・・・風の噂で当時の仲間内の何人かが精神的に崩れてしまったということを聞いたんですが・・・その人たちに私、言われたことがあるんですよねぇ・・・「愚痴が多すぎる」みたいなことを。そして、彼女たちはなぜかあまり愚痴を言わなかった。ハァ・・・これって彼女たちの精神疾患が「愚痴を言わない」ことと関連性があると思うのは私だけでしょうか。

欧米では愚痴が酒の肴

さて、反対に欧米人は何かあったら即、愚痴をこぼします。うちの主人もそうなんですが、文句ばっかり、言っています。まあ、そうじゃない人もいるのかもしれませんが、会ったことないですねぇ。ああ、隣の旦那さんは言わないなぁ、あんまり。まあ、年代も70代後半ですからその年代の方たちはあまり言わないのかな・・・・それにこんなお子様に行っても仕方ないと思っていらっしゃるのかもしれませんねぇ。

 

それはさておき、通常どおりパーティーに行って久々に会う人たちの近況を聞いてみると、まあ、いろいろ出てきますねぇ。いいこともありますけれども、仕事に関する愚痴がけっこう多いです。それを肴にみんなで「そりゃ、ひどいや!」とか「うわ〜、うちなんてねぇ」とかなんとか言って大騒ぎするのです。まあ、なんかグループセラピーのような、なんというか・・・。

ある意味、情報交換の場所でもあると言えばいいのでしょうが、それでもみんな楽しそうに自分の愚痴を披露しているのです。ただ、欧米にはこうやって自分の負の部分をさらけ出して笑いのネタにするセンスアンドヒューマーがあり、こういうことができないと「あの人、お高くとまってて、平凡でつまんない人」と言われることもあります。ですから、ここでも文化の違いが垣間見れますね。

愚痴は自分解放の無料セラピー

日本では最近になって心療内科とか精神科が頻繁に出てくるようになったようですが、それでも欧米と比べると非常に遅れています。日本にいた時に私のクライアントでもあった有名な精神科の先生がいらっしゃったのですが、よく言っていたのが、「日本の精神科の医者は欧米に行ってもっと勉強するべきだ。日本の精神医療は欧米からものすごく遅れている」と。実際、こちらに来て、出産から1年後に産熟神経症を患ったことがあって、こちらの精神科にお世話になりました。

そして、その後も何かあるとセラピーを受けるようになったんですが、日本では考えられないかもしれませんが、通常の医者(甲状腺の先生)が「セラピーを受けてみた方がいいと思うわ、楽になるから」と勧めて来ます。まあ、それは長男の思春期の典型的な反抗期のことなど、色々あって少々パニック障害気味があったのです。実際、そのあとGPの先生から紹介された心理学者の先生とお話しできていろんな部分で楽になったし、勉強になりました。

ですが、私が思うに、セラピーって、ただ単に「話を聞いてもらう」ってことがほとんどなんです。まあ、私の場合はパニック障害も併発していたので、それに対するケアーや呼吸法など教えてもらいましたが、基本的にはこの「話を聞いてもらう」、「愚痴をこぼす」なんですね。ですから、最後の方は面倒臭くなって行かなかったんです・・・代わりに私のことをよく知っている友達にこぼすことにしたんです。けれども、プロでなければダメな場合ももちろんあるわけですから、自分にあったセラピストを探すのに時間がかかる場合もあるでしょう。

まとめ

長々と書いてきましたが、愚痴はこぼしたほうがいいです。心に色々と溜め込むとよくないです。ただ、パニック障害やうつ病の症状など、どうしても専門家出なくてはダメな場合もありますから、恥ずかしがらずに精神科や心療内科の診察を受けることをお勧めします。決して恥ずかしいことではなく、みんな誰でもかかる病気なんです。

私だって、「この私が?!」と思ったことが何度もありましたし、その度にいろんな人に助けてもらってここまできました。ただ、誰彼問わず愚痴をこぼすのは如何なものかと思いますね・・・。受け止めてれる側の質も大切になってきますが・・・。

こちらで知り合った日本人の子なんですが、「親友がいない、自分は浅く広くの付き合いだから」というんです。これね、昔、日本でも聞いたんだよねぇ・・・。確か、彼女は私よりも10歳くらい若かったと思うんだけど、彼女も「親友がいない」と言っていたんですね。

私は、10人の友達よりもたった一人の親友のほうがいいと思う人間なので、一番古いのが13歳からですからもうかれこれ、34年の付き合いになりますね。彼女もまた、延々と私の愚痴に付き合ってくれる忍耐強い子ですねぇ。ですから、あまり友人は多い方ではないです、誰にでもいい顔ができませんので、失礼なことも平気で言ってしまいますし、KYなのでどうしようもないと自分でも自覚しています。が、自信を持って、私の友達は日本人、オーストラリア人を問わず、素晴らしい人たちばかりだと胸を張って言えますし、この場を借りて・・・

いつもどうもありがとう・・・I love you all.

また、主人も愚痴に関しては天下一品ですし、ああやって、文句ばっかり言ってるからストレスがたまらないんだろうなぁ・・・と感心します。そして、もちろん、彼の実家も・・・。

さあ、皆さん、ご自分の精神管理のために愚痴をこぼしましょう!こぼすばかりじゃダメですよ、聴き手にもなってあげましょう。それが、日本の未来を明るくするのです!(な〜んてね・・・・そうであってほしいよ・・・うん)