欧米は「結婚制度にとらわれない社会」、日本の『事実婚』と比べてどうなの?

 

昨日、ちらっとヤッフーのホームページを見ていたら、相談コーナーで『同棲中の彼氏が結婚はしたくないけど、別れたくないと言います。歳も歳なので私は結婚したい、でもどうすればいいか』と言うような内容だったんですけどね。いや〜、そう言う質問をヤフー相談コーナーで質問しなくちゃならないほど、信頼できる友人っていないのか???と、単純に思ったんだけど、まあ、それだけじゃなくて、一般的な意見も聞きたかったんだろう。とりあえず、そこは置いといて、最近の日本人の恋愛状況はちょっと変わってきているんじゃないか・・・と、調べ始めたら、うん、私が日本に居た約20年前とはちょっと違うらしい。

そこで今回は、結婚制度について、欧米的な考え方と日本の考え方をちょっと比べてみることにしました。

 

『恋愛』と『結婚』はどう違う?

まあ、よく『恋愛』にはいいけど、『結婚』するタイプじゃない。なんていうような事を昔から言うけど、それってどうなんだろうなぁ・・・と思う。まあ、私もそんな感じで、『結婚』にはお断りだけど、『恋愛』するにはいいと思う男はいましたわね。この基準は、『将来を共にするだけの価値があるのか』と言う線引きにおいて引っかかるかどうか・・・。まあ、『恋愛向き』の男というのは、『色男、金と力はなきにけり』なんてことも言われるし。結局は、カッコイイ男は『恋愛向き』で、『結婚向き』の男にはそれなりのものを求めるってことです。

ただ、これって、日本人の感覚ではものすごくわかりやすい。もともと、見合いの習慣も私の親の世代までは確かにあったし、現在だって見合いっていうものが幅を利かせている地域や社会もある。だから、『恋愛用』と『結婚用』という二つのカテゴリーができてもおかしくはないわけです。実際、私だって体の関係を持ったとしても、いわゆる『せフレ』という線、『彼氏』という線、それから『結婚』という線、この3つがあったような気がします(すいません、ビッチだったんです・・・)。しかし、男性の方からすると、これまたこの3つの線を引いている、または同じように考えている男もいれば、しっかりと真面目に女性との関係を築こうと思っている人もいる。事実、後者の方はやっぱり、中身は『イイ男』なんだと思う。

しかし、欧米になると・・・これまたちょっと違ってくる。欧米はここ21世紀に入ってから結婚に対する認識が『古い考え』、『トラディショナル』、なんていうふうに思っている人たちもいて、結婚していなくても子供がわんさかいる人たちもいるんですね。ウチの旦那も結婚に対して『意味がない』といっていた。

この意味がないっていうのは、『結婚したからといって、何が変わるんだ』ということ。まあ、気持ちの問題なんでしょうし、結婚を従来の契約だとか、封建的な感じだとか、マイナスな部分で見ている人もいる。しかし、これは人それぞれで、私は親が内縁関係のまま、ズルズル、ズルズルしていたのを見ているから、『無責任』とか『けじめがない』とか思っていたわけです。できればきちんと結婚してすっきりと至ってシンプルな関係を求めていたんです。

この欧米の『結婚しない』というディファクト制度は、恋愛の延長戦に結婚があり、「結婚したからって二人に愛情は変わるものじゃないでしょ」、という気持ちが根底にあるようです。ウチの旦那のお兄ちゃんも結婚式を挙げていないけど、3人の子供に恵まれたし。そう、欧米の結婚についての感覚がちょっと日本とは違うと思うんです。要するに、『結婚相手』として考えるのか、『恋愛相手』として考えるのか、これが特に線を引いていない・・・ということになるんじゃないかと思うんです。

だからと言って、将来的に一緒にいるかどうか(日本的には結婚するかどうか)というのは、考えているようですね。ウチの改築をやってくれた大工のおっさんも独身で、彼女のことを「まあ、将来的に一緒に住んでもいいかな」とは思うけど(2年以上同棲すると結婚と同様の法的な関係が認められてしまう)、もう少し様子を見ようかとは思う」と言っていました。その前の彼女に至っては、「あれは基本的には遊ぶにはいいけどねぇ・・・」なんて、まあ、私はゴリラ系の男はタイプではないし、脳味噌が筋肉でできているタイプもダメなので、こういうガテン系が好きな女も多いしねぇ・・・なんて思っていました。

 

法律はどう関与してくるのか?

 

オーストラリアの場合の『事実婚』(ディファクト)の場合

では、じゃあ、結婚しなくて、内縁状態のまま暮らしているのはどうなのか?例えば、結婚していないけど、子供ができた。その場合は、子供の出生届に両親の名前を書きます。そして、同居を始めた場合は、そのまま結婚の証明証があろうが、なかろうが基本的には同居から2年で婚姻状態(内縁関係なのかなぁ・・・?)として法律的に認められますし、二人が別れたとしてもその時の財産だったり、資産だったりは基本的に分与するということになります。

ですから、先にも出たウチの大工が言ったように「もう少し様子を見ようかな」というのは、もしも、この彼が彼女と同居をした場合、2年間のうちに法的には「婚姻関係にある」と認められて、別れる時に彼女が彼の資産や財産の分与を要求することが法的に認められるということです。

実は、これによって私の知り合いのカップルも別れないでいる・・・。すぐに恋に落ちて、「ずっと一緒に居たいから」なんてことをロマンティックになって同居しちゃったはいいけど、3年経って、彼がこの彼女のことが嫌になってきた・・・できれば別れたい、しかし、そうすると彼が所有している物件(家)、資産、財産を半分あげないといけない。それで、別れられないでいる・・・なんていうケースもあるんです。

ですから、オーストラリアでは財産がない若い奴らは、結構勝手に同棲したりしているけれど、ある程度の年齢になって、財産や資産ができたときは要注意です。浮気されようが、酒乱だろうが、なんだろうが、50・50、場合によっては妻の側が半分以上持って行く場合もあります。怖い・・・・資産目的で、騙される男とかもいるだろうなぁ・・・。

でも、恋愛関係ではなく、シェアーしているだけだという主張もあるでしょうが、最低でも以下の事柄のうち1つでも証明できれば『事実婚』として証明されます(ウチの弁護士旦那より)。

  1. 共同名義の銀行口座
  2. 共同名義のジムなどのメンバーシップ
  3. 周りからカップルだと言う認識(書類に書いてもらうなど)
  4. ワンベットルームの部屋で一緒に寝ている(肉体関係がある)

 

日本の法的な『事実婚・内縁関係』は?

では、日本ではどうかというと、ざっくりと調べてみましたけど、

  1. 内縁の妻というのは、特定の男性と社会的には夫婦としての実態を持ちながらも婚姻届を出していないこと
  2. 法律上の夫婦として認められていない関係
  3. 3年以上の家計を同一にしている同居の実態がある
  4. 当事者2人の婚姻の意思が認められる場合

と、定義されているようです。また、単なる同棲や同居でなく、内縁の妻であるという事を証明するには親族や友人たち、また同僚のなどの証言が有効になるそうです。

 

『事実婚・内縁関係』を証明するもの

  1. マンションの賃貸契約書や住民票に『内縁の妻』と記載する
  2. 2人分の収支が同一の通帳に記載されているもの
  3. 2人分の家具購入明細
  4. 事実上の夫婦となる意思があるとみなされる妊娠の医療記録

 

基本的には、オーストラリアのディファクト制度も『事実婚・内縁関係・内縁の妻』も法律的にはあまり大差がないですね。ただ、日本場合は3年で、オーストラリアの場合は2年という期間の差くらいです。ただ、法律上の婚姻関係にない以上、離婚だとか財産分与だとかについてはとっても曖昧になってしまう部分がある用に察するんですが。基本的には双方の話し合いだったり、慰謝料の問題だったりとそれなりに拘束力はあるだろうが、それでもオーストラリアよりはず〜と甘い、全くもって甘い。特に女性についての離婚時の保護、慰謝料、それらに関しての取り決めはもう、悲惨だなぁ・・・と思うときもある。

 

女が馬鹿を見ないためには・・・・

だいたいね、この『内縁の妻』っていうの・・・嫌だわぁ・・・この響き。(当然ながら『内縁の夫』という言葉もあるんだけど)社会から見下された物の言い方や見方、まあ、事実、今まではそうだったんだけどね(今でもそうだと思うんだけど・・・・チッ)。

ウチの母親も離婚した直後に当時付き合っていた彼氏と逃避行したりして、もうはちゃめちゃで、その後もかれこれ20年以上も『内縁関係』だった。まあ、私はもともとなぜか生まれた時から「個人主義」だったから、「あの人たちが良ければ」と思ってきたし、兄貴が「だらしがない!恥ずかしい!いい年をして何が事実婚だ!」なんて言って怒っていたけど、「そんなの別にお兄ちゃんの人生に関係ないじゃん」という一言で「・・・・う、それもそうだな」で納得してくれたわけだけれど、そう、別に誰に迷惑をかけているわけじゃないんですよね。彼らの人生は、彼らのもの。

しかし、ここでやっぱり日本の風習というか文化というか、法的なもの、全てにおいて女性の立場が悪いということ。日本にいる友人の話とかも聞いてみると、おいおい・・・そりゃ、ちょっと女の立場の方が弱くないかい?という話が結構ある。まあ、いい弁護士をつければいいんだろうけど、弁護士料っていうのはものすごく高いし、腕のいい弁護士も高い(それは万国共通)。

だからこそ、最近はやりの(?)の『結婚にこだわらない、事実婚』、『内縁関係』も自由でいいんだろうけど、現在の日本の法律では(婚姻関係にあったとしても)、女性に対しての保護や責務があまりにも弱いように感じるんです。それに私個人としては、結婚というのはやはり生涯において相手を思い、ケアーし、また添い遂げるという責任を確認するものであり、古いと言われようがなんだろうが、その拘束力は男だけじゃなく、女の立場においても大切だと思うんです。

ウチの旦那がオーストラリアに一緒に行こうと言ってくれた時、彼はディファクト(オーストラリアで法的に有効な事実婚関係のこと)で行くと言ったんですね。で、上に書いたように、添い遂げるという責任を形にしたものであるから、自分の親のようないい加減な関係ではいたくないから、「他の女を探してくれ」と返事をしたわけです。そして、2週間後に片膝をついてのきちんとしたプロポーズ。付き合ってから1ヶ月というスピードプロポーズでした。まあ、結婚式はその1年後で、シドニーで挙げましたけど。

繰り返し言いますけどね、

ほんと、馬鹿を見るのは女の方なんですよ。日本では、「同棲していた女」だとか、「事実婚をしている女」だとか、どうしても男尊女卑の風習が残っているわけで、それはいい家庭(?)階級(?)になればなるほどうるさくなるし、いいところの家柄だったらば結婚前に興信所を使って過去のことを調べたりするでしょう。そこで、いや〜な、思いをするのは女性の方。男の方は、まあね、若い頃はモテてねぇ・・・なんて、結構な箔がついたりする、非常に腹がたつ社会的な背景な訳です。

だからこそ、私としては日本での「事実婚」だとか「内縁の妻」だとかって言う男に都合のいいような法律である以上、オススメはしたくないし、私も以前、日本人の男性と同棲していたこともあるから言うんだけど、世間って結構、色眼鏡で見ているんですよ。職場でも「あの子って、同棲してるんでしょう」っていや〜な感じで噂されていたし。それに結婚する気がないような男はやめたほうがいいよ、結局、責任取りたくないわけで、一緒に住んで、いつでもやれればいいって言う感じなんだから。そう、ただの性的なはけ口。そうじゃないって思うだろうけど、じゃあ、なんで結婚しないのか聞いてみるといい・・・・。納得のいくような説明ができるかどうか、本当に従来の結婚という形について意味がないと思っているのならば、住民票に『内縁の妻』と書いてもらえばいい。

ほんと、男ってねぇ、都合がいいんだよ。私が同棲していた男だって、そんな感じ・・・やりたかっただけよ。結局は、無責任な大バカ野郎だったから捨ててやったけどね。