【海外の夫婦別姓】オーストラリアの夫婦別姓にする理由

 

日本でも以前、話題に上っていた夫婦別姓。結婚当時、もう十数年前になりますが、どうしようかなぁ・・・と思った時期もあったんですが、子供のことやシンプルさなどを考えて、私は旦那の方の苗字を名乗ることにしました。では、基本的にオーストラリアではどうなっているんでしょうか?ちょっと、探ってみることにしました。

ただ、現行の日本の民法では:

現在の民法のもとでは,結婚に際して,男性又は女性のいずれか一方が,必ず氏を改めなければなりません。そして,現実には,男性の氏を選び,女性が氏を改める例が圧倒的多数です。ところが,女性の社会進出等に伴い,改氏による社会的な不便・不利益を指摘されてきたことなどを背景に,選択的夫婦別氏制度の導入を求める意見があります。ー 法務省ウェブサイトより

オートラリアでは夫婦別姓は特に珍しくもないです。うちの義兄夫婦も別姓ですが、これはちょっと違った意味ですが・・・。というのも、以前、私たちの結婚式に出席した時(ノース・クイーンズランド州に住んでいる)、結婚後の苗字についてどうするのかと義理の姉(旦那の兄貴の嫁さん)に聞かれて、「ああ、特に仕事があるわけでもなし、面倒臭いから旦那の方に変えるよ」と言ったんですね。そしたら、彼女、ものすごい嫌な顔をして「私は、苗字を変えて嫁いだ家に取り込まれるのは嫌だわ!」と言ったんですね。まあ、人それぞれあるのでしょうが、なんかちょっと違う理由をその時に感じたんですが、後になって「ハハァ・・・」と納得することが勃発するのですが・・・。
こういう風に、個人的な感情を嫁ぎ先に持つ人もいますが・・・・。海外では夫婦別姓は普通にあります。

 

夫婦別姓にする理由

1) 仕事に支障がある場合

結婚前から仕事をしている人にとっては、ある意味結婚によって苗字が変わるのは不都合を生じる場合が結構あるでしょう。クライアントを持っている人などは特に、結婚後「誰?」ということにもなりかねません。ですから、仕事上はそのままにしておいて、戸籍上(レジストレーション)は名前を変えるということもできます。

 

2) フェミニスト

フェミニストとは、女権獲得・女権拡張・男女同権を目指すフェミニズムを主張する人で、伝統的な古い男女の見解について否定的な見方をする人たちのことを言います。結婚後に旦那さん側の苗字を名乗るという形式について、男尊女卑的であると考える人もいて、私の友人もこう言った理由で結婚前の苗字を使っている人もいます。

 

 

3) 結婚式をしていない

オーストラリアはもちろんのこと、海外では同棲というのは結構当たり前にあり、最近では彼氏、彼女という関係がそのまま継続し、同棲し、何年かして子供ができてそのまま結婚式もせずに夫婦になった・・・というカップルも多くいます。うちの義理の兄のところもそうですが、長男出産の時にすでに同棲歴が10年で、付き合ってすぐに一緒に住み始めたようです。また、結婚式をした人ほど、夫と妻という呼び名でお互いを呼んび、結婚式をしていない人たちは夫、妻という呼び名ではなく、パートナーという場合が多いように思いますね。

 

4) ただ単に面倒だから

これ、結構いると思います。

 

結婚後に苗字を変えたい場合

オーストラリアでは基本的に結婚後に苗字を変えたい場合、新たな届け出などは必要ないです。ただ、パスポートの申請や運転免許証などで名前の確認をしなければいけない場合は、婚姻証明書 (A Standard Marriage Certificate)の提出を義務付けられることがあります。そこに記載されている結婚前の名前でも、旦那や奥さんの名前があればその苗字をなんの届け出もなしで使って良いことになっています。私も、運転免許を取る時にこの婚姻証明書を持参しました。

 

旧姓をミドルネームに使う場合

結婚前の苗字のことをmaiden nameと言います。人によっては、これをミドルネームに使う人もいて、私も仕事では結婚前の苗字をミドルネームにしています。ミドルネームはいろいろあって、名前だったり、苗字だったりといろいろです。結婚前の名前にハイフォンをつけて書く場合もあります。例えば、Yoko Tanaka-Smithとか。これもまた特に申請の必要はないですが、やはり公式の証明証などに使う場合は婚姻証明書を提出するように求められるでしょう。

 

子供の苗字は?

では、子供の苗字はどうなっているのでしょうか?

1) 旦那さんの方の苗字

これはまだ、伝統的な部分をちょっと残していると言えるのではないと思いますが、旦那さんの方の苗字のしている人が多いように思いますね。友人の夫婦は仕事柄、奥さんは元の苗字を使っていますが、娘さんは旦那さんの方の苗字になっています。

 

2) ミドルネームに入れる

これは、最近になって増えてきたようですが、公平にミドルネームにして使っている人がいます。例えば、Alice Yokoyama-Smithとか、John Anderson-Davidsonとかですね。これ、どっちが先に来るんだろう・・・じゃんけんで決めたりするんだろうか・・・それともやっぱり、旦那の方の苗字が後に来るのかなぁ・・・。

 

3) 奥さんの方の苗字

あまり、この奥さんの方の苗字になっている子供は見たことがないですねぇ・・・・。日本のように、離婚して親権が移ったことで(戸籍上の変更によって)子供の方の苗字が変わるということはありません。

 

まとめ

私が日本名を残した名前を使っているのは仕事上のみです。これは日本人であるということを売りにしているからなんですが、やはり名前というのはルーツを表しますから、日本名が入っているだけで、「ああ、この人は日系ね」と一目瞭然になります。日本でも苗字によって元々のルーツがある程度わかったりしますが、海外でも同じことで、アイリッシュ系やドイツ系など様々なお国柄が出る苗字や名前が多くあります。ですから、うちの息子たちにもミドルネームに与えようかと考えた時期もあったんですが、面倒臭いし、国籍や肌の色などに囚われるのはポリシーに反するので、シンプルにオージー産まれ!ということで私の側の苗字をつけることはしていません。

ただ、やはり義理の姉(主人の兄貴の嫁)のように腹に一物あって、頑なに拒んでいる人もいるようです。なぜか、彼女は義理の父母に対抗心というか、嫉妬というか、なんというか・・・そういうものがあるらしく、仕事も家も何もかも与えてもらったくせに、どうも感謝の気持ちがこれっっぽっちもないという人なんですねぇ。口を開けば、悪口三昧らしく、あんなにいいパパとママに対して、私としてはとっても不思議なくらい、反抗的というか・・・・。あああ、そうか!「敵わない人たち」だからムカつくのか・・・そういうタイプの人か。だとしたら、誠にもって馬鹿馬鹿しい女だな・・・。
まあね、何千キロも離れたところに住んでいるので、会うことも話すこともないので別にいいのですが、夫婦仲は冷めているとか、いないとか・・・。

どっちにしても、してもらったことには感謝、感謝。ありがとう、パパとママ。