日本はお盆でございます。お盆休みでいろいろなところに出かけている方たちもいるんじゃないでしょうかねぇ。お盆休みでオーストラリアにいらっしゃっている方たちもいるかも知れませんね。
そこで、今日は数少ない、オーストラリアの怖〜い話をご紹介したいと思います。私はう〜ん、1回かな、怖い思いをしたのは。でも、今回はですね、友人が体験した怖いお話。
オーストラリアは広いから誰もいないはず・・・
この話は、友人のオーストラリア人夫婦から聞いた話です。まあ、口は異常に軽いんですが、嘘をつくようなタイプでもないので、彼らが今でも身震いすると言う、キャンプに行った時のお話です。
当時、彼らは仕事が忙しく、なかなか揃って休みが取れないような状況にあったそうです。ですから、久しぶりに休暇が一緒になったので、急遽、荷物をまとめて気軽なキャンプに行くことにしたそうです。
場所は、NSW州のどこか(すいません、聞いたけど忘れちゃいました)の海岸に面しているキャンプ場を選びました。
その時は、急に休暇が取れたので週末でもなく、学校の休みでもなく、夏の終わりだったためにキャンプ場には彼らしかいなかったそうです。
そして、夜になってバーベキューをし、ほろ酔い気分でビーチに散歩に行くことにしたそうです。
オーストラリアは、本当にいろんなビーチがもう、数え切れないくらいにたくさんあって、そのほとんどがあまり人がいません。ですから、人がいないと言うのは特に珍しくもないし、ある意味、当たり前のようになっている部分もあります。
自分達がいるキャンプ場から、ビーチに向かう小道が伸びていて、そこを懐中電灯で照らしながら歩いて行くと、真っ黒なビーチが見えたそうです。そして、その時は割と風も強かったそうで、波の音も高く聞こえてきました。
二人寄り添いながら浜辺に腰をおろし、よく晴れていたので、満点の星空を見上げいました。
すると、
「ザク、ザク、ザク・・・」
と砂浜を歩く足音が聞こえてきたそうです。
二人とも、
「ああ、人が来たんだ」と思ったそうです。
この二人、基本的には無宗教です。そして、非現実的なことはあまり信じないと言う。そして、この時までこの二人もまた非現実的なこう言う怖い話さえも信じていませんでした。
なので、あまり気にせずにいましたが、その足音が背後で止まったそうで、
「あれ?なんか用かな?」
と、何気に振り向いた・・・・。
もう、お分かりでしょう?
そう、誰もいなかったんです ?
ぎゃ〜!!と言う声も高く、二人は一目散に駆け出し、キャンプ場に戻り、撤収。
夜中でも構わず、数時間のドライブの後、自宅に戻ったそうです。
実は、オーストラリアは夜はカンガルー(夜行性のため)が飛び出して来たりして、危険なのでオージーは夜のドライブはほとんどしません。が、この時はそんなこと言ってられないくらいにビビって、もう、奥さんの方は泣いちゃって、どうにもならなかったそうです。
その当時の話をすると、もう、奥さんの方は、
「駄目、やめて。本当に怖い!」
と今でも涙目になってしまいます・・・・。
と言うわけで、どこのビーチだったか忘れちゃいましたけど、オーストラリアで人が居ないと思っていると、人じゃないものと遭遇することもあるかもしれませんよ。
今週末、一緒にディナーに行くのでどこだったか聞いておこう・・・うん。