これで恋愛成就?国際結婚で失敗しない6つの方法とは?

国際結婚・恋愛で失敗しない方法

国際結婚・恋愛ではどうしても言葉の壁や文化の違いなどから気持ちの行き違いが生じることが多々あると思います。そこで、経験から学んだ国際結婚・恋愛で失敗しないポイントをちょっと考えて見たいと思います。

国際結婚・恋愛で失敗しない方法

どちらかの言語に堪能になる

言葉は文化ですから、相手の母国語を理解するのは必須と言えますが、それでも持って生まれた能力というものがあるのでどうしても習得できないという場合があります。ウチの旦那さんはそのいい例で、未だに「お好み焼き」がまともに言えません。2年間、日本に住んでいたというのに・・・。まず、考えられるのが「音が聞こえない」・・・音痴なんです、半端なく。けれども、本人はちゃんと歌っていると思っているので音痴だとは思っていないんですねぇ・・・。まず、耳で音感やフレーズを聞き分けないといけないので音痴の人はちょっと不利だと思います。

ですから、どちらかが語学力に長けているとしたら、長けている方が頑張って相手の言語を習得すると良いでしょう。やはり、言葉の壁はものすごく厚いので、「愛があれば」なんてことは付き合って数年はそれでもいいでしょうが、夫婦生活では様々なことが起こってきます、ましてや子供ができたりすると、就学のことやしつけ、育児の分担などコミュニケーションが取れないと行き違いが生じ、それが高じて溝ができるようなります。その溝を埋めるのはやはり、話し合いしかないので、どちらかが共通の言語に堪能になる方が結婚生活で失敗しない第一のポイントだと思います。

相手に頼り切らない

これは、双方ともに言えることだと思いますが、例えば・・・

:日本人の女性がイギリス人の彼と結婚しました。そして、イギリスで生活することになりました。けれども、彼女は英語があまり話せない。ですから、全てのことは旦那さんがやってくれています。税金のこと、生活費のこと、彼女の携帯電話の契約から何から何まで。旦那さんの実家でも、気を使いながら旦那さんを通して会話し、友人もできないし、旦那さんの負担が大きくなっていきます。

これは、たぶん典型的な国際結婚タイプではないでしょうか。私もオーストラリアにきたばかりの頃は、友達もできず、義理の両親やその家族の会話もよくわからなくて入れないし、とにかく家族団欒というのが憂鬱な時期が長くありました。私の英語の能力はその当時、少人数の会話(2、3人が限度)には特に問題ないものの家族の団欒であちこちに話題が飛ぶような雑談にはついていけませんでした。また、光熱費やその他諸々の生活に関することは全て旦那がやってくれていました。

しかし、これも長くは続かず・・・ズボラな旦那のせいで支払いが遅れたりと滞るようになってきたので、仕方なく私がやりだしたというのがあります。やはり、こちらでは個人主義なので、夫婦であっても「自分の人生は自分のもの」という意識が強いので、嫁であれ、妻であれ、自立を要求されます。そして、そうやって初めて対等でいられると考えられています。

ですから、相手に頼り切らないこと。初めのうちは仕方がないとしても、できるだけ自分のことは自分でやりましょう。そして、自分の人生ですから、自分のために生きているということが国際結婚の成功のポイントの一つだ思います。

自分の気持ちをきちんと伝える

日本人は「愛している」とか「好きだ」とかあまり言わない人種で、「言わなくてもわかるだろう」なんてことをよく聞きますが、それは日本人同士ではいいでしょうが、外国人相手だとそれは通用しません。

「言わなかったらわからない」がまず先に来ますから、空気を読むなんてこともできない人が多いです。私もあまり、空気を読める人間ではないので、実は外国人相手の方が何倍も楽なんですが、日本の習慣ではその場の雰囲気を読んで言動を起こすのでこの習慣は海外のそれとは拮抗します。ですから、何か嫌なことや気になることがあったら、きちんと言葉にして伝えましょう。相手は、「何をそんなに不機嫌なんだろう」って思っているはずですから、たとえ、それが彼の大事な親友であろうとも「あなたのあのお友達、嫌いなんだけど」とはっきり言っても十中八九、大丈夫。基本的に、「僕の友達は僕の友達、別に無理に君にも友達になってほしいとは思っていない」というのがほとんどです。

私たち夫婦もそんな感じで、私も彼の友人と友達になる必要はないと思っているので、失礼にならないようにしているだけで、あまり話をしない人もいます。もちろん、理由を聞かれるでしょうが、誤魔化さずに、この時もきちんと理由を言いましょう、気を使って「なんとなく」なんていうのは「なんだよ、それ」って思われますから、「態度がイヤ」とか「話し方がイヤ」とか、具体的な理由がなくても「なんとなく」だけは絶対に避けましょう

夫婦ですからね、気を使って生活していると疲れますし、何十年もこれから一緒にいるのでしたら、早いうちに本当の自分を晒せ出しておいて、相手と合うのかどうかを確かめておいたほうがいいと思います。その上でうまくいくのなら、うまくいく、あわないのなら、さっさと別れたほうが良いでしょうね。

問題はその場で解決する

これは3番と同じようなものなんですが、問題が起こった時、後伸ばしにしない。とかく、日本人の女性は我慢強いというかうちに秘めるというか、あまり言わない人が多いように思いますが、それだとどんどんと溜まっていくばかりで抜本的な解決にはなりません。そして、外国人、主に欧米人は溜め込まない人が多いのでその場、その場で問題があったらきちんと解決するようにしましょう。

けれども、感情的になっている場合は、二人とも冷却期間が必要なので数時間、一人になって考えたり散歩に出たりして、理論的に話し合える時間を持つようにします。でないと感情のままでは言ってはいけないことも口走りますし、お互いに傷つけ合うことにもなりますし、まとまるものもまとまらなかったりします。

夫婦だけの時間を持つ

日本では子供が生まれると夫婦は母親と父親になって、お互いを「ママ」、「パパ」と呼ぶようになったりしますが、外国ではずっと名前のままで呼ばれます、そして、子供には「君のママはどこ?」とか「君のパパは何やってるの」とかきちんと、Your Mum, Your Dadと言います。

そして、できるだけ夫婦の時間を取ろうとしていますから、子供の面倒を見てくれる家族が側にいないときは友人やベビーシッターなどを頼んで見ましょう。たまには子供抜きで二人だけの時間を過ごして、出会った頃の話などの楽しかった昔話をするのも良いでしょう。ママとパパという役割から離れた夫婦の時間は、実はとっても大切な時間です。

プロのカウンセラーを雇う

お互いが感情的になって、上手く話せなくなったら、プロのカウンセラーの元で話し合うのも良いでしょう。けれども、これはもう最終段階ともいいっていいので、友人、知人から評判の良いカウンセラーを選ぶようにしましょう。数多のカウンセラーがいる中で、時間の無駄と思えるような人も多いので、カウンセラーの選択には細心注意を払い、夫婦でそのカウンセラーが気に入ったかどうかを話し合って、どちらかが気に入らないようであれば変えて見ましょう。

腕の良いカウンセラーはいわば、仲介人のようなもので、夫婦間でうまく行かなくなった会話をつないだり、お互いの中にある言えない部分をうまく引き出してくれたり、また説教もしてくれるという感じですすんでいきます。日本人、外国人に限らず、このカウンセリングであれこれと自分のことを話すのを嫌がる人も多いですから、慎重に言葉を選んで相手に提案しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか・・・。私たち夫婦も18年目の国際結婚で色々ありました。けれども、まずはきちんと気持ちを伝えるというのが大事です。お互いが失いたくないと思えば、お互いが変わる努力もします。全く違う環境と文化で育ってきたわけですから、頭ではわかってはいてもなかなかうまく行かないものです。

そして、全く何もない夫婦なんていないと思っていください。どこの夫婦でも何かしらの問題があって、それを乗り越えて築き上げてきているのですから。

ここでは国際結婚と言いましたが、国際結婚だけでなく、普通の日本人どうしてもこれは言えることですよね。だって、同じ人間ですから、外国人だから全く別の人間ではなく、同じ人類ですから。縁あって夫婦になったんですから、努力しましょう・・・失いたくなければね。