もう随分と前からオーストラリアでも話題(?)のマヌカハニー。数年前から普通のハチミツにも混ざっているというか、Manuka Honeyという字がよく使われ始めています。
ウチもこのマヌカハニーは使っていて、私は毎朝、ミルクティーに入れていますし、子供が喉が痛いという時にもスプーン一杯をロイポップのようにして舐めさせています。
さて、このマヌカハニーなんですが、普通のハチミツとどこがどう違うのでしょうか?ちょっと、調べてみました・・・。
マヌカハニーとは?どの花から取れるハチミツ?

マヌカハニーは、マヌカの木、Leptospermum scoparium(フトモモ科ギョリュウバイ属の常緑低木)の蜜から生産されたハチミツです。 このマヌカ、manukaはマオリ語で、英語ではTea Treeと言います。
このTea Treeもまた民間療法としても長い間使われているもので、オーストラリアとニュージーランドが原産になっています。
過去にもこのTea Tree Oilの効用について書いた記事もありますので、はい、過去記事どうぞ。
https://www.myartylife.net/tea-tree/
このTea Tree Oilの効用については、この記事詳しく書いているのですが、基本的にはこの3つの効用があるとされています:
1. 傷口の消毒と殺菌
2. 傷口の治癒を促進する
3. 肌の炎症を和らげる効果
私もまた蚊に刺されたり切り傷、または傷が炎症を起こした時にもサッと塗るように常備してあります。
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ハチミツは自然のヒーリング・パワー
もともとハチミツと言うのは、古くから様々な症状の治療に使用されてきましたが、その研究によってハチミツが天然の抗菌性を持つと言うことがわかったのは19世紀後半になってからでした。
ハチミツはバクテリアによる感染から守り、 また、感染によって損傷を受けた組織を修復することができる特別な細胞の生産を促進するとされたます。 そしてハチミツには痛みと炎症を和らげることができる抗炎症作用もありますが、
すべての蜂蜜が同じというわけではなく、このハチミツの抗菌性は、蜂蜜の種類と収穫時期によって異なり、あるものは他のものよりも100倍強力なものもあるといいます。
マヌカハニーが特別な理由とUMF規定とは?

ハチミツには抗生物質としての効能がありますが、それはハチミツの成分の中にある過酸化水素よって引き起こされます。しかし、マヌカハニーを含むいくつかの種類のハチミツには、抗菌性のある他の成分もあります。
このマヌカハニーの主要な抗菌成分はメチルグリオキサール(MG)で、このMGはほとんどの種類のハチミツに含まれている化合物ですが、通常のハチミツには少量しか含まれていません。
しかし、このマヌカハニーのMGはマヌカの花の蜜に高濃度で見られる他の化合物、ジヒドロキシアセトンの変換から生成されます。そしてこのMGの濃度が高いほど、抗生物質の効果が強くなります。
そしてハチミツ生産者はマヌカハニーの効力を評価するためのスケール、UMF(Unique Manuka Factor)と呼ばれる評価値を持っていて、UMFの格付けによってMGの濃度を反映しています。マヌカハニーは、その治療効果を発揮するのに十分に強力であるとみなされるためには、最低10 UMFの評価が必要であるといいます。そのレベル以上のハチミツは、「UMFマヌカハニー」または「アクティブマヌカハニー」として販売されています。
しかし、医師や研究者は、この評価が医学的見地から何かを意味するのかどうか確信が持てないと言う意見もあります。

マヌカハニーの効能は?
では、このマヌカハニーの効能なんですが、
マヌカハニーの主な医学的用途は傷の手当てにあるようです。一般的に軽傷や火傷の治療に使用されますが、当然ながら他にも多くの条件で使用するために販売されています。
- がんの予防と治療
- 高コレステロールを減らす
- 体内の炎症を減らす
- 糖尿病の治療
- 眼、耳、副鼻腔感染症の治療
- 胃腸障害の治療
しかし、これらの条件で機能するかどうかについての証拠は限られていて保証するものではないと言うことです。
傷の治療に使用されるハチミツは医療用蜂蜜で、 特別に殺菌され、包帯として準備されていますので、食品用のマヌカハニーは使わないように・・・。
また、実際にひどい怪我や炎症や細菌感染の場合はマヌカハニーがいい!!と思って付けてみるよりも専門医に診てもらうべきなので病院に行ってくださいね。
また、マヌカハニーは糖尿病に関連した潰瘍を持つ人々の治癒を遅らせるかもしれないという懸念がありますし、火傷や傷を治療するために「おそらく効果的」であるとは言及していても、もっと研究を進める必要があると言っています。
そして最近では、マヌカハニーがプラークの蓄積を減らして歯肉炎や他の歯周病を防ぐのを助けるかもしれないと言う研究結果が出ています。
まとめ
どちらにしても余りにも研究が浅いのでこのマヌカハニーがどのくらいの量で、どのようにどんなことに効くかと言う医学的な見地からの言明はないようですね。
ですが、実際にマヌカハニーを舐めた息子が喉が楽になったとか、私も今朝方、喉の調子がおかしかったのでちょっと舐めてみたらだいぶいい感じになったので、効くのかどうかはともかくとしても、民間治療として長年人々の間で愛用されて来たものですから、科学では説明できない成分だってあるはずだと思います。
ですが、
高い!!
とにかく、このUMFとMGOの数値が高いものは物凄く、高いです。
そしてこのマヌカハニーのブームで何やらニュージーランドとオーストラリアのハチミツ産業にも色んなキナ臭いことも多いという話も聞こえてくるし・・・。
でも、個人的には普通のハチミツよりもクリーミーでなんとも言えない濃厚さがあって好きなんですね。あまり高いものは買えないので、スーパーとかで売ってるもので我慢していますが、たまに安売りとかをWoolliesとかでもやっているのでストックすることもあります。
ハチミツそのものはもう抗生物質そのものですから、そのままほっておいても100年以上持つと言われる代物。
スーパーの棚はいつもチェックしております!!
ちなみに写真のはALDIで買ったものです。。。。