思春期の体の変化へのサポートはどうする?

 

前回の投稿で、思春期の体の変化について説明しましたが、今回は「その時」に親はどうすればいいのかというのを書きたいと思います。ウチは男の子が二人で一人はまだ7歳なので、いいのですが、長男は16歳です。思春期の真っ只中、声も変わってきて毛もいろんなところに生えてきて、臭いし・・・あのツルツルだった肌は???でも次男がまだツルツルだし、いい匂いなので、楽しませていただいてます。さて、当たり前のようですが、男の子と女の子の変化はものすごく違います。実際、姪っ子が二人、近所に住んでいるのですが、義妹夫婦はさぞや大変だろうなぁと思います。やはり、生理前のイライラやホルモンのアンバランスは半端ないようで、毎日がジェット・コースターのようだと言っていました。
では、どんなことに気をつけてあげればいいのか、いくつかのヒントをご紹介したいと思います。

体の変化に対処する、いくつかのヒント

女の子の場合

  • ブラジャーについて話してみましょう。何人かの女の子は、ブラジャーを着ている友達がいれば、その子たちのように本当に必要じゃなくてもブラジャーを着用したくなるかもしれません。このような場合、柔らかいブラや、スポーツのブラを代用するといいでしょう。
  • オリモノが増えて、それに悩まされている場合、パンティーライナーを使用するように提案してください。
  • 緊急に月経が始まってしまった場合の緊急キット:サニタリーパッドやタンポン、きれいなパンツなどを用意していつも学校のバックに入れておきましょう。何人かの女の子は、最初の生理が突然きてしまい、恥ずかしくなるったり、びっくりすることを防ぎましょう。最初の生理は通常非常に軽いことが多いと教えてあげます。また、初めのうちは生理がが不規則であるため、この緊急用キットも役に立つでしょう。
  • 生理の痛みのために治療法があります。温水ボトルや、軽い活動も痛みを和らげます。もちろん、痛み止めも効果的ですが、ひどい痛みや定期的な痛みは処方薬によって和らげることができるので、 これについては主治医に相談してみてください。

少年の場合

  • 精巣が不均等に発達している場合、男性の精巣は通常同じサイズではないことを教えてあげましょう。 1つはしばしば他のものより低く垂れ下がります。
  • 予期せぬ勃起をしている時もありますが、勃起はすばやく消えるので、親があまり気にしないことが子供に安心感を与えるようです。
  • 男の子でも胸が出てきます。もしも、息子さんが乳房の変化や成長を心配してきたら、それが正常であることを教えてあげましょう。男の子の約80%が胸が痛いと訴え、片方または両側で成長し始めます。息子さんがこれについて恥ずかしい、または心配しているのは分かりますが、胸が広がる頃には、目立たなくなることを彼に伝えてください。
    夢精は思春期に始めるまり、これは正常であると教えてあげましょう。

 

 

子どもと思春期について話す

子供たちに自分の体について話すことは必ずしも容易ではありません。しかし、思春期の発達が始まる前に、一連のオープンでリラックスした会話をすることが特に重要です。これは、子供たちが体が変化し始めても普通に捉えるのに役立ちます。
あなたが体の部分について話しているときに真面目に正しい言葉を使うことも重要です。これは、身体について話すことは、人生の通過点であることを明確にするのに役立ちます。特別な言葉や隠語を使う必要はありません。

また、次の3段階のプロセスを使って思春期に関する議論を開始することもできます:

  • 子供が知っていることを知る。たとえば、学校での健康教室で思春期や身体の変化について話すかどうかを尋ねてみる。その時、どのように言っていたかを聞いてみる。
  • あなたの子供に事実を伝え、誤った情報があれば修正してください。たとえば、「みんな、同じような体の変化があるけど、人それぞれ違うから、同じじゃない」などを伝えてください。
  • 価値観について話す機会として、会話してみましょう。たとえば、「思春期になると、みんなマスターベーションを始めるけど、私は、10代の性的なことだから普通のことだと思うよ」などです。

また、映画やテレビ番組の場面、読んだ本、車で運転中のラジオのコメントを拾って会話を始めることができます。子供が聞く準備ができたら、突っ込んだ会話をすることをお勧めします。思春期には、子供たちはたくさんのエネルギーを持ち、非常に疲れている時があり、気分も起伏が激し時があります。これは正常ですが、子供が常に「重要な」会話をしてもいいという状態ではない場合も多くあります。
子供はすべてをあなたと共有したくないかもしれないので、子供が話したくないときは、コミュニケーションを強要しないでください。親との関係に問題がなくても、親に全てを話したがらない場合もあります。そういう時は、学校のカウンセラーや専門医と話すことの方がいい時もあります。

思春期の子供のサポート

安心させてあげる

この年齢の子供にとって、彼らが経験している感情や挑戦が正常であることを伝えてあげましょう。思春期が成人期へと近づいている、とても大切で、エキサイティングなライフステージであることを子供に伝えます。

お手本になる

思春期の子供たちは、変化する身体に合わせて自然と順応しようとしているので、時には自意識や恥ずかしさを感じるかもしれません。彼らの体が発達すると、子供たちはまた、自分たちの体を友人たちのものと比較し始めます。人それぞれ体が違うのですから、自分たちの体をお手本にして、これでずっと過ごしてきたことを見せると、子供が他の人と比較するのを避けることに役立つでしょう。また、健康的な食事や身体活動を実践することで、子供にも良い食生活のモデルになることもできます。

プライバシー

何人かのティーンエイジャーは、マスターベーションについて恥や罪悪感を感じるかもしれません。自慰行為は、正常で健康的な自己発見の形態です。子供のプライベートスペースを確保し、子供の部屋に入る前に常にノックしましょう。

 

特別なサポート

肉体的な変化を早く経験した男の子や女の子は、心の準備だできていない場合が多く、混乱したり心配することも多いでしょう。また、思春期が遅れてくる子供の場合、周りと比べたりするので、恥ずかしいことも多いでしょう。ですから、思春期が通常よりも早い子供や、遅い子供は特別なサポートが必要です。

思春期と障害のある子供のケアー

障害のある子供は、他の子供と同じ方法で思春期を経験する可能性があります。ある子供たちは、慢性的な健康障害のために身体発達が遅れている可能性があり、思春期の発症が遅れることもあります。その子供によっては特別なサポートやケアーを受けることによって、情緒的にも難しい思春期を乗り越えることができるでしょう。疑問があったり、問題があった場合は、専門家に相談してみてはいかがでしょうか、きっとあなたが抱えている問題の解決する糸口になるはずです。

思春期の身体的変化は、特に個人衛生を重要視します。もし、周りに子供と接せることが多い大人がいる場合、その人とのあなたの子供の身体的変化を話す手助けになってくれるかもしれません。しかし、周りの大人は、常に子供の私的な質問に触れる前に、話をしてもいいかどうかを確認してください。

参照:The Australian Parenting Website

まとめ

ここに書いてあることは、とても自然なことで、オープンに会話するべき内容だと思いますが、欧米文化と日本ではちょっと違うと思います。どうしても、青少年の性的なことは恥ずかしいと思ったり、もともと性的なことをオープンにする文化背景を持っていないの難しいと思います。けれども、子供のことを「理解している」という態度こそが重要なことではないかと思います。

最後の章であるように、障害のある子供、例えばダウン症だったり、ASD、自閉症やアスペルガー症候群などの子供たちの思春期には個人差もあるでしょうが、難しいことが増える傾向があるそうです。私のオーストラリアでの友人の娘さんもアスペルガー症候群のため、特別にカウンセラーについて思春期のホルモンのアンバランスからくる精神不安定と向き合ってきました。彼女も19歳になり、ずいぶん落ち着いたということですが、早めのカウンセリングを受けることをお勧めします。

早ければ早いほど、カウンセリングでの効果が現れるので、サインを見逃さないでください。それから、アスペルガー症候群は病気ではありません。一つの個性です、確かに特別なケアーが必要な場合が多く、協調性にもかけるし、感情のコントロールが難しいなど、個々により程度の差こそありますが、様々なケースがあります。一つの枠にこだわらず、まずは専門家に相談してみることをお勧めします。

さて、次はティーンエイジャーには社交的、感情的にどう変化していくのかを綴ってみたいと思います。