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オーストラリアの15歳の少女が母親になりたかった理由とは?

私には2人子供がいます。2人とも男の子で、上が(2019年現在)17歳でオーストラリアではYear12、日本では高校3年生です。オーストラリアでは18歳で成人になりますから、各家庭では17歳になると成人としての認識をある程度持たせていくような言動をするようになります(少なくともウチの家庭や、私たち夫婦の友人家庭など)。

日本もまた改正で2022年から今までの20歳で成人になるところを18歳で成人とする旨の決議が通りました。まあ、これについては海外の多くの国が18歳で成人としているところもあるので、別にいいのではないかと思いますが、成人式が早まるということ?ですよね・・・・う〜ん。まあ、その辺は安倍政権がなんか考えているのでしょう。

このブログでも青少年(ティーンエージャー)の扱い方や子育てについて色々と欧米式というか、豪州式の記事を書いてきました。

今回は、ウチの息子から聞いたお話。

プライバシーなどもあるので、話は適当に湾曲していきますので悪しからず。

「どうしても愛がほしかった・・・」

長男が他校生であるジャスミン(仮名)と出会ったのは、共通の友人の誕生日パーティーだった。知り合った当時は14歳で2人は同じ年だし、家も近いという事もあって次第に仲良くなり、当時彼女が付き合っていた1歳年上のイアン(仮名)もまた同じ時期に知り合ったようだ。

 ウチの長男は昔から他校の生徒とも仲良くなったりする、割と社交的な性格で友達も多い。そして、面倒見が良いのか、人が良いのか、よく相談を持ちかけられることも度々ある。友人同士で出掛けることも多くなった15歳前後の頃、このジャスミンとも共通の友人同士でつるんで公園で遊んだりしていたようだ。

この2人、家も近いこともあり、「うちに遊びにおいでよ!」ということになり、長男はよく、彼女の家に遊びに出掛けるようになるが、彼氏彼女というような感じではなく、ごく当たり前のオーストラリアや欧米で見かける性別を超えた親友という感じにまでなっていったようだ。特に面倒見が良く、色々と話を聞くのが上手いので、彼女の中でウチの長男の存在は大きくなったのではないか、と母親から見て思うところがある。

それからしばらくして、長男からこのジャスミンが妊娠し、もう時期出産予定であることを聞かされる。かなりびっくりしてしまい、長男が慌てて

「僕じゃないよ!」

It’s not me!!

と私に言い訳をするくらいに、私はびっくらこいてしまった。

実は、豪州ではティーンが妊娠して出産するというのは良くあることで、特に田舎の方に行くとその比率は都市部に比べるとめちゃくちゃに上がる。まあ、日本でも田舎の方が結婚が早かったりするのと同じようなものである。

そして、その相手はその当時付き合っていた1つ年上のイアン(仮名)であるという。まあ、アクシデントであれなんであれ、なぜ出産することに決めたのか、中絶する時期を逃したのか?

それとも気が付かなかった?

いやいや、私が学生の頃、やっぱり生理の遅れなどは非常に気にしてたけど、今の子は違うのか?!

などと一人で色々と考えてしまったが、結局は人のうちの娘さんだし、あれこれと息子に聞いたところでたかが知れていた。

そして、時は流れて彼女は元気な男の子を出産した。

それから彼女は半年間、学校を休学してまた学校に復帰することができたと聞いて、これは他人事ながらかなり喜んだ。これは、学校側の対応と彼女の母親が学校に行っている間面倒を見るということらしい。これによって、彼女の将来の選択肢が増えたことになる。

しかし、息子から彼女の様子がおかしいと言う話を聞いた。よく話を聞いてみると、自傷がはじまったらしい。いや、以前からあったようだけど、妊娠中と産後しばらくは落ち着いていたようだったが、ここに来てまたやりだし、そして、彼女の父親が出て行ったという。

ジャスミン(仮名)のバックグラウンドを聞いてみると、彼女はアジア系オーストラリア人で、白人家庭にもらわれた養女だという。そして、彼女のほかに上には2人義理の兄がいる。そして、養母と養父は彼女の出産を巡って言い争いになり、ついに父親が出て行ってしまったと息子が語った。

そして、悪いことは重なるものなのか、はたまた当然の成り行きなのかもしれないが、子供の父親である彼氏と別れてしまったそうだ。けれども、この彼は子供の世話をきちんとする為に一応、彼女の家に同居はしているが部屋は別々になったという。そして、2週間おきに赤ちゃんはこの彼の実家に行って交代で彼の両親が孫である赤ちゃんの面倒を見ているそうだ。

はあ、彼女にとってみればダブル・パンチである。

精神的に不安定にもなるよなぁ・・そりゃ・・・と思った。

そして、頻繁にうちの長男の所に電話がある。それも夜中だろうが、朝だろうが、昼だろうが、お構いなし。まあ、夜中の外出は許可していなかったので、長電話をしているようだが、それにしてもちょっと度がすぎるような気がして注意しようかと思っていた頃、長男もまたうんざり気味だったのだろう、こういう話を聞くことができた。

「彼女、ジャスミン(仮名)は、妊娠したくて妊娠したんだよ。僕からしてみたら、なんて馬鹿なことって思うけど、彼女は寂しかったんだよ。彼女の両親はほら、アドプト(養子縁組)しているから実の両親じゃないだろ?だから、彼女は自分だけに向いてくれる愛が欲しかったんだよ。でも、そのせいで彼女の養父母が離婚することになって、彼女の養母は責めないけど、どう考えても彼女の妊娠が原因だし、養父も出て行くときに『こんな恥ずかしいことはごめんだ』みたいなこと言ってたらしい。それに、彼女の元カレも、実はうんざりしているらしいんだ。妊娠させてしまったと思っていたけど、実はそのつもりで彼女が誘ったこととか、彼自身の将来の事とか、彼もものすごく悩んでいるから、最近は喧嘩が絶えないらしい。そこに僕が呼ばれるんだよ。」

大人としてもそれから、同じ女という性別を持つ人間としても、このジャスミン(仮名)には色々とツッコミどころが満載なんだけど、長男の話を聞いていると様々なことを嫌でも考えさせられてしまった。

まあ、少なくとも私がティーンで同じような境遇であったとしても、絶対に妊娠というような形で愛を求めることはないだろうとは思う。けれども、果たして他人(元カレ)の人生をも巻き込んでこんなに自分勝手な決断をするものだろうか・・・・、そこまでして愛がほしかったのかという単純な疑問がよぎったのは確かである。

彼女を取り巻く様々な環境が一連の出来事を作り出したことは間違いなんだけど、それよりもまず、彼女の人生についての認識の甘さというか、これもまた時代なのかな・・・と思わざるを得ないのが、彼女のようなティーンが実は最近、増えているというのである。

 

愛を求めるティーンエージャーの増加

この話を唯一の日本人の友人であるM子に話したところ、

「いや〜、最近はそういう子が多いらしいよ。うちの娘の友達とかもコンドームに穴開けて、妊娠しようとしてるっていうし。センターリンク(豪州の社会福祉機関)とかからお金もらえるしね。」

もう、驚愕である!!

いくらなんでも、無謀でしょ。センターリンクからお金をもらったからといって、それで赤ん坊が何もしないで育つわけでもなく、育児に対する様々な負担だってあるわけだし、そんな政府からの雀の涙程度の補助金で子供なんて育てられやしないわけだから。そんな事は、ちょっと考えればわかるでしょうし、実際、私が15歳の頃、中学の同級生がすでに母親になっているのと見て驚愕してしまった事実もある。

もう、どうなってんの?!

そして、私のオーストラリア人心理学者の友人に話したところ、ティーンを専門に診ている彼女はこの件についてこう語ってくれた。

特に自傷をしてしまうティーンに多いのが愛情の欠如だそうだ。そして、特に離婚した家庭に多く、どうしても比率的には女子が多くて、男子はそのまま自殺という形に走ってしまうことになるとか。

最近の離婚率が高くなった事で、それによってとりあえず、子供たちのケアが行われるのが常識的になってはいるものの、離婚増加がある意味で当たり前になり、「よくある事」という事で済ませてしまいがちな風潮であるという。

彼女が担当しているティーンは自傷、自殺未遂に他殺未遂という、かなり重いケースで「出産」という形で愛情を見つけようとするティーンはまだいい方だと言う見方をしていた。

いや、そうだろうか・・・・と、私は思うけど。

結局のところ、相手の男性(男子)の人生を巻き込んでいる事になる。勝手に産んで、勝手に自分で育てていくならまだしもだけど、コンドームに穴を開けて詐欺のように妊娠しておいて相手にまでその責任を向けてくるのは如何なものかとも思う。あまりにも自分勝手すぎないか?

しかし、そこはまだまだ未成年で、未熟だから、どうしても自分の家族はもとより、相手や相手の家族にも影響が及ぶのは当然と言えよう。

 

そして、男の方にもやはりキチンと避妊をすると言う常識は必要であるから、いくら女性の方が、

「今日は安全日だから大丈夫!オッケー」

と言われたり、

「あ、コンドームは私のあるから、これを使って」

と言われて相手のものを使うという、無防備さについても責任はあると、ウチのOZ旦那は男性の立場からの見解を述べていた。

「結局はさ、出さなきゃ妊娠しないんだから」と、OZ旦那。

まあ、確かにね・・・・それはそうだ。

 

まとめ

本当にこう言うティーンが増えていると言う事実は、私にとってかなり衝撃だった。女性としての武器を使ってまで「愛情」を勝ち取らなくちゃいけないところまで彼女たちの自意識や自尊心が低くなっているのか・・・と思う部分もある。

例えば、学業を頑張ってself esteem:自尊心をあげるとか、好きなことに打ち込むとか、そう言う部分で自己啓発していかなければ、結局は同じことの繰り返しのようにも思う。

例え血を分けた子供であったとしても、自分が未熟であったために自分の子供を傷つけてしまうこともあるし、そしてその為にその子が自分から離れていくということもあり得る。だから、基本的に、あくまでも基本的に、他人に自分の生きがいを求めることは無意味に等しいと経験上、私は思う。

確かに、私のような年齢にならなければわからないことかも知れない。人生経験のない子供に言っても仕方がないことかも知れないが、彼女らの短略な行動や思想から不幸になる子供たちも増え、そしてまたその子達がティーンになって、同じことが繰り返される可能性もあるかもしれない。そう思うと周りの大人達がもう少しどうにか出来ないものか・・・と思う。私もまた、親に振り回されてきた幼少時代と過去があるから、どうしてもこういう短略的な行動をよしとは思えない。そして、私が彼女の年齢であったとしても決して未成年で出産しようとは思わないだろう。

最近のこのジャスミン(仮名)であるが、たまに長男に聞いてみるが、最近は疎遠になっていて、彼女の近況はわからないと言う。彼女は、妊娠と共に今まで仲が良かった女友達から総スカンを食らっているようで、まあ、無視したりいじめたりということはないが、誰一人として一緒に遊びに行こうと誘わなくなったという。

まあ、かわいそうだけど、正直・・そうだろうなぁ・・・・と思う。

多分、私が彼女の年齢であったら彼女を「異質」として捉えるだろうし、そういう存在を排除するのもあの年齢特有のものであるし・・・・。

ただ、彼女の子供は両方の祖父母から可愛がられて2週間おきにシドニーとゴスフォードを行ったり来たりしているそうだ。こういう状況で、里子に出したり、施設に入れてしまうというようなこともあるので、あの子にとって、生まれた時の事情はどうであれ、いいおじいちゃんとおばあちゃんに恵まれたという事と、今現在でも母親であるジャスミン(仮名)が我が子をとても可愛がっているという事。これだけは確かなので、良かったと思う。

最後になったけど、彼女がとった決断に対して後悔することもあるだろうが、それを彼女の幼い息子にぶつける事だけはないことを祈りたい・・・。

しかし、まあ、ウチの息子も人生勉強になったことだろうよ・・・。

だから、今日、コンドームを買ってあげた・・・。

予想通りにめっちゃ、嫌がられて、面白かった〜 ????

というわけで、

ティーンの男性諸君、女の子が出してくるコンドームに気をつけろ!!

 

 

 

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Sakura
2000年からオーストラリア在住。シドニー某大学の修士課程卒業。『海外在住引きこもり主婦』のアーティスト兼ブロガー。専門は銅版画ですが、油絵もやります。海外生活事情や文化などを中心に書いてます。
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