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【欧米式理論から学ぶ】思春期の子の脳はどう変化しているのか?!

まずうちの長男は16歳で、思春期の真っ只中におります。全くもって、うざいです。

小さい時はとっても可愛かったのに、憎まれ口や勝手に大きくなったようなことを言います。これもまた、思春期の子供の特徴で大人になる過程なので仕方がないこととはいえ、どうしても戸惑ってしまい、頭ごなしに叱りつけたりしてしまうことも多いです。

今までの私たち夫婦は、長男の行動や言動にいちいち反応しては、喧嘩の繰り返しでした。これではどんどんとエスカレートしていって、しまいには収拾がつかなくなるのではないかと思い、夫婦で相談して青少年専門の心理学者のところにお邪魔しました。まず初めに説明されたのは、青少年の心と体の変化のことでした。

一時期、日本のネットで思春期の子供の扱い方について調べたことがあるのですが、日本ではあまり青少年の心の動きや脳の働きなどについてはあまり触れていないように思います。日本は精神医学に関しては世界的に後進であると昔、知り合いの精神科の先生がおっしゃっていましたが、事実、心療内科や精神科のカウンセリングなどはこちらの方が充実していると感じます。

今回も、息子のことで相談に行った心理学者の先生のお話はとても勉強になりました。まず、肉体的な発達だけでなく、どんなことが思春期の子供たちに起こっているのかを理解することが第一歩と思います。

十代の脳の発達:基本

子供の脳は、非常に若い時には大きな成長を遂げます。彼らが6歳になる頃、彼らの脳はすでに大人のサイズの約90〜95%です。しかし、脳は大人の脳として機能するにはまだ発達が不十分です。この脳の発達は、青年期に集中して起こり、子供の20代半ばまで続きます。いくつかの脳の変化は思春期前に起こり、脳の変化は、年齢、経験、および思春期のホルモン変化に依存します。

したがって、すべてのティーンエージャーの脳はほぼ同じように同時に発達しますが、それぞれ個人差があります。例えば、あなたの子供が早期に思春期を開始した場合、これはあなたの子供の脳の変化の一部が早く始まったことを意味するかもしれません。

健全な十代の脳の構築

子供のユニークな脳と環境の組み合わせは、子供の行動、思考、および感情に影響します。例えば、子供の好きな活動やスキルは、脳の中の配線に接続するようなものかもしれません。ティーンエイジャーが自分の時間を費やすことは、脳の発達にとって非常に重要です。音楽、スポーツ、勉強、言語、ビデオゲームなど、子供の活動や経験の範囲について考えて見ましょう。これらのことは子供が成人になるような脳をどのように影響しているでしょうか。親としての態度は子供の環境の重要な部分です。親として子供をどう指導していのかということが、子供が健康な脳を構築するのを助ける上でとても重要です。

危険を伴う行動


十代の脳は新しい経験、リスク、感覚を捜すために作られているといってもいいでしょう。また、ティーンエイジャーは、常に自己制御や判断力が高いとは限らず、リスクを負う行動を起こしやすい傾向があります。これは、脳の自己監視、問題解決、意思決定の一部(前頭前皮質)が最後に発達するためです。ホルモンはまた、十代の若者の衝動的で危険な行動に寄与すると考えられています。そして、ティーンエイジャーは、成長し、成長するためにリスクを取る必要があります。ただここで大切なのは、喫煙や盗みのような否定的なものではなく、スポーツや旅行などの健全なリスクを選択することを支援することがです。すべてのリスクを負うことは、失敗の可能性を伴い、子供はどんな挫折を乗り越えるために親のサポートを必要としています。

ストレスと十代の脳

多くの変化が子供の脳に起こっているので、この時期の子供はちゃんとケアーされ、育まれていることが特に重要になります。 精神的に衰弱するような発生率は、十代の年の間に増加します。これは、発達中の脳が成人の脳よりもストレス要因に対して脆弱であるという事実に関連していると考えられています。 ティーンエージャーのストレスには、薬物、アルコール、ハイリスクの行動、新しい学校の転校、友人関係、家の移動や愛する人の死といった主要な生活習慣などが含まれます。しかし、子供を綿で包んではいけません!親の注意が多すぎると、子供が疎外される可能性もあります。

親として子供の人生に関わり、関わり続けることは、子供がどのようにストレスに対処しているかについてもっと学ぶのに役立ちます。また、子供とのオープンな関係を維持し、お子さんが話す相手としてあなたを見ることができるようにすることもできます。恥ずかしい話や不快な話もあります。

子供たちは、支援的で育っている家庭で成長していれば、10代の年齢の間に親の指導や監視を素直に受けられる可能性が高いと考えられています。

冷徹な感受性

ティーンエイジャーは、脳の未発達のため、どうしてもリスクを負うような行動を起こします。それによって、多くのストレスを抱える場合もあります。そこで自然と心の動きを鈍くする、冷徹になるように体が自然と動くようにできていると考えられています。

ですから、時に青少年が起こす事件がとても冷徹で悲惨なことあるのはこういったことで、専門用語で “reptile brain” 爬虫類系能などと呼ばれ、冷血で卑劣であると揶揄されています。うちの息子もたまにとっても冷徹なことを平気で言ったり、冷たい目で見られたりすることもあり、「こんなに冷たい子じゃないはずなのに」なんて思ったりしましたが、これも思春期の典型的な表れだそうです。また、マルチタスクができないので、一度にいくつもの課題をすることがとても難しい子供も多いです。

参照:The Australian Parenting Website

まとめ

今回は特に思春期の子供の脳の働きについて書いて見ました。実は、オーストラリアではこういったことを学校でちゃんと教えてくれますから、子供たちも自分たちの体に何が起こっているのかをちゃんと理解しています。もしかしたら、親よりもちゃんと理解しているのではないでしょうか?私たち夫婦も、心理学者の先生から初めて教えていただいて、とても助かりました。ああ、こういうことか・・・なるほど、と。そして、そのことについてもちゃんと息子と話し合い、お互いを理解していくようになって、関係が変わりました。次は実際にティーンエイジャーの体にはどんな変化が起きているのかをみてみましょう。

 

 

 

Sakura
2000年からオーストラリア在住。シドニー某大学の修士課程卒業。『海外在住引きこもり主婦』のアーティスト兼ブロガー。専門は銅版画ですが、油絵もやります。海外生活事情や文化などを中心に書いてます。
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