【本当にあった怖い話】日本であった怖い話(2)「ごめんよ、手に負えへんわ」

 

前々回に引き続きまして、また怖い話。これもまた私が高校生だった頃ですから、30年以上も前の話です。ここに登場して来る叔父さんは母方の遠い親戚だったということで、1年ほど居候していましたが、この叔父さん、怖いんですよ。もう、なんだろう・・・・なんでも見えちゃうというか、隠し事が出来ないし、まあ、一緒に住んでいた頃はありがたい存在と言えましたけど・・・。

で今回は、物凄く怖かった話を書きたいと思います。

 

家を購入するときは、やっぱり気をつけようという話

高校生って、どの時代でも噂話が大好き。私だって結構好きでした。特に、怖い話はもう、かなりの勢いで好きでしたね・・・・怖い物好きっていうやつ。そして、学校の友達にもこの「叔父さん」の話をしていました。

そんなある日のこと、あまり仲が良くないというか、同じグループではなかったクラスメートに帰り道に声を掛けられました。

B子:「ねぇ、Sakuraのおじさんって、霊能者なの?」

私:「まあ、そうなのかなぁ。本人の職業は別にあるし、それを仕事にしているわけじゃないけど」

と答えると、じっと考えている風でしたが、

B子:「今度、Sakuraのうちに行ってもいいかな・・・ちょっと、相談があるんだけど、叔父さんに」

私:「なになに?怖い話?なんかあるの?」

すみません、興味津々でした。

B子:「・・・うん、怖いからさ、あまり話したくないんだけどね。今度行ってもいい?」

という事で、おじさんに確認すると、「ええよ、別に。今、暇やし」という事で、彼女がウチに来ることになりました。

 

学校帰りに一緒にウチに来ることになったB子なんですが、特に仲がいいというわけではなかったので、あまり彼女のことは知らなかったんです。しかし、電車の中で色々と話を聞いてみると、なんか、ヤバイ感じが伝わってきました。

彼女のうちは一軒家で、3年前くらいに引っ越して持ち家だそうです。そして、去年あたりから両親の仲が悪くなり、弟は中学生で非行に走り、ほとんど家に寄り付かない。そして、彼女自身にも結構怖いことが起きていたそうです。

私のウチについて、居間に案内すると叔父さんがお茶をすすっているところでした。叔父さんはタバコを吹かしていましたが、サッと消すと、彼女に向き合いました。

B子:「初めまして、B子と言います。すみません、お邪魔しまして」

叔父さん:「あんたん所、大変やなぁ。みんな出ていかはるで」

いきなりの核心に迫る叔父さんです・・・・。

B子:「え?分かるんですか?」

叔父さん:「ああ、あんたのお父さんもお母さんも時間の問題やね。まず、お父さんが出て行くかも知らんよ」

B子:「・・・・・そうなんです。お父さんはもう我慢できないって言ってます」

叔父さんが見えたのは、黒い大きな影だったそうですが、玄関の土間に立ちはだかって、どうも家の中をよく見せてくれないそうです。ただ、彼女の部屋は見えたようですが、そこもまた良くない間取り、または方角だそうで、頭痛がしたり、眠れない、または誰かに覗かれている感じがしないか、などともう、怖いことばっかり質問していました。私は、叔父さんが透視ができるなんて知らなかったので、マジでビビってました。

そして、もっと怖いのが彼女の告白。

B子:「私の部屋にクーラーが備え付けてあるんですけど、その風の出る隙間に誰かの目が見えたんです」

私:キャ〜!!怖いんですけどぉぉ!!😱

B子:「そして、台所にある換気扇からも誰かの目が見えたし・・・。勉強しているとペン立てが倒れたり・・・」

私はもう、あんた、何でそんなに淡々と話してるわけ???ね???

もう、怖い、怖い、怖〜い!!😱

という、声にならない悲鳴がまた湧き上がってきました。

叔父さんは、そんな私にちらっと目をやって、ため息をつきました。

叔父さん:「悪いけどな、家の中、その大きな影が邪魔して見えへんねん。それにな、これはワシじゃちょっと、力が足りんわ。もともと、ここになんかあったんだろうと思う。人間が住むような場所やないように思うわ。」

・・・・叔父さん、会って数分も経たないうちにいきなり、匙を投げました。

 

人が住めない場所とは?

まあ、その当時は私も色々と知らないことが多かったので、うわ〜・・・・まじか!というような感じしかありませんでしたが、色々な本を読んでみると確かに人が住めない場所というのがあるようですね。昔、祠があったとか、霊道が通っているとか、磁場が悪いとか、墓地があったとか、そういういわくつきの場所というのがあるようです。

そして、彼女の家はそういう類のもの。叔父さんはしばらく目を閉じて探っていたようですが、

叔父さん:「うん、やっぱり分からんわ。探らせてもらえへんわ。ごめんなぁ、力になれなくて」

B子:「じゃ、私たちはどうすればいいんですか?」

叔父さん:「うん、早いところ出たほうがええよ」

私から見ても、まあ、そうだろうなぁ・・・という返事をした叔父さんでしたが、彼女が帰ってから私に言いました。

叔父さん:「あれは、あかんわ。ほんま、ワシも久しぶりに怖かったわ・・・・」

と言ったきり、母にお酒を頼んでいました。

 

で、不思議なことに、ここまではよく覚えいるんですけど、この彼女のことはそれから一切の記憶がないんです。彼女の顔もうる覚えだし、名前も出てこないし、実際にうちにきたのかさえも今では現実にあったのかどうか。それでも、彼女と喋るおじさんの姿は鮮明に覚えていて、叔父さんが言った事も良く覚えているんです。だから、実際にあったことだとは思います、はい。

だから、この彼女とその家族がどうなったのか、よく分からないんです。多分、私も本能的に関わりにならないほうがいいと思って避けてしまった部分もあるかもしれませんが、自分の性格からして、彼女から何かをされない限り、シカトするということはないはずなんですが・・・。

しかし、本当に記憶からさっぱりと切り取られているんですよね・・・・。まあ、30年以上も前の話なので記憶が曖昧なのかもしれませんが、あの時の叔父さんのため息だけは本当によく覚えています・・・・。

しかし、あの叔父さん・・・透視もできるなんて、やっぱり只者じゃなかったなぁ・・・。

私が親に嘘ついて、彼氏とお泊まりしてイチャイチャしていたのも、見えていたんだろうか・・・。

うううう・・・思い出して書いたら、ちょっと、怖くなって来たなぁ・・・。

お香を焚いて寝ようかな・・・うん。