さて、久しぶりに英語の使い方についてちょっと記事にしてみたいと思います。英語も日本語も言語というのは生きているものですから、時代とともに変化していくもの。ですが、基本的にことはやっぱりあまり変わらない。多分、日本語よりもきっと変わらないと思う。英語を話し出して、そう・・・21歳くらいから日常的に使っていたので28年、もう30年近くになるんだけど・・・嫌だわ・・・ババアを感じる。ま、それは置いといて。そう、なんだかんだ言って、綺麗に話せる人とそうじゃない人の区別くらいはつく。で、友達同士であったならばいいのだけれど、やっぱり、きちんとした場所ではきちんとした言葉を話せた方がいいと思いますね。
でないと、
なに?あの人、バカなの?
と、英語であっても思われるんです。ですから、できるだけ初めは猫をかぶっておいた方がいいでしょう。
そこで、今回は『英語で猫かぶり』をするためのちょっとしたヒントをご紹介したいと思います。
それは、would, shall, should, mightなどの助動詞を使うととっても気取った上品な人間性を作ることができるっていう、ある意味、とっても都合のいいトリックですわね。
1. could
まずは、『could』の使い方。これはまあ、学校でもやりましたよね、丁寧な言い方にするときに用いる。canの過去形で、『〜かもしれない』、疑問文に使われると『〜してもらってもいいか』という少し丁寧な言い方になります。
Can you please help me?
『ちょっと、助けてくれる?』
これに『Could』がつくと、
Could you please help me?
『ちょっと手助けしていただけるかしら?』
Could I ask you to send your details by email?
『メールであなたの連絡先を送ってもらっても良いかしら?』
なんていうふうな感じに相手には聞こえます。目上の人、上司、それから知り合ったばかりに男性にはこんなふうに何かを頼むと、とっても感じ良く聞こえますし、教養があるように見えるでしょう。
2. may
この『may』も同じく『〜してもいい』と『〜かもしれない』という2つの意味があって、couldよりもこちらの方が丁寧な言い方になりますね。
May I have your name please?
『名前を伺ってもよろしいですか?』
っていう、とっても丁寧になりますし、接客業などでよく使われます。
3. would
この『would』もまた、丁寧な言い方の時に使います。willの過去形なんですが、仮定する時にも使います。例えば、
I would not do that.
『そんなことはしないわ。』
それから、また何かを頼む時にも、Canよりも丁寧な言い方なので、目上の人、またはお願い事の時に使うと効果のある言葉です。
Would you please pass that salt?
『そのお塩を取ってくださる?』
4. mind if 〜と組み合わせる
これは、助動詞とは違うんですが、『mind』と組み合わせることで最上級に丁寧になる。滅多に使わないんですが、それでもものすごく丁寧になりたいとき、この使い方を知っておくと、
「お、この人はこんな使い方も知っているんだ」と一目置かれることになります。
Would you mind if I ask you to swap your seat?
となるんですが、日本語に直訳すると、
「もし、私が席を代わってくださいと言ったらあなたは気にしますか?」になるんですが、
英語の表現的には、
「席をかわっていただいてもよろしいかしら?」
って感じになります。
そして、答え方は、
No, of course not. You may sit here, please.
「全然、構わないですよ。どうぞ、座ってください」
っていう感じに答えてくれるはずです。
まとめ
まあ、日本語でもそうですけど、やっぱりきちんとした場所できちんとした言葉を話せないというのは、恥ずかしいものです。ペラペラとよく喋る人はいますけど、全てにおいてだらしがないという印象の人もいますしね、人間性やその人の魅力が半減してしまうことさえあります。ただ、馬鹿丁寧だからいいというわけではなくて、その場、その場、TPOに合わせて会話が出来るのもまたその人の才能というか、人柄の現れでもあると思います。
日本語と同じく、英語にも様々な表現がありますから、それをマスターするまでには長い時間がかかるとは思いますが、出来るだけ英語になれる時間、または英語で物を考える時間を作ることが大切だと思います。
特に、高いお金を払って留学している人たちや将来、外国で永住権をとって移住したいと思っている人たちはやっぱり、それなりに勉強したほうがいいと思いますし、同じ日本人同士で固まって生活しているよりもずっと、世界が広がると思います。