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【海外移住】オーストラリアは学歴社会?!オーストラリア生活の現実

このブログを読んでくださっている方は、私が2000年にオーストラリア人の男性と婚約して(2001年に結婚)そのまま永住してしまい、全く日本人コミュニティーとは縁のない生活をしていることなどご存知だと思いますが、私は全くもってオージーのローカルとして18年間生活しています。医者も大学も(当然ですけど)、全ての面において英語のみのローカル生活です。そして、このブログではオーストラリア文化、生活などについてご紹介しているんですが・・・・。

以前に『40歳を過ぎても大学進学!?』という記事を書いたことがありますが、今回はそれに関連したことで、オーストラリアの就職事情、または社会事情などをちょっとご紹介したいと思います。

オーストラリアはびっくりするほど学歴社会

私の旦那は、出会った時には日本で『駅前留学』というキャッチフレーズを持った会社で英語を教えていました。まあ、イギリス人の友人が共通の友達だったことから知り合って、猛烈アタック(本人曰く)の末に落とされたという出会いでした。その当時、私は日本人の友人のツテで、アメリカに脱出する予定でしたが、やっぱり縁がなかったんでしょう、代わりにオーストラリアに移住しました。

その後すぐに、『びっくり妊娠』してしまい、仕事に着く前に妊婦、当然ながら数ヶ月後には母親になってしまいました。旦那は英語学校で外国人相手に英語を教えるという仕事しかなく、手取りでなんと週に$550程度しかないというどう考えてもやっていけない生活でした。家賃は高く、どう考えても貯金を切り崩す生活でした。

そして次に私を襲ったのが、幼児期のトラウマと母親との確執による産後うつでした。症状は深刻で、旦那は仕事を辞めなくていけなくなりましたが、日本からこっそりと貯めていたお金とCentrelinkの補助でなんとか1年間は過ごすことができました。

そして、旦那が次にしたことは、大学に戻ること。旦那は、一応、文系の学士の資格がありますが、それだけでは管理職になれないため、修士号を取りに大学に戻ることにしました。

そう、オーストラリアで出世をするには、能力だけでなくそれに見合った資格が必要となるのです。

オーストラリアの就職事情

オーストラリアでは基本的な最低賃金は法律で決まっていますから、経営者がこれに反して社員からボッタクリをすると当然ながら罰せられることになります。しかし、これは基本的なことで、それ以上の仕事、特に専門職(管理職含める)となると資格が必要になってきます。

当然ながら、企業側からすればこれは個人の能力をはかるものであるし、最近では学士号の他に修士号がなければ管理職なれない、というような風潮まであって、修士課程に進む人が多くなってきています。

ステップアップ、転職のための大学戻り

そして、この学歴アップによってステップアップした後は、大概の人は高給を目指して転職します。オーストラリアでは日本のような生涯雇用というのは稀で、ほとんどないと思っていただいて構わないと思います。大概が、数年から長くて10年程度で再就職を繰り返す人がほとんどですし、その度にある程度の収入アップ、またはポジションアップをしている方も多いと思いますが、同じようなポジションで年契約で働いている人も多くいます。

学生時代から、色々とバイトをしたり、それぞれの可能性を確かめるためにもいろんな職業に就くことを勧めているのも社会的な風潮ですし、ある程度の年齢になっていきなり違う職業に就く人もいます。そして、その為には手っ取り早いのが「大学に戻って勉強して、資格を取る」というものなのです。

まあ、資格といっても日本のように「簿記1級」とか「ペン字検定」とか「秘書検定」なんてものはないので、ここでは学歴を上げることになりますが、それでもこれによって

「僕は(私は)、真剣にこの仕事に取り組みます」

というような硬い意志表明になるわけですから、企業側にも「高い学費を払って頑張ったんだから、仕事でも頑張ってくれるだろう」という暗黙の了解が存在しています。

まあ、そのほかの理由には給料がいつまでたっても上がらない、または後から来た高学歴な人間に自分のポジションを奪われる可能性がある、などなどの不安材料もあるわけで、職種によってはパートで働きながら、夜間などでパートで大学に戻る人も多くなります。

知っている中でも、そうやって大学に戻って勉強している人は何人かいますし、また、こういった状況が普通になっているのもオーストラリアの良さだと思いますね。

 

学費や教材も申請すれば税金免除になる

仕事がらみで大学に戻った場合、学費や教材なども申請すれば『個人経費』として落とすことができます。これは経理士さんにもよるんですが、私たちがやってもらっていたアカウンタントは、旦那が行った法科の学費と教材を課税対象にしてくれていました。ただ、これはパートであること、年収が当時で$20,000以上あることが課税対象として必須でしたから、その後、あまりにも大変な勉強量だったために退職した後は、当然ながら無収入でしたから課税対象にはなりませんでした。

じゃ、それ以外の人達は?

当然ながら、古今東西、誰もが大学に行くわけではありません。オーストラリアの大学は、普通の欧米の大学システムと同じように入るのは簡単ですが、出るのは難しいです。試験もみっちりありますし、レポートだって学部によっては本当に大変です。

また、TAFEという職業訓練このような高等教育システムから初めて、単位によって大学の2年生から編入ということも可能ですし、高校の時の成績に関係なく学部によりますが21歳、23歳以上であれば大学に入学する資格が得られます。

それ以外の人たちというのは・・・・。

技術系(配管工、電気工、大工など)

まあ、日本では割と低所得と言われていますが、実はオーストラリアでは、高給取りになります。時給は平均で$50から$80なんてのは当たり前です。そして、この人たちも資格がいるので職業訓練校のようなTAFEという学校に通わなくてはいけません。ああ、行っていない人も居るようですが・・・。

Seek.com : https://www.seek.com.au/learning/careers/builder/getting-into-this-career

 

シェフや調理関係

この人たちはまずは、レストランやカフェなどで修行することになります。その後に、これもまた資格を取るためにTAFEに通うことになります。ただ、基本的にはどうしても長時間労働になるし、基本給も低く、本当に好きでないとやっていけない職業であると思います。

https://www.careerfaqs.com.au/news/news-and-views/how-to-become-a-chef

ショップの店員

これは資格がいらない職業でしょうし、誰でもなれると言われているものです。まあ、それ故に基本給も一定であり、高給取りになるのはちょっと難しいのではないでしょうか。また、フルタイムよりもパートタイムを欲しがる傾向にある職業でもあります。しかし、ここでもまたマネージメントなどをするために大学に戻る人もいるので、大きなショップやブランドになると昇格もある職業です。

自営業

様々な自営業がありますから、一概にこの職業は・・・とは言えませんが、それでも最近では自分でプロモーションする為に、私にはこういう能力があるんです、ということをアピールする為に学歴をメインにする人もいます。ですから、ここでも大学というレーベルが功を称することもあるでしょう。

まとめ

オーストラリアの高等教育システムは非常にありがたいシステムになっていて、実際に高校の時の成績が悪くてもTAFEという教育期間から大学に編入することや、21歳以上であれば大学進学の機会も与えられています。

専門性においては非常にシビアな知識や資格を求めるのもここオーストラリアの企業の特徴と言えると思いますから、畑違いの職種というのは非常に大変かもしれませんが、反対にこういう専門性の高い教育機関を通してキャリアを積み上げていくことも可能ということにもなります。

 

 

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Sakura
2000年からオーストラリア在住。シドニー某大学の修士課程卒業。『海外在住引きこもり主婦』のアーティスト兼ブロガー。専門は銅版画ですが、油絵もやります。海外生活事情や文化などを中心に書いてます。
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