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【欧米式子育て】赤ちゃんの一人寝をさせる方法:コントロール・クライングとは?

夜泣き・・・・もうこれは本当に拷問のように続くことがあります。

私も実は、その経験者です。

お腹も減っていないし、オムツも濡れていないし、暑くもないし、寒くもないはずなのに、なぜ泣くの!!って思う、ママ達は多いはずです。私もそうでした・・・。だってね、赤ちゃんはままが恋しいんですよ。。。。お腹の中にいた頃のようにママのそばに居たいし、甘えたいし。

でもね、もう君達は産まれちゃったんだから、わがまま言うな!!

と思うのも仕方がないことだと私は思っています。だって、眠れないのは辛いし、自分の時間はないし、夫婦の時間だって取れませんからね。私も1時間おきに夜泣きをされ、抱っこしてウロウロして、腰が痛くなって・・・もう、頼むわ〜と愛しい自分の子供のことなのにイライラがマックスだった時期はありましたから。

さて、前回は『赤ちゃんをひとりで寝かせるメリット』について書きましたが、今回は、そのひとりで寝かせるメソッドの説明をしたいと思います。

 

 

欧米式のコントロール・クライングとは?

まず、このコントロール・クライング(ちょっと日本語っぽくしましたが、実際はcontrolled crying、またはcontrolled comfortingと言います)とは何か、ということを説明しましょう。

これはCry it out テクニックとはちょっと違うやり方で、まだ一人で寝る習慣のない幼児を抱っこしたり、ミルクをあげたりせずに、時間になったら自分で寝るという習慣をつけさせる方法のことを言います。

この方法は、随分と前からオーストラリアでも推奨されてきた方法で、うちの長男もやりました(詳しくは前の記事を参照してくだされ)。ですから、安全性はキチンとした小児心理学者も認めているいますので、きちんとした方法でやれば精神的ダメージは全くないですし、長い目で見れば、子供の自立心を育て、また親の精神的、身体的な負担も軽減すると言うとっても素晴らしいメソッドになります。

ですが、実はこのひとりで寝かせる方法、基本的に、短い時間であっても、泣いている赤ちゃんを放っておくことになりますから、ものすごいストレスがかかります。なので、この方法を始める前にいくつかの条件があるので、きちんとそれを満たしてから始めてください。

補足

これ、だいたい2週間くらいかかると思っていただいた方がいいと思います。1週間でバッチリな子供もいるし、下手をすると2週間でもダメで全然、この方法が効かない場合もあると言うことをここでまず、言っておきます。

 

コントロール・クライングを始める前の注意点

まず、いくつかの条件があります。いきなり始めても、お子さんが困惑するだけの場合もあるし、とりあえずは以下の条件に見合っているかどうかをチェックして見てください。

● 子供部屋の準備をチェック

ご自宅に子供部屋が初めからあった場合には、昼間、起きている時間にそこで一緒に遊んであげるとか、頻繁に出入りして赤ちゃんにその部屋を慣れさせてあげましょう。知らない部屋でたった一人で寝る・・・というのは、やっぱり赤ちゃんでも不安になるものです。

それから、子供用のベッドを用意しましょう。これは逃げ出さないためにもコットと英語では言いますが、赤ちゃん用の檻のようなベッドですね。8ヶ月ぐらいで立ち上がる子も多いので、ベッドから落ちたりしないようにある程度の高さを確認してください。

 

● 部屋の温度や照明は大丈夫?

赤ちゃんは自分では温度調整ができず、肌の機能も未熟だといいます。ですから、夏だったら暑すぎないか、冬だったら寒すぎないかを気をつけてあげましょう。

また照明も明るすぎず、暗すぎず、真っ暗で寝る習慣が出来ていない場合は子供用のナイトライトをつけてあげるものいいです。

オススメはこちら:

 

● モニターを用意して子供部屋の様子をチェック

私たちも使っていたのですが、一緒に寝ないと言うことは夜中に変化が起きてもわからないことが多いと言うことになります。例えば、深く寝入ってしまって、子供が泣いても聞こえなかったり、熱が急に出ていてぐずっていてもわからないとか、そう言う意味では添い寝が安心であると言えますが、そこでモニターをつけましょう。

このモニターは最近は画像がついているものもあるので、お好きなものを選んでください。

私たちの場合は、そこまで進歩していなかったので、音だけ拾うモニターでしたが、これで十分でした。泣けばわかるので、とりあえず、具合が悪い泣き方なのか、ただ起きちゃってぐずっているのかどうかのチェックをすればオーケーでした。

オススメのモニターはこちら:

 

● 子どもの年齢と健康状態

新生児の場合、基本的には3時間おきに授乳をしますから、夜中の授乳が終わった頃、個人差を考えても生後6ヶ月くらいになるまではこの方法は使わないようにします。

それから母子ともに健康であること。

このメソッドは泣いていてもある程度ほおっておくというものですから、新生児の時に泣いてあやしていたのとは違うので、子供に熱はないか、具合が悪くないか、また母親も疲れが溜まっていてストレスを溜めていないかどうかをチェックした方が良いと思います。

個人的な体験ですが、私は次男の時は産まれてすぐから、このようなメソッドでやってきました。そのやり方の記事はこちらになります。

 

これはもう新生児のうちから、抱っこせずに横向きにして、ポンポンと寝かせて行くやり方で、このコントロール・クライングとは同じようでも、ちょっと違ったやり方ですので、混同しないようにお願いします。

今回のこの『コントロール・クライング』は、6ヶ月以上で夜泣きが酷く、自分で寝れない子どもが対象のマジなメソッドになりますから、ちょっと気合が違うとでも言っておきます。

 

● 引っ越したばかりなど、家庭環境の変化はないか?

赤ちゃんでも環境の変化というのは敏感なもので、引っ越したばかりだとか、家族関係に変化があったりなど、様々な理由で落ち着かない場合もあります。それがストレスになっている場合もありますから、できれば、普通の状態を保つようにします。

 

 

● ママが見えないと不安になる子かどうかをチェック

これは不安症なお子さんかどうかをチェックすることなんですが、ママが見えないところに行った場合に不安になってしまう子か、別に全然平気かどうかでこのコントロール・クライングが楽なものになるか、ちょっと大変になるかどうかがある程度わかります。

ママがトイレに行っても平気な子は、割と簡単にこの方法が効果を見せるのですが、ママがいなくなると途端に不安になって泣くような子は、ちょっと時間もかかるし、大泣きする場合もあるのでその辺は覚悟をした方がいいでしょう(うちの長男が大泣きした〜!!)

 

● 最低でも3日から2週間の余裕を見る

この大まかな、3日から2週間というのは、ものすごい幅があるんですが、これは子供によって違うということ。3日で直ぐに効果が出る子供と2週間かかる子供がいるということです。

私もこれをやっている時は、ほとんどどこにも行かずに家で過ごしていました。これは思った以上に大変なプロセスになり、精神的にも辛い時があるので出来れば、ご夫婦でやっていただいた方が励ましになります。もしも、旦那さんが長期の休暇が取れなかったり、育児休暇が取れないようでしたら、仲の良いお友達に来てもらって一緒にいてもらうという方法もできます。

私は、AU夫が仕事だったので友人に来てもらってやりましたが、非常に迷惑そうでした(苦笑)。というのも、赤ちゃんの鳴き声って人間の本能に直接響いてくるものなので、どんな人でも気になるし、どうにかしてあげようという本能に働きかけるので、それを拒む方法をとるため、非常にストレスがかかるのです。

ちなみにうちの長男は、2週間、バッチリかかりました・・・・(涙)

 

● ご近所にも声をかけておきましょう。

日本の住宅事情の関係で、子供の泣き声に対して苦情が来るということもよく聞く話です。

ですから、夜泣きがひどいので、こういう方法で夜泣きをしなくなるようにするので理解してもらえないだろうかと話してみるのもいいと思います。実際に、何時間も泣く場合もあるので、このご時世ですから、周りからネグレクトと思われることもあるかもしれませんので、一応はその対応策も考えておいたほうがよろしいかと思います。

 

コントロール・クライングのやり方

【欧米式子育て】赤ちゃんの一人寝をさせる方法、コントロール・クライングとは?

では、ここからが本番です。

この方法は、赤ちゃんに自分で寝るようにするものでネグレクトするものではないということをよく覚えておいてください。ここでは時間をきちんと決めて、その時間に沿って泣いている赤ちゃんをあやしに行く、でもあやして寝かせるのではなく、ママは必ず側にいて戻ってきてくれるから安心して自分で落ち着いて寝る習慣をつけさせるのが目的です。

 

 1.  寝る時間の習慣をつけさせる

昼寝の時間は、だいたい目安でいいのですが、6ヶ月以降になると午前中10頃に1回、午後3時頃に一回という感じで2回くらいが通常の昼寝のサイクルになると言われています。

ですから、朝ごはんを食べて、散歩に行くもよし、帰ってきたらママやパパと遊んで思い切り疲れさせるのではなく、少し疲れる程度にしておきましょう。

コントロール・クライングをやる前に先ずは興奮させないように、のんびりとした時間を過ごし、たくさん遊ばせてあげましょう。テレビなどの視覚を刺激するものではなく、出来ればボール投げをしたり、オモチャで一緒に遊んだりとママやパパとの触れ合いを重点にちょっと疲れるくらいに遊んであげます。

注意!

必要以上に疲れさせると反対に神経が高ぶって眠れなくなったりすることがありますので、要注意!!

 

2.  寝る準備が出来たら、子供用ベッドへ

「さあ、寝る時間だからお休み」と言って、子供用のベッドに寝かせたら、静かになるまでトントンと背中を叩いてあげたり、お話してあげましょう。大体、1分程度にしておきます。

私の場合は、night night, night nightと呪いのようにつぶやいてました・・・。

この時、ベッドにおもちゃなどを置かないようにしましょう。モバイルという垂れ下がった、おもちゃも可愛いのですが、これがあると気が散ったり、遊びだしてしまったりするかもしれないので、出来ればぬいぐるみなども入れないようにしてください。

 

3.  赤ちゃんが静かになったら直ぐに部屋を出る

1分程度、寝るようにお話ししたり、お尻の辺りをポンポンと叩いてあげてちょっと静かになったら、赤ちゃんが寝る前に部屋を出ます。

 

4.  赤ちゃんがぐずり始めても部屋には入らない

ここからが大変なところなんですが、赤ちゃんによっては、寝る前にぐずったりする子もいるので、ぐずっても自分で寝る習慣をつけさせるため、ぐずりだしても部屋には入らない事と声もかけてはいけません。

 

5.  泣き出した時には、まず2分間待つ

大体の赤ちゃんは、ここで泣き出します。ですが、直ぐには戻らずに2分間待ちます。この2分間というのがある意味拷問のようなものなんです。

母親には、赤ちゃんが泣いたら直ぐに行って抱き上げるという本能がついているのでその本能に逆らうことになりますから、このコントロール・クライングがキツイというのはここに理由があります。

 

6.  泣きやまない時のテクニック

2分間たっても泣きやまない場合は、部屋に戻って抱き上げずに、あやしてください。多分、赤ちゃんは抱っこしてもらうものと思っているので手をあげて「抱っこ」のポーズをすると思いますが、静かに「お昼寝しましょうね、おやすみの時間ですよ」と言って、また寝かせます。

この間、大体1分程度。ですが、ギャン泣きしている場合は、もう少し長くてもいいですが、出来るだけ抱き上げないことです。

少し落ち着いたな、と思ったら寝る前に部屋を出ます。

これを2分、4分、6分、8分、10分と一回ごとに時間を延長していきます。そして、10分までなったら、また2分、4分、6分、8分と繰り返して、赤ちゃんが寝るまで続けていきます。

 

7.  夜中に起きた場合の対処方法

夜中に起きた場合には、夜中の授乳はすでに終わっているはずなので、授乳は絶対にしないこと。オムツが濡れていないか、暑くないか、寒くないかなどをチェックしてあげましょう。オムツが濡れていたら替えてあげて、またこのステップ2に戻って、

「さあ、寝る時間だから、寝ましょうね」と言ってお尻の辺りをポンポンと叩いて落ち着かせてあげましょう。そして、また寝るまでこのステップを続けていきます。

 

参照:Controlled comforting by Raising children Network Australia

 

この効果が出てくるのは、早くて3日、長くて2週間とい言われています。詳しくは、英語ですけど上記のParentingについてのサイトを参照してください。

ちなみにうちの長男は、初めての日の昼寝の時にかかった時間は3時間半。これを3時間半、続けたんですよ!!もう、私の方が泣いてましたよ。あまりにも辛くて、旦那に仕事休んでもらいましたから。

そして、何日かかって自分で寝るようになったかというと、2週間です!!

ですが、この2週間後からは夜中にぐずって泣いても、自分で寝てくれるので、いちいち部屋に見に行って抱っこして寝かせるということは全くなくなりました。ですから、こちらも安心して朝までぐっすり寝る、或いは、夫婦でテレビや映画を見たりとゆっくりと過ごせるようになりましたので、やってよかったとは思っています。

 

 

コントロール・クライングがうまくいかない場合

たまにですけど、2週間経ってもこの方法がうまくいかない子供というのがいます。息子達の同級生の中にも何人かこういう子供がいました。親御さんは非常に大変な思いをしたようですが、小学校に上がる頃には寝るようになるのであまり神経質にならない方が良いとは思います。

が、出来れば寝て欲しいですよねぇ。。。。

まあ、経験から言って、いくつかの原因があるんですけど、

  • 年齢が2歳を超えてしまってベッドから這い出す
  • 不安でしょうがなくなってしまう子
  • 意思があまりにも強くて、絶対に寝ない子

日本ではこのメソッドを推奨している小児科の医師やカウンセラーがいるのかどうかわかりませんが、オーストラリアではほとんどの専門医や一般医(GP)はこの方法を理解しているので、オーストラリア在住のかただったら、医者に相談してみてください。

あとは、有名なのはKaritaneと呼ばれる子供相談センターと、Tresillian Family Care Centreというのがあり、ここは、寝ない子供専門で指導してくれます。私もKaritaneのスタッフと電話で指導してもらいながらこの方法を試しました。

Karitane parenting service: https://karitane.com.au/

Tresillian Family Care Centre:https://www.tresillian.org.au/

 

まとめ

私達には二人の息子がいるんですが、この方法をやったのは長男だけです。次男の時はもう早くからこれと同じように抱き上げで寝かせるということはしなかったんです。

まあ、9歳離れているので私自身も41歳の日本でいう、高齢出産でしたし、帝王切開だったので痛くてあまり抱っこできなかったし、生まれ2週間目には4キロを超えるというデカイ赤ん坊だった次男は、ありがたいことによく寝てくれる子だったんです。

なので、このコントロール・クライングはやっていません。長男の時は、非常によく泣く子だったし実際に甘えん坊だったようにも思います。性格的にも全く正反対という、面白さ。

ですが、このコントロール・クライングは本当にキツイので、今、生まれたばかりのお子さんがいる方は私の前の記事である、『【欧米式子育て】赤ちゃんの寝かせ方で『抱き癖』で夜泣きがひどくなる!?』にある、簡単な方法から始めてみた方がいいと思います。

上にも書いていますが、親の本能に逆らうというこのやり方は、本当にキツイです。ですから、ここでもアドバイスしますが、キツイと思ってやってください。でも、この方法がうまくいけば、夜中に起こされることもなく、「さあ、寝る時間だからベッドに入って寝なさいね」と言えば、そのまま「おやすみ〜」と自分で寝るようになります。3歳ぐらいでも、そうやって寝るんです。

なので、やる価値は大いにあります!そして、そのあとのしつけもまた楽になるので、部屋に行って反省とか、癇癪を起こしても「部屋で落ち着いてきなさい!」とお部屋へ直行させることもできます。

まあ、そのことについてはこちらに書いてあるので、ぜひ。。。

 

 

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Sakura
2000年からオーストラリア在住。シドニー某大学の修士課程卒業。『海外在住引きこもり主婦』のアーティスト兼ブロガー。専門は銅版画ですが、油絵もやります。海外生活事情や文化などを中心に書いてます。
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