【食と健康:食品添加物】保存料や人工甘味料、食品添加物の実態とは?体調不良や発ガン性はどうなの?

以前にも食品添加物と子供の素行について書いたことがあるんですが、もっと突っ込んで書こうと思っていたこの食品添加物の話、やっと重い腰をあげました。Twitterでもちょっとこう言う話が出てくることもあるのですが、この食品添加物については色々と賛否両論があるようで、ちょっとしたグレーゾーンとと言うか、まあ日本流の「知りたくない真実には逆ギレ」する傾向、あるいは国民性に触れるようなので、ここでは敢えて、

「個人的に主観と個人的リサーチによる個人的見解」

としておきますので、参考になれば嬉しいと思います。

とりあえず、食品添加物と子供の素行についての過去記事はこちら:

食品添加物とは?

もう皆さん分かっていらっしゃると思いますが、食品添加物というのは食品に入れる科学的に合成された精製品です。そして、これの目的は手軽にかつ廉価でその効果を上げるのが目的です。

例えば、ある食品メーカーが大昔に出した、味○素は代表的なもので、あの白い化学精製された化学品をお味噌汁やラーメンに入れるだけでとってもいい感じの出汁の代わりになります。ですから、手間暇かけて何時間も煮込んで出汁を取る必要がないということになり、その食品会社の製品は、アジア圏では爆発的に広がっていき、現在でもたくさん使用されています。

ただ、私も私の息子達もこのMSGには敏感で、長男は顔が腫れ上がり、次男は痒くなる、私は気分が悪くなって、手足が震えるというアレルギー反応が起きます。

また、大雑多に私が危険だな、と思うのはこの旨味を補うものそうですが、この他にも保存料という腐敗を防ぐ添加物もあります。実は、このMSGよりもそちらの保存料などの方が危ないという研究結果も出ているようです。

オーストラリアのビクトリア州政府関連のサイトにはこのように食品添加物についての記述があります。

オーストラリアニュージーランド食品規格(FSANZ)は、オーストラリアの食品に許容される食品添加物を承認する責任があります。オーストラリアで使用されるすべての食品添加物は、承認される前に厳格なテストを含む安全性評価を受けています。
動物による毒性試験は、人間が消費したときに安全であると予想される添加剤の量を決定するために使用されます。これは通常、試験動物の生涯にわたって消費される添加物によって「観察できない影響」が生じる最大一日量の100分の1の量です。
添加剤の安全性について疑問がある場合は、承認されていません。食品添加物がもはや安全ではないことを示唆する新しい科学的情報が入手可能になった場合、食品添加物を使用するための承認は取り下げられるでしょう。
ほとんどの食品添加物は、他の添加物との組み合わせではなく、単独でテストされています。異なる添加剤の組み合わせを消費することの長期的な影響は現在知られていません。

Better Health Channel : Food Additives

ですが、

個人や消費者擁護団体は、特定の食品添加物について疑問や警告を発していて、しばしばニュースなどの話題に取り上げられることもあります。

しかし反対に、食品製造業界と政府関連の規制当局は、食中毒を防止したり、食品の保存期間を延ばしたりするため、添加物を使用するのには正当な理由があると述べています。

食品添加物の種類

通常、食品添加物は加工食品に多く入っています。また、一種類の添加物だけで使用することは滅多にありません。より高度に加工された食品を食べるほど、より多くの添加物を食べることになります。

今現在、使用許可をされている食品添加物の種類はオーストラリアで約300くらいで、通常ほとんどの人にとって問題がないとされています。

そして、調べてみると、日本では1500種類前後という、びっくらこく数字が出てきました(るいネット)。

ここでは、オーストラリアの食品添加物についての情報をお伝えしようと思います。

そこで、問題があるだろうとされる食品添加物(豪州基準で)をご紹介していきます。

着色料:食品に色を追加する(100価のコード番号)

英国政府の資金援助による研究では、この着色料と防腐剤の安息香酸ナトリウムの混合物(211)が一部の子供の活動亢進(ハイパーアクティブ)の増大と関連している可能性があるという結果が出ています。

調べた色は、タートラジン(102)、キノリンイエロー(104)、サンセットイエローFCF(110)、カルモイシン(122)、ポンソー4R(124)およびアラルレッドAC(129)です。

英国の食品規制当局である食品規格局は、食品製造業者がこれらの色の代替品を見つけることを奨励しており、英国の一部の製造業者および小売業者はすでにそれらの使用をやめるための行動を取っていると報告しています。

またEU内では、これらの色を含む食品は、「子供の活動や注意に悪影響を及ぼす可能性があります」という必須の警告が表示しています。

オーストラリアでは、スーパーマーケットチェーンのAldiが、自社ブランドの製品からこれらの6色と、それ以外の8色緑(142、143)、黒(151)および褐色(155)を削除しています。

しかし、FSANZ(オーストラリアニュージーランド食品規格 Food Standards Australia New Zealand (FSANZ))は、食品や飲料に追加されたこれらの色は、オーストラリアの子供たちにとって公衆衛生および安全上の懸念を引き起こさないと言っています。

アレルギー反応:

1980年代、懸念は軽度のアレルギー型反応を引き起こす可能性がある人工色であるタルトラジンに集中していました。 サンセットイエローのFCFも同様の効果があります。 いくつかの動物実験では、サンセットイエローが腫瘍を引き起こすことを示し、しかし結果はラットとマウスに関する他の研究とは一致していません。

天然添加物は必ずしも人工添加物より安全ではなく、例えば、一般的なマーガリン、チェシャーチーズ、燻製の魚、ケーキなどに見られる、天然の着色アナトー(160b)は、アレルギー性反応を引き起こすことがありと言われています。

私が息子達の学校で知り合った親御さん達から聞くと、

「『赤い色』の食べ物で子供達がハイパーになって、クレイジーになるよね〜、やっぱりあれは控えたほうがいいよ」

という話はよく聞いていましたし、実際にうちの子達にこれらの着色料を与えるとちょっとおかしいくなることはありました。

ですから、ウチではこれらの着色料には気をつけています。

防腐剤:微生物による劣化を防ぐ(200価のコード番号)

飲料に含まれている、安息香酸ナトリウムまたは安息香酸カリウム(212)とアスコルビン酸(ビタミンC、天然由来および添加物300の両方)の組み合わせによって、既知の発がん物質であるベンゼンが生成する可能性があるといいます。そして、輸送中や保管中にボトルを熱や光にさらすことによって形成されるベンゼンの量が増えると言われているとか・・・。

食品の多くにも使われるのですが、特に、加工肉、ハムやベーコンなどの加工塩漬け肉によく見られる食品防腐剤の亜硝酸ナトリウム(250)と硝酸ナトリウム(251)はどちらも、WHOの国際がん研究機関によって「おそらく発がん性がある」と記載されています。 胃の中でニトロソアミンにそしてニトロソアミンに癌の危険を高めるそうです。

その他にも、パンなどに含まれている、プロピオン酸カルシウム(282)はパンのかびの成長を防ぎ、湿気のある熱帯地域で頻繁に使用されます。 これらの防腐剤は片頭痛や行動や学習の問題にリンクされていますが、これらの報告は科学的信頼性に欠けているとされています。

また、ワインやドライフルーツに使われている二酸化硫黄(220)を含む硫黄(220-228)を含む防腐剤は、喘息発作を引き起こす可能性があると言われています。 2005年の国別食事調査では、干し杏、ソーセージなどの亜硫酸塩を含む食品をたくさん食べる幼児が亜硫酸塩の1日の許容摂取量を超える可能性があることがわかりました。

酸化防止剤:食品の悪臭や酸化劣化を防止する(300価のコード)

BHA

BHA – ブチル化ヒドロキシアニソール(320) – マーガリンとスプレッド、サラダドレッシング、クルミとペカン、インスタントマッシュポテトによく見られます。

それはWHOの国際癌研究機関によって「おそらくヒトに発がん性がある」と記載されていますが、いくつかの研究はそれがラット、マウスおよびハムスターに癌を引き起こす結果が出ていますが、これらの癌は前胃(人間が持っていない臓器)で発生するため、物議をかもしています。

人工甘味料:砂糖の代わりに甘みを加える(900価、420のコード)

人工甘味料は砂糖よりも何百倍も甘いことがあり、これらの強力な甘味料は通常ダイエットや低糖の食べ物や飲み物に使われています。 実はそれらの多くの人工甘味料が発がん性があると言う研究結果が出ています。

人工甘味料と癌の関係

1970年代に、非常に大量のサッカリン(コード:954)を与えられたラットのいくつかの研究は、その使用が膀胱癌の高い発生率と関連していることを発見しました。このサッカリンはカナダで禁止され、1996年まで米国でサッカリンを含む製品は表示で警告しなければいけなくなりました。

しかし、人間を対象とした研究ではその危険性はほとんど高くないとされ、2000年に米国政府の国家毒物学プログラムはサッカリンを発癌物質として除外しました。

European Ramazzini Foundation(2005年に更新)による2005年の研究は、ラットにアスパルテーム(コード:951)を人間に対して安全と考えられるレベルの疑似投与量で給餌すると、ラットの白血病、リンパ腫および乳癌のリスクが高まると言う研究結果が出ています。

もう1つの強力な甘味料、シクラメート(コード:952)は、動物実験で癌との関連が示されたため、30年以上前にカナダ、イギリス、およびアメリカで禁止されていました。しかし、別の英国の調査では、何人かの子供たちがシクラメートのために1日の許容摂取量の2倍まで消費している可能性があることがわかりました。

FSANZ(オーストラリアニュージーランド食品規格)の調査でも同様に、オーストラリアの子供の5%が1日の許容摂取量を超えていることがわかりました(シクラメートの場合は1日の1日の許容摂取量0。シクラメートはオーストラリアでの使用がまだ承認されています)。

人工甘味料と妊娠

2010年、デンマークの研究者たちは、人工甘味料を加えたソフトドリンクの摂取と早産に関連性があると言う結論を出しています。 この研究ではさまざまな人工甘味料を区別できませんでしたが、アスパルテームとアセスルファム – カリウムが最も広く使用されています。 著者は、問題の原因はアスパルテームが容器または体内で分解するときに放出されるメタノールであるかもしれないと提案しました。 この問題についてはもっと研究が必要ですすが、その間、妊娠中の女性は出来るだけ、人工甘味料の摂取を避けたほうがいいと言えます。

人工甘味料およびその他の健康上の問題

アスパルテームは、頭痛、アレルギー、行動の変化にも関連しています。 しかし、ラマッツィーニの研究を含む500以上の研究の業界によって資金を供給されたレビューは、アスパルテームが非栄養甘味料として現在の消費レベルで安全であると結論を出しています。

多くの科学者がラマッツィーニ財団の結果を懸念し続けている一方で、FSANZ(オーストラリアニュージーランド食品規格)と米国の食品規制当局は、アスパルテームが安全であるという彼らの立場を変える理由はないと言っています。

うまみ調味料:人工的な食品の風味を与える(主600価のコード)

グルタミン酸ナトリウム(コード:621〜625)などの風味増強剤は、パケットスープ、風味のあるヌードル、ソース、おいしいスナックなど、多くの食品に含まれています。 グルタミン酸ナトリウムが私達の舌の味覚受容体に触れると、それは食物においしい旨味を与えます。

トマト製品、発酵ソース(醤油やオイスターソースなど)、そしてスティルトンやパルメザンチーズなどの熟成チーズの中には、グルタミン酸塩を多く含む食品もあります。

MSGはそのような悪い名前を持っているので、多くの製造業者は加工食品に特別な味を与えるため、 グルタミン酸ナトリウムを放出するように加工された、トウモロコシ、酵母または大豆からのタンパク質抽出物を含む、他のグルタミン酸源を使用しています。

グルタミン酸ナトリウムに敏感な人々(MSG、621)は、大量のMSGを含む食品を食べると、頭痛、紅潮、しびれなどの短期間の反応を起こすことがあります。

 

参照:Food additives to avoid(CHOICE magazine)

まとめ

これらの情報は、オーストラリアの商品を色々と研究している一般の調査機関であるCHOICEというところが出している記事を日本語にまとめたものです。

私もぼんやりと理解していたものもあったのですが、しっかりと調べてみると、いやいや、やっぱり、取らないほうがいいと言うものも沢山ありますね。そして、発がん性があると研究結果を出しているところもありますが、やはり、これらの添加物を大量に使用されるのは、純粋に食品加工した物の商品価値、言い換えれば商品のマーケティングのために使用されていると言えるでしょう。

また、ある添加物は喘息などのアレルギー反応とも関係していると言う研究結果もあります。そして、これらの添加物の多用により新たな化学反応を起こして発がん性があるという研究も出ています。

人によってアレルギー反応は違って来ますから、これらの添加物によってアトピー性皮膚炎を引き起こすこと可能性だってあるわけです。実際、日本が使用している添加物は欧米に比べると何十倍もあり、私が19年間の在豪歴から見て、たまに日本に行くとよくアトピーの方を見かけるのですが、オーストラリアでのアトピー性皮膚炎は日本よりも少ないと思います(いないわけではないので、ここで突っ込むのはやめてくださいね)。

このあたりの判断は、個人の体質が影響するので沢山食べていても何にも症状が出ない人、ちょっとだけでも顕著に反応が出てて大変なことになる人がいます。ナッツアレルギーで命の危険がある人と同じですね。

ですから、これらの科学的に精製した添加物(特に発がん性の可能性があるとされるもの)を摂取して癌になる可能性もあるわけです。実際に動物実験で癌が発生したとしているものもある。そして、それは癌になって見なければわからないし、癌になってもそれがこれらの添加物が原因であるという証拠は残念なことに多分、結論を出すことは不可能でしょう。それは、癌がというものが様々な影響によって引き起こされるものだからで、

  • 体質的な起因
  • 遺伝的な起因
  • ストレスからくる免疫低下
  • 外的な起因(食事やそのほかの環境)

などがありますし、近年では原発事故による放射能汚染なども付加され、議論されているのも事実です。

ですから、家族や己の健康はこういう商品を扱う、またはそれとつながるような機関からの情報だけでなく、様々な研究機関の情報を自分なりに理解して利用するような時代になっていると思います。

実際、私の家庭ではできるだけ無農薬野菜を買ったり、加工食品を買う場合はきちんと何が入っているかを確かめた上で購入するようにしています。

「塵も積もれば山となる」ということも有りますし、人間もまた自然の中に属する生命体ですから、出来るだけ自然のものを摂取する方が健康的であると思います。実際、こういった全ての食品加工品を辞めたらアレルギー、倦怠感などの不快感がなくなり、今ではビーガンになっている近所のオーストラリア友人もいますし、私もまたオーストラリアに来てから丈夫になったように思います。

というわけで、癌が増えているのは日本だけではないのですが、日本の癌増加はちょっと異常だなぁ・・・と思い、調べてみました。

参考になれば嬉しいです。