【海外移住】海外で暮らす、その5つの心構えとは?

 

あれはもう、18年も前になるんですねぇ・・・・日本からオーストラリアに移住したのは。あの頃は私は30歳の大台に乗ったばかりの頃でした。まあ、私の場合は、オーストラリア人との結婚という形で来たんですが、海外生活、海外に出ようという人たちにはいろんな目的があると思います。そこで、今回は海外生活を始めるにあたっての心構えというのをちょっと考えて見たいと思います。

増える海外在住日本人

ちょっとネットで調べて見たら、平成28年(2016年)10月1日現在の集計で、海外に在留する邦人(日本人)の総数は、1 ,33万8,477人だそうです。また、外務省領事局の調査を開始した昭和43年以降最多となっているようです。また、男女別では、「男性」が64万2,064人(約48%)で、「女性」が69万6,413人(約52%)、平成11 年以降一貫して「女性」が「男性」を上回っています。このデーターは、長期滞在と永住している日本人の総合で、国別ではちょっと違って来ます。

長期滞在者の内訳では、男性の方が多く、民間企業関係者が一番多く、女性はその妻だったりと家族として海外に長期滞在(3ヶ月以上)しているそうです。そして、その次に多いのが留学や研究のための長期滞在となっています。しかし、永住者の内訳では女性の方が多く、これはまあ、女性の方が外国籍の男性と結婚して永住権を取っているということなんでしょうね。

長期滞在の国順位:

1位:アメリカ(23万3,746人)

2位:中国 (12万5,089人)

3位:タイ (6万 8,908人)

4位:イギリス (4万5,183人)

5位:オーストラリア (3万9,659人)

6位:シンガポール (3万4,977人)

永住先の国順位:

1位:アメリカ (18万7,919人)

2位:オーストラリア (5万2,978 人)

3位:ブラジル (4万9,505人)

4位:カナダ (4万2,587人)

5位:イギリス (1万9,785人)

9位:ドイツ (1万1,234人)

と、こんな感じになっています。やっぱり、アメリカは多いんですね・・・。それに、オーストラリアは人気なんでしょうか・・・ワーホリも充実していますからね、永住先にはもってこいなのかもしれませんし、長期滞在者よりも永住者の方が多いっていうのも、なんか分かる気がするというか・・・。

 

海外で暮らす心構え

さて、まあこんな感じで海外に出ている日本人の方は多くなっているんですが、確かに日本よりは海外の方が個人主義ということもあって、自由な感じはします。日本で他人の顔色や周りの空気を読みながら生活している人の中には、

「もう、いや!!なんで、こんなに気を使わんといかんのヨォ!!」

と怒り心頭、ストレス満載の方々も多いはず・・・わかりますヨォ。私だってそれが嫌で、日本を出たクチですし。けれども、海外で生活するってそんなに甘いもんじゃないんですよ・・・。確かに、私の場合はね、ちゃんとパートナーがいたっていうのもあるんだけど、それでもやっぱり「自分の人生」っていうものをきちんと要求されちゃうのが海外なんですわ。ですから、おんぶに抱っこの日本の結婚生活のようにはいかないのが国際結婚なんです。

 

1.  目標はしっかりと

「ちょっと日本を出て世界を見てくる」なんていう人も多いと思うんです、特にフリーターとかね。ワーホリをとっている人たちもそんな感じなのかもしれない。狭い日本を出て、世界を見てくるぜ!っていう感じでしょうね。

実は、私も21歳の時にイギリスで語学留学を1年ほどしてました。その時は、まあ、何となく親に勧められたっていうのがあったし(家庭内がめちゃくちゃで、金だけあったらしい)、英語はいつも好きだったから「お、ちょうどいいね、英語なんて喋れちゃうし」なんて思って行ったんですけど。行ってみてやっぱり思ったのが、「せっかく来たんだから、英語だけはものにして帰らないと、かっこ悪いなぁ」ってことだったんですよ。ですから、極力、日本人とつるまないようにしたり、彼氏は日本人以外に限定したりとかして、なんだかんだと頑張った部分はあります。

でも、同じ留学先に日本人の女の子が結構いて、・・・・ダラダラと日本人同士でつるんでいるのをよく見かけたものです。そこで、海外移住や留学でも何でもいいんですが、海外生活を充実したものにするにはどうすればいいかということなんですが、まずは何のために来たのかって事を忘れちゃいけないと思うんです。「あなたの目的は?」っていう事。そして、これがないとホームシックになったり、言葉が通じなくて嫌になったり、「こんなはずじゃなかった・・・」なんて思うことが必ずある、そしてその時に、日本に帰りたくなったりするんです。

まあ、実際、帰ってもいいんですけどね。それでまた出直してもいいし。でも、やっぱり一旦外に出たのならば、頑張ってみてほしいと思うんです。

 

2.  日本と比べない

それから、これ結構、大切なんですが、日本と比べないことです。日本はね、世界中のどこの国と比べてもかなり特殊。これは、海外旅行に行ったことがある人ならば、なんとなくわかると思うんですが、特に海外で生活していると、日本のようになんでも便利でもないし、サービスだってよくないんです。

例えば、配線がちょっとおかしいからって、電気屋さんを頼みますよね、そうすると日本だったら、何日の何時に伺いますってなるんだけど、海外だと「時間はわからないけど、午後に行くよ」なんて結構適当だったりする。それで、ドタキャンならまだしも、待てど暮らせど連絡も来なかったりすることもある。で、電話して文句を言うと「忙しかったら、明後日だったオッケーかも」なんて言う答えが返ってくる。まあ、そう言う電気屋はやめて、違うところを誰かに紹介してもらったほうがいいと思うけど。そんなことがしょっちゅうあるんです。

バスだって、電車だって時間どうりにこない場合もあるし、サービスだって「おい、誰のおかげで飯食ってると思っているんだ!?」って言いたくなるような態度の悪い人もその辺に平気でいる。態度のいい人の方が少なかったりする日もある。それが海外なんですよ・・・って言うか、日本が特殊なんです。ですから、くれぐれも比べないこと!

 

3.  個人主義は空気を読まないと思え

日本の社会は集団主義である・・・これはもう誰でもが知っていることだし、同様に海外は個人主義ということもご存知だと思います。ですから、海外ではみんな空気は読まない・・・というか、読めません。ですから、言わないとわからないんです。そんなこと言わなくたって、常識でしょう?ということは、全く通じません。私も大学の時に嫌っていうほど、これで痛い思いをしました・・・。まあ、もともとはっきりいうタイプだったんで、日本人よりは外国人との方がスッキリとした関係を築けていたんですが。

ある時のこと、教室で版画の1つしかないプレスを使っている時、独り占めしている女がいたんです。周りは順番を待っている状態、「おい、あの女、なんなの?なんでみんな言わないの?」って思ったんで、私は、「ねえ、これさ、みんなでシェアするプレスだから、順番変わってくれる?」って言ったんです。ええ、チャレンジャーだなぁ・・・と自分でも思いましたけど、悪口言うよりは面と向かって言った方がいいかなぁと思ったんで。そしたら、思いっきり、無視された。

え?無視??無視なの??

そこで、周りのクラスメートに、「ねぇ、私、今、無視された??」って聞いたら、肩をすくめて苦笑いするクラスメート達。

と言うわけで、カッチーンと来ちゃった私は、彼女の肩を叩き、

「ねえ、無視しないでくれる?あんた、小学生じゃないんだから、無視で物事を解決できると思ってんの?」って、言ってしまった・・・。あの時のことを後でクラスメートと話たんだけど、実はみんな言ったんだけど、同じように無視されていたらしい。で、彼女の返事はと言うと・・・。

「今、私が使ってるの、見えないの?終わるまで待っててよ」

絶句です・・・。あんた、終わるまでって・・・。一枚づつ印刷したら、日が暮れちゃうだろうよ!準備している間に、次の人がプレスを使って、その後またやればいいじゃない・・・効率悪すぎだろう。まあ、結局、先生が来て「ああ、君ね、みんなと一緒に順番でやってね。じゃないと、日が暮れるから」って言われてた。ほくそ笑んで、ザマアミロ!って思っていた、私・・・・すいません、私も小学生並みです。

と言うことで、こんな女は嫌われるのは当然のことで、その後はクラスでも浮いてましたし、それ以降、私のことはずっと無視でした。アジア人嫌いなのかなぁ・・・とか思っていたけど、中国人の留学生と仲良くご飯食べてたから、私のことが嫌いだったんだろうな。いま思うだけでも、ああ言うのって、個人主義とは違うでしょう?と思うけど、こういうのもたま〜にいます。

ですから、ここで私が学んだこと・・・・相手にしない。

 

 

4.  必要以上に日本人とつるまない

初めて海外に出ると、どうしても日本が恋しくなったり、寂しくなったり、心細くなったりすることも多いはずなんです。私もそうでしたし、実は日本語を話したくて無理にその辺の日本人と友達になって、結構痛い目にあったこともあったんです。確かに支え合う部分は必要だし、群れたがるのも良くわかるんですが、それによって失うものもある・・・。

それに英語はやっぱり環境と習慣なので、できるだけ英語でものを考える習慣をつけること、そしてそのためにはできるだけ英語にどっぷりと浸かり、夢も英語で見るくらいにならないといけない・・・・と私は思っていました。せっかく、海外に来たんだから、まあ、いずれは帰るつもりの人だったらいいのかもしれないけど、特に英語で飯を食っていくつもりに人には、ちょっときついかもしれませんが、できるだけ日本人同士でつるむのは、時間の無駄と思うようにしたほうがいいと思う・・・・。

留学だって、今はものすごくドルが高くなっているから料金だってばかにならないし、せっかくのチャンスなんだからね、頑張って、日本人とはつるまないで、全てを英語漬けにすることをお勧めします。

でも、ただ単にワーホリとかで楽しみに来たのであれば、それはそれでワイワイと同じような日本人とつるんで楽しんでください。人それぞれですし、誰も文句は言いません、その代わりに人の国に勝手に来ておいて、文句も言わないでださいませ。。。。日本に来て、日本の文句言ってる外国人と変わらんしね。そういう人は、楽しんだら、さっさと日本に帰ってくださいねぇ。

 

5.  楽天的に考える

日本と比べないことはもちろんなんですが、自分の尺度とも比べないことです。びっくりすることがたくさんあるのが、海外生活なんです。とにかく、いろんな人がいて、いろんな感性をそのままに生きている人がほとんど。日本は社会性や協調性をまず学校で叩き込むんですが、こちらは反対に個人としての個性を大事にした教育方針をとっていますから、真っ向から対立しています。ですから、自分の思っていることと違うことが起きても、受け流すこと。楽観的に、楽天的に考えて乗り越えることが海外でやっていくには必要不可欠ではないかと思います。そうしないと、どんどんと負のスパイラルで「こんなはずじゃなかった」とおもうことになり、ホームシックに拍車がかかるんです。

そして、明日は必ずやってきますし、失敗は日本とは違って、あなたが思うほど気にしない人がほとんど。失敗は成功のもと!笑って済ませてくれる人も多いので、その辺も気にしない方がいいと思います。

それに、焦ってみたところで何も変わらなかったりするし、それよりも「どうにかなるでしょ」くらいに考えていた方が楽な場合がほとんど。特に、海外では日本と比べるといろんな意味で温度差があるので、自分が焦っていても周りはのんびりだったりすることも多いんです。ですから、あまり深刻にならないで、ここにいるだけでも素晴らしい経験をしているんだから、と思ってみるのいいんじゃないでしょうか。

そして、たくさん友達を作りましょう。いろんな人の意見やいろんな国の人と付き合ってみると、本当に視野が広くなるし、ああ、自分で結構ちっちゃいのね・・・と思うことも多い。それが自己の成長につながると思いますよ。他人の中に自分を見つけてみましょう。

 

まとめ

基本的なことですが、日本を出るということは日本の基準はそっくりそのまま、日本に置いて出るべきだと私は思います。「日本だったら」、「日本はね」、こういうことをず〜っと言っている日本人の人、かなり多いんですよ。まあ、それがだんだんイライラしてきて、実際にね、面と向かって「じゃ、帰ったほうがいいんじゃないの?」って言ったことが何回かある。

旦那曰く「君が日本人の友達できないのは、そのはっきり言い過ぎる性格が問題。諦めて、オーストラリア人の友達を増やしなさい。ほら、もうたくさんいるじゃない」。ええ、そうなんですよ・・・友達と言える(知り合いはいるけど)日本人は周りにいないんです・・・・。まあね、日本に帰れば子供の頃からの友達がいるからいいんだけど、寂しくなったら電話すればいいし(そういえば、最近は電話してないわね)。

話がずれましたけど、本当にね、比べてもしょうがないのよ。全くもってアジアと欧米の考え方は拮抗していて、正反対なんだから。それに、やっぱり日本がいい、と思い直して帰って、腰を落ち着ける人もいるしね、最終的にはこの海外生活が自分の人生の糧になればそれでいいんです。自分が幸せだと思う場所を探して、終の住処にすればいいんです。日本だろうと、オーストラリアだろうと、イギリスだろうと、アメリカだろうと、人間なんだから、中身はみんな一緒なんですよ。いい人もいれば、悪い人もいるし、人のことを都合よく利用する奴もいるし。とりあえず、自分に正直に、清く、正しく、美しくいきていきましょう!それが世界と自分を救う最短距離だと思う、今日この頃なんですわ。