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中年期特有の心理的危機「ミッドライフ・クライシス」とは?

私は今年で49歳になります。2000年にオーストラリアに移住して、かれこれもう18年目になります。早いものです、あっという間のでした。当時は、30歳になったばかりで、さあ、これからの30代を新しい土地で自分のために築いていくぞ!と意気込んだものです。そして、来年は50代です・・・・うわぁ・・・・自分が50歳になるなんてあまり想像もしていなかった。

さて、今回は中年になった人生の節目、それぞれの年齢感覚、または心理的な状態について書いてみたいと思います。

日本ではあまり聞かないかもしれませんが、欧米ではよく聞くのが、Midlife-Crisis(ミッドライフ・クライシス)、中年期特有の心理的危機です。うちの旦那さんもあったし、私もありました。多分、私が知っている友人みんな40歳を超えるとちょっとこういう時期があるように思います。

中年期特有の心理的危機「ミッドライフ・クライシス」とは?

では、この中年期特有の心理的危機とはなんでしょう?これは、中年の人、まあ、典型的には45-64歳で起こり得る、アイデンティティと自信の変化のことです。この現象は、もちろん、個人によっても違ってきますが、年齢的な老化現象や、離婚、友人や知人などの死、また今までの人生でやり残したことなど、様々な原因によってもたらされる心理的な不安、危機感を言います。人によっては、うつ病、自信喪失、後悔、不安症、または若さに対する渇望、そして、現在の生活様式を変えたい!と気持ちを生み出すこともあります。

ただ、これは個人的な差もあるので、一概にこの年齢になると必ずしも起こるとは限らないのですが、私が知っている限りではほとんどの人が経験しているような気がします。また、子供が大きくなってきて、子離れする時期にあたり、自分の人生を見直す時期とほぼ同時期なので、「今まで私は子供のために生きてきたけど、自分のために何かしたい」と思う時期でもあると思います。では、どんな人がこの中年期特有の心理的危機「ミッドライフ・クライシス」の原因になるのでしょうか?

中年期特有の心理的危機「ミッドライフ・クライシス」の原因

この中年期特有の心理的危機において、それぞれ個人差があり、当然ながら男性と女性によって異なります。ただ、次のようなことが原因としてあげられています。主に、男性の場合は仕事がらみの内容が多いそうです。

  • 仕事で達成されなかった目標に対する深い反感
  • 自分より成功した同僚への屈辱や恐れ
  • 若々しさを感じたいと切望する
  • 年齢に対する肉体的な変化
  • 一人の時間を持ちたい
  • 特定の同僚とより多くの時間を過ごしたい
  • 性的感情の高まり、または欠如
  • 家庭内の問題、仕事、健康、経済的なことや社会的地位に不満を抱いているために起こる、混乱や怒り
  • 仕事や結婚、または今までの決断が早まったものと感じている
  • 子供の親離れ老化や両親の死

などがあります。では、これによってどんなことが起きてしまうのでしょうか・・・。

中年期特有の心理的危機「ミッドライフ・クライシス」による変化

本人の自覚があるか、ないかに関わらず、中年期特有の心理的危機によって、本人の希望や予想とかけ離れたことも起き得ます。例えば、夫婦間であったならば、旦那さんだけでなく奥さんもまたこのミッドライフ・クライシスだった場合は最悪です・・・。

マイナスになる場合:

  • 浮気
  • 離婚
  • デートクラブに通う
  • 鬱症状が出る
  • 仕事を辞める

まあ、こういう事態になった夫婦も結構知っています。実は、ウチの2軒隣のご夫婦が今、そんな感じ。旦那さんが、仕事を辞めてしまい、無職。奥さんが働いているそうですが、旦那さんが仕事に就けないのでアル中になってしまったとか。今、離婚の手続きの真っ最中で家も処分して財産分与に当てるらしい。それ以外にも浮気とか、いっぱいありますよ・・・・うん。

プラスになる場合:

  • 趣味を始める
  • 新しく事業を始める
  • 海外に移住する
  • 離婚(ひどい旦那の場合)
  • 仕事を見つける(ずっと専業主婦だった人)
  • 資格を取る
  • 大学に行く

まあ、私もこのうちの一人です。私は35歳で大学に行きましたし、旦那は48歳で新たに法学部に入学しました。そして、近所の旦那さんはアートディレクターから、脚本家に転職、今も頑張って脚本書いてます。

中年期特有の心理的危機「ミッドライフ・クライシス」の克服方法

文化的にも異なるのですが、欧米の男性は、この時期なると、エキゾチックな車のような高級品の購入、若い女性と交際したい、などがあります。73歳になる友人の男性は、35歳年下の女性と婚約しましたしね、この前。そして、55歳の友人男性もまた、22歳の彼女と婚約して、昨日、別れたらしい・・・・。ものすごく、凹んでいて、声がかけれませんでした。これは、まあ、日本でも「援助交際」に走る中年男性だったり、若い子を好んでいる中年男性もいますよね。まあ、自分がまだ「若いぞ!いけるぞ!」と再確認したいのでしょうし、まあ、大きな誤解もあるでしょうけど。そして、女性だったら、旦那さんとの関係や子供の手が離れて、自分の人生を改めて考える時期に当たると思いますし・・・。

しかし、みんな、この時期について「まあね、ミッドライフ・クライシスよ」で済ませますけど、安易にしている取り返しのつかないことが多いんです。私は、たくさんそういうご夫婦を見てきましたし、友人同士の間でも「おいおい、やばいよ、あそこ」というようなことも多い。

私が思うに、この心理的な危機感、ミッドライフ・クライシスの自覚があるか無いかでこの先、やばいことになるか、それとも残りの人生をもっと楽しむことができるようになるかが違ってくると思います。誰でも、老いはくるもの・・・。しかし、その時に幸せであるか、無いかが大きなカギになると思います。また、自覚があれば、とりあえず、カウンセリングに行ってみたり、セミナーを受けてみたり、まあ、自己啓発関係の本を読むのも良いでしょう。

まとめ

私自身がこのミッドライフ・クライシスになったのは、長男を出産して産後うつをやった後です。

「君は、これから自分の人生をやりたいように生きるべきだよ」という、ウチの旦那さんの一言だったんですが・・・。

当時、私は35歳でした。まあ、ちょっと早いミッドライフ・クライシスかもしれませんが、幼少時代から親の離婚や預けられた生活など、ちょっと人とは多く経験した部分があって、精神的に疲れていた部分があったせいか大人になるのが早かったのだと思います。そして、産後うつを機会にして「やり残したことをやらないと、死に切れない」と思ったのも確かです。ですから、私が35歳で美大を受験したのが、このミッドライフ・クライシスだった思います。

ただ、一般的に多いだろうと思うのが、ずっと真面目に勉強して、ずっと真面目に働いて、ずっと奥さんや旦那さん、子供の為に生きてきた人に多くあるように思います。私の知り合いにも何人かいるのですが、中年期に差し掛かって、「これで良かったのか?」と疑問に思うようになるようです。昔は、「人生、50年」と言う時期がありました。ですから、40歳、50歳になるとどうしてもあと、何年、自由が効くのだろう・・・と思うようになるみたいです。まあ、私も来年は50歳になりますから、あと何年、体の自由が効いて誰の助けも借りずに好きなことができるだろうか・・・まあ、20年そこそこでしょうか・・・。う〜ん、そう考えると、もしも私が35歳で本当にやりたかった「アーティスト」に転向していなかったら、やっぱり、また何かここで初めているかもしれませんよね。

ですから、今、これを読んでいる中高年の方・・・・ちょっと身に覚えがあったらば、要注意かもしれませんよぉ。

取り返しがつかなくなる前に、何かなさった方がいいかも・・・。

 

 

 

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Sakura
2000年からオーストラリア在住。シドニー某大学の修士課程卒業。『海外在住引きこもり主婦』のアーティスト兼ブロガー。専門は銅版画ですが、油絵もやります。海外生活事情や文化などを中心に書いてます。
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